おはようございます。
本日は「木の葉の色が変わるようにあなたの愛の言葉がうつろうだけでもつらいのに、追い打ちをかけるように時雨が降ってそれに拍車をかけるのは、とても辛く思えます」という恋の歌を新古今和歌集から。
今日の東京は快晴。放射冷却で冷え込みましたが、穏やかな1日になる予報です。
皆様どうぞご安全に。
11/25 No.515
言の葉のうつろふだにもあるものをいとど時雨のふりまさるらむ
伊勢 新古今和歌集
おはようございます。
本日は「時雨がひっきりなしに降るので、真木(杉)の葉も抗いきれずに色付いてきたよ」という冬の歌を新古今和歌集から。
実際に紅葉はしませんが、色が褪せたようになる様を詠んでいるようです。
本日の東京は晴れ。東京の冬らしい綺麗な青空です。
皆様どうぞ暖かくしてご安全に。
11/24 No.514
時雨の雨まなくし降れば真木の葉も争ひかねて色づきにけり
人麻呂 新古今和歌集
おはようございます。
本日は「夕方になると袖あたりが寒く感じるようになった。どうやら吉野の山にはもう雪が降っているらしい」という冬の始まりの歌を、古今和歌集から。
東京は日中暖かくなる予報ですが、強めの北風で体感はやや寒め。こういう時に風邪をひきやすいので、みなさまどうぞ暖かくしてご安全に。
11/23 No.513
夕されば衣手寒しみよしのの吉野の山にみ雪降るらし
よみ人知らず 古今和歌集
おはようございます。
本日は「引き潮の間に海岸を尋ね歩いてみるけれど、貝は見つからず、まるで今のつまらない私のようです」という和泉式部の歌を新古今和歌集から。
今日は少し寒さ緩むようです。急な冷え込み、結構しんどかったですね。
本日も皆様どうぞご安全に。
11/21 No.512
潮の間によもの浦々尋ぬれど今はわが身のいふかひもなし
和泉式部 新古今和歌集
おはようございます。
本日は「木枯らしの音で時雨の音が聞こえずに袂が慣れてしまったが、紅葉の美しさに感動して流した涙で濡れたのかと思ったよ」という初冬の歌を、新古今和歌集から。
今日も風がぎゅっと冷たいです。今日はどうぞ暖かくしてお出かけください。
みなさまどうぞご安全に。
11/19 No.511
こがらしの音に時雨を聞き分かでもみぢに濡るる袂とぞ見る
中務卿具平親王 新古今和歌集
おはようございます。
本日は「冬の池に住んでいる鳰鳥(におどり・カイツブリのこと)が素知らぬ顔で水底に通うように、素知らぬ顔であなたの元に通っている私のことを人には知らせないでください」という恋の歌を、古今和歌集から。
関東はいきなり冬。ピリッと寒いです。みなさま暖かくして、本日もご安全に。
11/18 No.510
冬の池に住むにほどりのつれもなくそこに通ふと人に知らすな
躬恒 古今和歌集
おはようございます。
本日は「恋しさのあまりに野の露のように消えてしまっても、誰か草花を哀れと思って見てくれるだろうか」という恋の歌を、新古今和歌集から。
書き終わってからこの歌前にも引いた気がする…と思い出しました。多分2年くらい前。
本日の東京は、朝より日中の方が気温低いみたいです。みなさま暖かくして、今日もご安全に。
11/17 No.509
恋ひわびて野辺の露とは消えぬともたれか草葉をあはれとは見む
左近中将公衡 新古今和歌集
おはようございます。疲れすぎてて二日書写休みました。
本日は「秋の形見である紅葉の唐錦を裁とうとしているのか、竜田山のまだ散り切らない枝に山風の吹く音が聞こえる」という冬の始まりの歌を、新古今和歌集から。
今年の紅葉はあっという間に色づいてあっという散ってしまいそうですね。
みなさま本日もどうぞご安全に。
11/15 No.508
唐錦秋の形見や立田山散りあへぬ枝にあらし吹くなり
宮内卿 新古今和歌集
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専業主夫と娘あり。外資系勤務。仕事のあいまに、文章を書いたり短歌を詠んだり書写や書道をしたりゲームをしたり、ときどき気が向いたら手芸をしたり料理をしたり、図書館に行ったり、あとはなんだ、ぼんやりしてます。社会人芸大生もやってます。
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