わたし昔からわりと漱石の坊ちゃん好きだったしさ、ときどき「もう殴ればいいか……」とか言ってここでは武力頼みの人みたいなキャラだったりするかもしれないけど、やっぱ暴力も全然信じてないんだと今日は思った。モンキーマンをみました。
トー横家出の小6女児に暴行 不同意性交疑いで男逮捕 警視庁が注意呼びかけ 女児、1日で3人の男から被害
https://www.tokyo-np.co.jp/article/339346
1日に3人からって…。この国の大人たちはどうなってるの。おかしいよ。厳しい処罰を。
氷室冴子「シンデレラ迷宮」私もめちゃくちゃ好き
元の小説・おとぎ話で悪役にされてる女性の描写がまじでいいんだよね
https://social.vivaldi.net/@mamemumiko/110842817362851262 [参照]
ライターさんが氷室冴子おすすめに『シンデレラ迷宮』を挙げてる!
現実逃避してた女の子が夢の中で、一般的に知られてるのと少し違う歪んだおとぎ話の登場人物たちと触れ合って、自分の現実に向き合ってやっていこうと決意する話。最高なんよな。
まずifおとぎ話がめちゃくちゃおもしろい。
白雪姫の継母とか白鳥の湖の魔法使いの娘オディールとかと友達になるんやけど、彼女達が置かれてる状況がすげえ悲しいんよね。
事実は私らのよく知ってるおとぎ話のままやのに、「実はこれこれこんな事情があって」悪役とされてる彼女達が決して悪人じゃない、というifおとぎ話をいくつも作ってて、そのくだりが悲しいけど魅力たっぷり。
そして話の結末も最高。氷室冴子は他の小説でも、フィクションを現実逃避のための耽溺の道具にさせない。素晴らしい。主人公が踏み出す姿、大人になって読み返してもじーんと来たよ。
氷室冴子は最高。
https://gendai.media/articles/-/113776?page=1&imp=0
今朝の北國新聞の一面は被災地を訪れたイスラエル大使への単独インタビュー。
さすが北國新聞と言うべきか。
記事中では「若者がいなくなれば、能登半島は寂れてしまう。若者が残って、ビジネスを立ち上げ、未来をつくる支援をしたい」と語っていて本当に信じられない。
ちなみにWEB版では1文字も読めません。
ご興味のある方はご連絡ください。
「能登を長期で支援」イスラエル・コーヘン大使本社単独インタビュー
私ほぼ初めて読んだ少女小説が氷室冴子の『シンデレラ迷宮』で、これは異世界に迷い込んだ女の子が『ジェーン・エア』のジェーンや『白鳥の湖』のオディールや『白雪姫』の姫と継母の女王に出会うことで現実の苦しみを少しずつ受け入れるという話なんですが、ジーン・リースについてはこの本のあとがきで初めて知りました。氷室冴子も確か『ジェーン・エア』より『広い藻の海』(『サルガッソーの広い海』の翻訳以前はこのタイトルで出版されてた)が好きって書いてた気がするし『シンデレラ迷宮』に登場するジェーンの人物像もこの小説に影響されてた気がする。10代初めに読んで強いインパクトがあった本だけどさすがに年月が経ちすぎて正確なところが何一つ思い出せない……。
『シンデレラ迷宮』は本人が書き直してるけど初版は自閉症関連の誤った記述があったりもしたし、今読んだらさすがに古いだろうけど女性が悩みながら独りで立つために空想世界を必要とする小説として、これももう一度読みたい。
BT『サルガッソーの広い海』は大傑作だと思うのでぜひ読んでほしい!私はみすず書房の古本を購入したのですが、河出の文学全集に入ったなら図書館で開架されてるだろうし手に取りやすくなって嬉しい。アントワネット(バーサ)の苦しみを思うとやり切れない話ではあるんですが、その内面を精緻に言語化するジーン・リースの冷徹な筆致にはものすごいかっこよさがある(語彙がなくてかっこいいとしか言えない……)。『ジェーン・エア』はむしろこの小説が描かれるために必要だったと思えるくらい。
あとジーン・リース調べてみたらちょうど今電子書籍版の短編集『あいつらにはジャズって呼ばせておけ』が期間限定で安価になっていて購入してしまいました、これずっとどうしようか迷ってたんだった!思い出させてくれてありがとうございます!!しかしタイトルからしてめちゃくちゃかっこいいな!
映画と読書と漫ろ歩きを愛する氷河期世代