おはようございます。
本日は「荒れ果てて風も吹き通っていく苔むした小さな庵は、私がいなくても露が漏れて留守を守っていたことでしょう」という山の庵の歌を新古今和歌集から。
関東、今日は良いお天気ですが明日は崩れるようです。みなさまどうぞご安全に。
1/5 No.544
荒れはてて風もさはらぬ苔の庵にわれはなくとも露はもりけむ
恵慶法師 新古今和歌集
おはようございます。
本日は「一方では凍り、一方では砕ける、山の中の川のむせびなくような音が、明け方に聞こえてくる」という冬の歌を新古今和歌集から。
東京も冷え込みましたが、日本海側は雪がすごい予報ですね。
みなさまどうぞご安全にお過ごしください。
1/4 No.543
かつ氷りかつは砕くる山川の岩間にむせぶ暁の声
皇太后宮大夫俊成 新古今和歌集
おはようございます。
本日は「どんなに思ってもこの身を分けてついていくことはできないので、姿のない心だけをあなたとともに行かせることにします」という別れの歌を古今和歌集から。
今日は関東は薄曇り。少し寒々しい感じです。
みなさま今日もご安全にお過ごしください。
1/3 No.542
思へども身をしわけねば目に見えぬ心を君にたぐへてぞやる
伊香子淳行(いかごのあつゆき) 古今和歌集
今年の漢字を書き初めしたので、今年買った巳の文鎮とともに。
昨年の漢字は「安」
2023は手術もしたし、安寧の年にしたいと思って選びましたが、結局2024は再手術もしたし、仕事も色々ありましたし(特に周りの人事がコロコロ変わる年でしたし)、いうほど安寧・安定ではなかったかなって感じでした。
とはいえ、ジムに通い始めたりで運動を再開したのは良かったなと思ってまして、再手術ていったんお休み期間もありましたが、今年も続けていきたいと思います。健康と体力の安定にはつながったかなあ、って感じですかね。
そして、今年の漢字は「信」にします。
巳年だし、伸びるイメージで伸にしようかなあと思ったんですけど、展開するとか拡張するって意味を持つなら「信」もですし、今年のテーマとしては誠実に、信念を持っていろんなことをやっていきたいと思ってまして、信を選びました。
書道をはじめとして、仕事も趣味も誠実に、そして確実に進めていきたいと思います。自分の信じる道を、楽しく歩める年になりますように。
今年の漢字のお手本は孫過庭の草書です。買った落款、初押し。
おはようございます。
本日は「白波の寄せる浜辺の松の枝に手向けられている幣(ぬさ)は、かけられてから幾代までの年を経ているのであろうか」という歳月を感じる歌を新古今和歌集から。原歌は万葉集にあるようです。
本日も関東は暖かくなりそうです。
みなさま今日もご安全にお過ごしください。
1/2 No.541
白波の浜松が枝の手向ぐさ幾代までにか年の経ぬらむ
河島皇子 新古今和歌集
朝はバタバタしていたので今書きました。
今年始めは、「初春の子の日である今日に飾られる玉箒を、少し触るとゆらゆらと揺れる玉の緒よ」というお正月の歌を、新古今和歌集から。
関東は良いお天気でした。皆様にとって今年が健やかで楽しい良い一年となりますよう。
どうぞご安全にお過ごしください。
1/1 No.540
初春の初子のけふの玉箒手に取るからにゆらぐ玉の緒
読人しらず 新古今和歌集
できたわー。半幅帯3本と、角帯3本。
帯の種類によって作りやすい作りにくいがあることを知った…。特に金糸入りの織り帯はめちゃくちゃ大変だった。
まあでも色柄的に「前から見たら袋帯か名古屋帯」って感じで締められるし、帯締めと帯揚げで偽装して羽織で誤魔化す、という手段が手に入れられたなあって武器強化感があります。
角帯は、娘が弓道やってるのでそれで使ってもらいます。せっかく作ったし、袴コーデも楽しそうね。
QT: https://fedibird.com/@tina_na/113745695643873293 [参照]
買っておいた、投げ売り袋帯(メルカリで1本あたり600円)を、半幅帯と角帯にする縫い物をするかー。
綺麗だからハサミ入れるの勿体無いなって気持ちもありつつ、袋帯は袋帯で祖母から数本もらってるし、そもそもそんなに袋帯締めないしな。
検分した結果、一番左のオレンジピンクの袋帯は、折り跡もシミも全くなく、芯も柔らかくて締めやすそうな袋帯で、何にでも合いそうだったのと、引き抜き結びの練習にできそうな帯なので、そのまま袋帯として残すことにしました。
他はリメイクして惜しくない状態(まあそのまま締めても表から見える場所に難はなかったけどね)だったので、ハサミ入れますよー。
最初、表地の方に線引いて「つかねえ」って思ったけど、裏に引けば見えやすいって気がついた。
おはようございます。大つごもりの日ですね。
本日は「待ってもいない新しい年はもうすぐ来るのに、冬草が枯れるように疎遠になってしまった人は来ないままだよ」という躬恒の歌を古今和歌集から。
今年もいろんなことがあったなーと思いながら年が暮れてゆきます。
みなさま良い晦日をどうぞご安全にお過ごしください。
12/31 No.539
わが待たぬ年は来ぬれど冬草のかれにし人はおとづれもせず
躬恒 古今和歌集
今日の着付け練習おわり。
衣紋がやはり消滅し、着物がふかふかになってしまい、お太鼓もふんわりしてしまった。
着付けの道は思ったより険しい。
ぐずぐずになってしまったので着た時の写真はなし。
しかし祖母の大島はかっこよき。八掛が渋いブルーなんだけど、少なくとも30年くらい前に作ったにしては、今どきの色合わせじゃない? おしゃれだなあ。
おはようございます。
本日は「昨日なのか今日なのか、今がいつなのか、あなたに別れを告げられた後に呆然としていたらわからなくなってしまっています」という別れの歌を新古今和歌集から。
寒いですねー。年も暮れてきました。
本日も皆様どうぞご安全に。
12/30 No.538
きのふともけふとも知らず今はとて別れしほどの心まどひに
恵子女王 新古今和歌集
おはようございます。
本日は「野辺を見渡すと、ススキの根元に生えている思い草も枯れてゆく冬になってしまったなあ」という冬の歌を新古今和歌集から。
思い草はリンドウ、露草、ナンバンギセルなど諸説あるようです。
本日も良いお天気。皆様どうぞご安全に。
12/29 No.537
野辺見れば尾花がもとの思ひ草枯れゆく冬になりぞしにける
和泉式部 新古今和歌集
Twitter: @tina_na
避難アカウントは @kishi_touka
専業主夫と娘あり。外資系勤務。仕事のあいまに、文章を書いたり短歌を詠んだり書写や書道をしたりゲームをしたり、ときどき気が向いたら手芸をしたり料理をしたり、図書館に行ったり、あとはなんだ、ぼんやりしてます。社会人芸大生もやってます。
【好き】書道/短歌/釣り/ゲーム/アクアリウム/SF/小説/手帳
話す内容は雑多です。創作系は創作アカウントにまとめてます。