ちょっと怖い写真だよ!
今、ラース・フォン・トリアーの「キングダム」のTシャツ着てるんだけど、写真が胸にプリントされてて、これ見れば見るほど怖いんだよね。わたしと対面する人も普通にこわいだろうけども、この写真↓のように着ている自分から見下ろした場合も、右目とだけ目が合うんだよ……
「河本五郎 - 反骨の陶芸」@菊池寛実記念 智美術館(東京・虎ノ門)を観てきました。
https://www.musee-tomo.or.jp/exhibition/index.html
河本五郎は瀬戸に生まれ、家業も染付磁器を作っていたのですが、独自の技法を研究・開発し、家業ではなく作家として作陶していたそうです。
初期から晩年まで順に展示されており、作品の幅広さがよくわかりました。
フライヤーに使われた作品「赤絵の壺」(↑リンク先の最初に出てくる作品です)がほんとよかった。ろくろへの反発のようにどこも水平垂直をとっていない縁や、有色の釉薬のかけかた、白い土を吹きつけて表面をマットにする技法、どれをとってもかっこいい!
初期の作品によく見られた、動物や昆虫の造形もデフォルメがかわいく、生き生きしていました。太古の壁画を思わせます。
美術館自体の話になるのですが、智美術館は展示室に降りる階段や建物自体が端正で好きです。フライヤーも毎回のようにかっこいい。今回のもちょっと壁に貼ってるくらい好き。
下の写真は2019年の「野蛮と洗練 加守田章二の陶芸」のフライヤーです。デザイナーは菊地敦己さんかな。たぶんそう。
「日本の恐竜受容史」のセクションでは島津製作所が大正時代に作ったテラコッタ製の恐竜模型(写真一枚目のやつ!最高にかわいい!)から、科学雑誌や子ども向け雑誌に載っていた恐竜特集、恐竜が描かれた絵画作品(博物館などにある復元図ではなく、芸術分野で描かれたもの)までぎゅっとつまっていました。写真二枚目は国立科学博物館蔵のディメトロドンの石膏フィギュアです。これもかわいいね。
このセクションに原稿が展示されていた、所十三さんの「DINO2」(2はただしくは二乗の表記です)は、きれいでわかりやすい恐竜の絵で、ヤンキーっぽいノリの人情物語になっているギャップがおもしろすぎて、Kindleで買っちゃいました。しょっぱなからティラノサウルスのお母さんが関西弁で喋っています。
所十三さんは「疾風伝説 特攻の拓」という暴走族が主人公の漫画で有名なかたです。恐竜が大好きだそう。
DINO2 The LostCreatures 1巻 https://amzn.asia/d/1AOOPiO
「特別展 恐竜図鑑」@上野の森美術館 に行ってきました。恐竜の復元図や恐竜が描かれたアートを集めた展示で、恐竜がテーマの展覧会としてはとても珍しいのではないかと思います。作品の収蔵館も博物館が多くありました。
フライヤーなどにも使われていたイグアノドンは、特徴的な親指の骨が鼻面の角だと思われていた時代があり、その復元図の変化のおもしろさが広く知られています。展示でもいろんな時代の絵にイグアノドンが描かれているので、いる絵にはマークがついており、鑑賞者に変化の発見をうながすようなしくみになっていました。
イグアノドン関係でぐっときたのは、第一回ロンドン万国博覧会で建設されたあの有名な水晶宮を、万博後にロンドン近郊のシドナムに移設し、その中にイグアノドンのかなり大きな模型を作って、お披露目として模型内での晩餐会が開かれた、という話。写真一枚目は晩餐会の招待状だそうです。当時のイグアノドンは鼻面に角スタイルですね。
現代のわたしにはかなりキッチュに見えて、笑顔を浮かべてしまいました。イグアノドン晩餐会だよ?
1800年代は復元図も、どちらかといえば恐竜というより怪獣、空想のドラゴンに近い生物に見えます。当時の油絵の恐竜画はぜひ部屋に飾ってみたい。
会場が暗いからか、写真は全体的にブレちゃいました。
近くの畑の用水路からいろいろな生き物を獲ってきました!
