おはようございます。
本日は「夕方になると袖あたりが寒く感じるようになった。どうやら吉野の山にはもう雪が降っているらしい」という冬の始まりの歌を、古今和歌集から。

東京は日中暖かくなる予報ですが、強めの北風で体感はやや寒め。こういう時に風邪をひきやすいので、みなさまどうぞ暖かくしてご安全に。

11/23 No.513
夕されば衣手寒しみよしのの吉野の山にみ雪降るらし

よみ人知らず 古今和歌集



おはようございます。
本日は「引き潮の間に海岸を尋ね歩いてみるけれど、貝は見つからず、まるで今のつまらない私のようです」という和泉式部の歌を新古今和歌集から。

今日は少し寒さ緩むようです。急な冷え込み、結構しんどかったですね。
本日も皆様どうぞご安全に。

11/21 No.512
潮の間によもの浦々尋ぬれど今はわが身のいふかひもなし

和泉式部 新古今和歌集



おはようございます。
本日は「木枯らしの音で時雨の音が聞こえずに袂が慣れてしまったが、紅葉の美しさに感動して流した涙で濡れたのかと思ったよ」という初冬の歌を、新古今和歌集から。

今日も風がぎゅっと冷たいです。今日はどうぞ暖かくしてお出かけください。
みなさまどうぞご安全に。

11/19 No.511
こがらしの音に時雨を聞き分かでもみぢに濡るる袂とぞ見る

中務卿具平親王 新古今和歌集



おはようございます。
本日は「冬の池に住んでいる鳰鳥(におどり・カイツブリのこと)が素知らぬ顔で水底に通うように、素知らぬ顔であなたの元に通っている私のことを人には知らせないでください」という恋の歌を、古今和歌集から。

関東はいきなり冬。ピリッと寒いです。みなさま暖かくして、本日もご安全に。

11/18 No.510
冬の池に住むにほどりのつれもなくそこに通ふと人に知らすな

躬恒 古今和歌集



おはようございます。
本日は「恋しさのあまりに野の露のように消えてしまっても、誰か草花を哀れと思って見てくれるだろうか」という恋の歌を、新古今和歌集から。
書き終わってからこの歌前にも引いた気がする…と思い出しました。多分2年くらい前。

本日の東京は、朝より日中の方が気温低いみたいです。みなさま暖かくして、今日もご安全に。

11/17 No.509
恋ひわびて野辺の露とは消えぬともたれか草葉をあはれとは見む

左近中将公衡 新古今和歌集



おはようございます。疲れすぎてて二日書写休みました。

本日は「秋の形見である紅葉の唐錦を裁とうとしているのか、竜田山のまだ散り切らない枝に山風の吹く音が聞こえる」という冬の始まりの歌を、新古今和歌集から。

今年の紅葉はあっという間に色づいてあっという散ってしまいそうですね。
みなさま本日もどうぞご安全に。

11/15 No.508
唐錦秋の形見や立田山散りあへぬ枝にあらし吹くなり

宮内卿 新古今和歌集



おはようございます。
本日は「大空の月の光がすがすがしく澄み渡っていて、その光をうつす水が真っ先に凍り始めている」という冬の歌を古今和歌集から。

関東は暖かい朝。冬の歌は氷とか雪とかの歌が多くて、引く歌を迷います。寒くなるまで旅とか恋の歌にしようかな、と思いつつ。

明日は出張のため書写お休みです。
みなさま本日もご安全に。

11/13 No.507
大空の月の光しきよければ影見し水ぞまづこほりける

よみ人知らず 古今和歌集



おはようございます。
本日は「恋人は訪れず、風の気配も更けてきた頃に、あわれさを誘いつつ雁が鳴いて過ぎてゆくよ」という恋の歌を新古今和歌集から。

いつのまにか近所の川に真鴨が浮かんでいました。暑くてもちゃんと渡ってくるのですねえ。雁はこの辺では見かけませんが、昔は全国にたくさんいたそうです。
本日も気温差激しいです。皆様どうぞご安全に。

11/12 No.506
人は来で風のけしきも更けぬるにあはれに雁のおとづれてゆく

西行法師 新古今和歌集



おはようございます。
本日は「木の葉が散る宿でひとり寝る私の袖が、涙で赤く焼けてしまっているのを、知らずに嵐は過ぎてゆくのでしょうね」という冬の始まりの歌を新古今和歌集から。

昨日新宿御苑に行ってきたんですが、暖か過ぎて今年は11月だと言うのに全く紅葉していませんでした。今週も関東は暖かいようです。
気温差大きいです。皆様どうぞご安全に。

