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「特別展 恐竜図鑑」@上野の森美術館 に行ってきました。恐竜の復元図や恐竜が描かれたアートを集めた展示で、恐竜がテーマの展覧会としてはとても珍しいのではないかと思います。作品の収蔵館も博物館が多くありました。

フライヤーなどにも使われていたイグアノドンは、特徴的な親指の骨が鼻面の角だと思われていた時代があり、その復元図の変化のおもしろさが広く知られています。展示でもいろんな時代の絵にイグアノドンが描かれているので、いる絵にはマークがついており、鑑賞者に変化の発見をうながすようなしくみになっていました。
イグアノドン関係でぐっときたのは、第一回ロンドン万国博覧会で建設されたあの有名な水晶宮を、万博後にロンドン近郊のシドナムに移設し、その中にイグアノドンのかなり大きな模型を作って、お披露目として模型内での晩餐会が開かれた、という話。写真一枚目は晩餐会の招待状だそうです。当時のイグアノドンは鼻面に角スタイルですね。
現代のわたしにはかなりキッチュに見えて、笑顔を浮かべてしまいました。イグアノドン晩餐会だよ?

1800年代は復元図も、どちらかといえば恐竜というより怪獣、空想のドラゴンに近い生物に見えます。当時の油絵の恐竜画はぜひ部屋に飾ってみたい。

会場が暗いからか、写真は全体的にブレちゃいました。

「日本の恐竜受容史」のセクションでは島津製作所が大正時代に作ったテラコッタ製の恐竜模型(写真一枚目のやつ!最高にかわいい!)から、科学雑誌や子ども向け雑誌に載っていた恐竜特集、恐竜が描かれた絵画作品(博物館などにある復元図ではなく、芸術分野で描かれたもの)までぎゅっとつまっていました。写真二枚目は国立科学博物館蔵のディメトロドンの石膏フィギュアです。これもかわいいね。

このセクションに原稿が展示されていた、所十三さんの「DINO2」(2はただしくは二乗の表記です)は、きれいでわかりやすい恐竜の絵で、ヤンキーっぽいノリの人情物語になっているギャップがおもしろすぎて、Kindleで買っちゃいました。しょっぱなからティラノサウルスのお母さんが関西弁で喋っています。
所十三さんは「疾風伝説 特攻の拓」という暴走族が主人公の漫画で有名なかたです。恐竜が大好きだそう。

DINO2 The LostCreatures 1巻 amzn.asia/d/1AOOPiO

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