どこになにがいるのかよくわからないけど周りをシオカラトンボが飛んでるし、もしかしたらヤゴがいるかもと期待して、落ち葉が積もってるあたりを網で適当にすくってみたところ、(たぶん)マメゲンゴロウやカゲロウの幼虫、ミズムシ(水生のダンゴムシ)、カワニナなどが獲れました。ヤゴはたぶんいなかったけど、当てずっぽうなひとすくいでこんなにたくさん獲れるとは。
セリも生えていたのでついでに貰ってきて植えました。
なるべく生き物の自然発生や来訪を待ちたかったのですが、ボウフラが湧きすぎると近隣にも申し訳ないので、ゲンゴロウたちに頼みます。
初めから水生植物は植えておくほうがエコトーンも早くできて、ボウフラ対策にいいのかもしれません。
初めて、群馬県立館林美術館に行きました。
行ってから知ったのですが、フランソワ・ポンポンのコレクションがたくさん収蔵されているそうで、思いがけず興奮しました。写真でしか作品を見たことなかったものの、ぜったい好きなやつ!と思っていたので。
ポンポンの名前をご存知ないかたも、大理石製のぬるっとしたデフォルメのシロクマ、と言えばピンとくるのではないでしょうか。
↓館林美術館コレクションページのトップにシロクマがでてきます。
https://gmat.pref.gunma.jp/collection/about/
ポンポンのアトリエを再現した別館までありました。当時のフランスの地方の農家を模した建物という力の入りよう。
動物の彫刻をたくさん作っており、大きな鹿の作品(実物と同じくらいな気がします)が静かな感じでとてもよかった。他の動物たちも、みんななんだか性格のよさそうな顔をしていました。
マイ池は雨で水が濁ったり、周りの土に吸収されて水位が下がったりしましたが、いまのところ静かです。
でも、もともと庭にいたカナヘビが水を飲みに来ているのは見られました!
それから、わりと毎日のようになんらかの陸上の虫が池に落下して死んでいます。ムカデとか黒っぽい小さめの甲虫とか。池内の生物がもし増えたら、そういう虫も自然と食われたりするんでしょうか。
トロ舟の縁に、覆うように土をかぶせておいたのは沈圧でなくなっちゃいました。見目の問題として、縁まで植物か土で覆い、トロ舟のプラスチック部分を見えなくしたいなーと思っているのですが、どうしようかな。
池の名前は「ちんじ池」にしました。
夏椿の花がたくさん落ちてくるのと、椿事=おもいがけないよい出来事、の意味で、「池にいままでいなかった生き物が来訪してくれますように」のダブルミーニングです。
看板も作ろかなー
最近買った写真集。裏っ返され、ファニーな造形になっちゃったテディベア集。市販のテディベアの一部を切って中身を出し、裏返して詰め直しているようです。
テディベアもいろんな造形がありますが、裏返すと熊かどうかすらわからなくなるやつ(とくに耳がうまく裏返らないやつ)があって、さらに個性豊かになり、おもしろいです。
全体的に壊れたおもちゃという雰囲気なのであわれにも感じられるし、おかしみと哀しみが混じりあい、ぬいぐるみを愛しく思う理由はそこにあるんだろなという気がします。
「BEARS」 Kent Rogowski
Published in the United States by powerHouse Books
2007年初版
庭の土を使った傾斜を赤玉土で被覆して、水を入れました。
とりあえずマイ池、完成!
基本的にはなんの動植物も入れず、勝手な訪問を待つタイプの池です。園芸品種をきれいに配置して愛でるのではなく、生物多様性の保全を目的のひとつとした池なので。
川が近く、家が建つ前はここは畑で周囲に屋敷森が残っており、そこを伝って動物とかは来てくれたらいいなーと思っています。
去年、近くで採集したセリを庭に植えていました。いま生えている湿地帯の植物はそれくらい。池の手前、ギボウシの大きい葉っぱの向こうに見える、茎だけになっちゃってるのがセリです…イモムシに食い尽くされた…でも去年もこの状態でしたが根は生きており、今年の春には新しく生えてきたので、たぶん大丈夫でしょう。
今日は池のそばの夏椿が開花しました。うちの猫も3年前、夏椿の初開花日に家に来て、ちなんだ名前をつけました。池もおなじように命名しよかな。
マイ池、うれしい! いい池になろうね。