11/11 No.505
木の葉散る宿に片敷く袖の色をありとも知らでゆくあらしかな

前大僧正慈円 新古今和歌集



あれ、今日は朝書いたのに投稿忘れてましたね。

本日は「山里は冬は人も草もまばらに寂しくなって、よりさびしさが強くなるよ」という百人一首にも収められている歌を古今和歌集から。

11/9 No.504
山里は冬ぞさびしさまさりける人目も草もかれぬと思へば

源宗于朝臣 古今和歌集



おはようございます。
本日は「名取川の梁瀬(魚を取るための浅瀬)の波が音高く騒いでいる。もみぢが流れてきて寄っているのだろうか」という冬の始まりの歌を新古今和歌集から。

今日は冷え込みましたね〜。さすが冬、と思いきや、来週からまた最高気温20度らしいです? 冬??
さて、金曜です。みなさま本日もご安全に。

11/8 No.503
名取川やなせの波ぞ騒ぐなるもみぢやいとど寄りて堰くらむ

源重之 新古今和歌集



おはようございます。
本日は「山川の岩を流れる水は凍って音もないが、峰の松風だけは何もかも砕くように強く吹いているよ」という冬の歌を新古今和歌集から。

本日は立冬、関東もキリッと冷えてきました。
寒暖差あります。みなさま調整できる服装で、本日もどうぞご安全に。

11/7 No.502
山川の岩ゆく水もこほりしてひとり砕くる峰の松風

よみ人知らず 新古今和歌集



おはようございます。
本日は秋の終わり、明日は立冬です。

「道を知っていたならば訪ねても行くだろう、紅葉の葉をぬさとして去っていった秋を」という躬恒の歌を古今和歌集から。
さすが躬恒。素敵な擬人化です。

急に冷えてきました。みなさま本日は一枚多く、暖かくしてご安全に。

11/6 No.501
道知らばたづねもゆかむもみぢ葉をぬさとたむけて秋はいにけり

躬恒 古今和歌集



三連休は書写お休みしてました。
本日は「飛鳥川にもみじ葉が流れている。葛城山では秋風が吹いているらしい」という秋の歌を新古今和歌集から。
11/7はいよいよ立冬。秋も終わりです。

三連休、夏場を記録した地域も多かったようですが、今週から気温下がってくるそうです。みなさま体調気をつけて、本日もご安全に。

11/5 No.500
飛鳥川もみぢ葉流る葛城の山の秋風吹きぞしくらし

柿本人麻呂 新古今和歌集



おはようございます。11月です。
本日は「山里で蔦が這いかかっている松の垣のように、隙間なく秋の物悲しさが続くよ」という秋の歌を新古今和歌集から。

少し冷えてきたかも、の朝ですね。
朝晩に備えて羽織ものや薄い巻き物があるといいかもです。
みなさま本日もご安全に。

11/1 No.499
山里に葛はひかかる松垣のひまなくものは秋ぞかなしき

曾禰好忠 新古今和歌集



おはようございます。
本日は「散ってしまえばごみになってしまう花を、そうとは知らず迷いながら飛び回る蝶よ」という歌を古今和歌集から。

散ってしまった花びらを、拾い集めて回っていた幼い娘の姿を思い出します。花は散っても綺麗だもんねえ。

本日は久々の晴れ間。冷えていますが、気持ちのいい空です。
みなさま本日もご安全に。

10/31 No.498
散りぬればのちは芥になる花を思ひ知らずもまどふてふかな

僧正遍昭 古今和歌集



おはようございます。
本日は「寄り添っていた露と一緒に消えてしまいもしないで、涙にくれて過ごしています」という死別を悲しむ歌を新古今和歌集から。

本日の関東も雨。しとしとと一緒に、急速に秋が進んでいますが、そろそろ立冬なんですよね。
みなさまどうぞ本日もご安全に。

10/30 No.497
置きそふる露とともには消えもせで涙にのみも浮き沈むかな

よみ人知らず 新古今和歌集



おはようございます。
本日は「有明の月の他には、誰を入山(出家)の友とすべきであろう」という別れの歌を新古今和歌集から。

関東は朝からどんより。午後は雨が強くなる予報です。みなさまどうぞご安全に。

10/29 No.496
有明の月よりほかは誰をかは山路の友と契りおくべき

寂超法師 新古今和歌集



おはようございます。
本日は「夜になると寒くなって、初霜が降りた草枕を払いながら、いくども寝た旅であったよ」という旅の歌を古今和歌集から。

当時の野宿、まじで野っ原で覆いもなく霜が降りる中を寝るの、ワイルドすぎる、と草枕系の歌を読むといつも思います。

本日の関東は雨。みなさま足元お気をつけて、今日もご安全に。

10/28 No.495
夜を寒み置く初霜をはらひつつ草の枕にあまたたび寝ぬ

躬恒 古今和歌集



今朝書いたのに投稿忘れてました。
「今よりも秋風がもっと寒くなってしまったら、どうやって一人長い夜を過ごせば良いのだろうか」という歌を新古今和歌集から。

10/27 No.494
今よりは秋風寒くなりぬべしいかでか一人長き夜を寝む

中納言家持 新古今和歌集



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