おはようございます。
本日は「白波が打ち寄せる波打ち際で一生を終える漁師の子なので、決まった家もありません」という歌を新古今和歌集から。
平安の漁師は、獲れる場所を求めて転々としてたんですかね…?
東京は良い天気です。
気温差大きいので、小物で調節しながら、みなさまどうぞご安全に。
12/3 No.521
白波の寄する渚に世をつくす海人の子なれば宿も定めず
よみ人知らず 新古今和歌集
練習用にともらった名古屋帯や袋帯。
名古屋帯の1本は、あきらかにお太鼓部分に何かのしぶきがかかって、そのままシミになってしまったのだろうものがあった。
おそらく祖母の帯だと思うけど、鷹揚な人で、我々孫が高価なものを壊してしまったりしても「あらまあ」っていうばかりでちっとも気にしなかったのを思い出す。
お太鼓部分なので、きっと人に何か飲み物でもかけられてしまったものなのだろうけれど、いいのよ服は汚れるものだから、とかなんとか言って、クリーニングもろくにせず、自分で拭いて終わりにしてしまったのだろう。
祖母らしいな、と帯を眺めながら思った。
おはようございます。
本日は「晴れたり曇ったりして時雨が降り続けると決まっているわけでもないのに、我が身が歳をとるのは決まっているようだ」という冬の歌を新古今和歌集から。
東京は曇っていますが午後から晴れて暖かくなるようです。
みなさま今日もご安全に。
12/2 No.520
晴れ曇り時雨は定めなきものをふりはてぬるは我が身なりけり
道因法師 新古今和歌集
着物あけて広げて写真撮って畳んで、をずっとやってました。いやーくたびれた。
でも宝箱でしたね。しっかり着てたんだなーって使用感のあるものもあったけど、買うとリユースでもそこそこするものが、一気にこれだけ揃うのは本当にありがたいです。
名古屋帯3本、袋帯2本
袷の結城紬が2枚、袷の波柄の小紋が1枚
道行1枚、羽織が1枚
絽の長襦袢と絹の長襦袢が1枚ずつ
あとは帯締めと帯揚げが割とたくさんと、半衿2枚と帯板
娘が選んだコーデ、13歳には渋すぎるけど、とても素敵で可愛い。この組み合わせで着てみたいかも。私が気に入ったのは椿の黒の名古屋帯。何にでも合わせやすそう。
母に本当にありがとうってLINEしたら「今日また送ったわよ」って帰ってきた。
え、まだくんの???🙃
おはようございます。
本日は「神様へのお供えに、この僧衣の袖でも切って差し上げるべきなのでしょうが、紅葉の美しさにも飽きている神は、お返しになるでしょうか」という秋の終わりの歌を、古今和歌集から。
この歌は、羇旅(きりょ)歌に分類されているので、素性法師が山に旅に出た時の歌ですね。
朝晩はひんやりで、寒暖差にやられています。
みなさま今日もご安全に。
11/29 No.519
手向けにはつづりの袖もきるべきに紅葉に飽ける神や返さむ
素性法師 古今和歌集
おはようございます。
本日は「思い出すだけで辛い気持ちになるあの人と、月にはなんのゆかりもないのにと思いながら、つい月を眺めてしまう」という恋の歌を新古今和歌集から。
本日も東京は晴れ。乾燥しています。
みなさまどうぞご安全に。
11/28 No.518
憂き人の月は何ぞのゆかりぞと思ひながらもうちながめつつ
後徳大寺左大臣 新古今和歌集
おはようございます。
本日は「自分から音を立てるものは、谷の夕風が吹き上げる、庭の木の葉だけだよ(訪れてくる人はいないよ)」という初冬の歌を、新古今和歌集から。
今日の関東の予想気温は20度。20度…?
気温差激しいです。皆様どうぞご安全に。
11/27 No.517
おのづから音するものは庭の面に木の葉吹きまく谷の夕風
清輔朝臣 新古今和歌集
おはようございます。
本日は「雪が降ってくると同じように冬ごもりをしている草も木も、春には花を咲かせるのである」という春を思う冬の歌を古今和歌集から。
今日は冷え込みましたねえ。
私はくしゃみが止まりません。皆様どうぞ暖かくしてご自愛ください。
11/26 No.516
雪降れば冬ごもりせる草も木も春に知られぬ花ぞ咲きける
紀貫之 古今和歌集
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避難アカウントは @kishi_touka
専業主夫と娘あり。外資系勤務。仕事のあいまに、文章を書いたり短歌を詠んだり書写や書道をしたりゲームをしたり、ときどき気が向いたら手芸をしたり料理をしたり、図書館に行ったり、あとはなんだ、ぼんやりしてます。社会人芸大生もやってます。
【好き】書道/短歌/釣り/ゲーム/アクアリウム/SF/小説/手帳
話す内容は雑多です。創作系は創作アカウントにまとめてます。