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「ニモーナ」それにしても主人公のバリスターが外見まで声優のリズ・アーメッドに似てて役としてはぴったりだったけど、ああいう場合って肖像権的なもの払うんだろうか?(どうでもいいことが気になる)(原作コミックのバリスターはそんなにリズ・アーメッドに似ていないみたいなので明らかに寄せた)

「ニモーナ」面白かった〜。SFかつ中世、いいとこどりみたいな世界観で便利〜と思ったけど、物語的にいってもテクノロジーだけが進化してマインドセットが閉じたまま旧態依然としている社会ということだよね。他にもいろんなポップカルチャーの影響ぽいのがうまく使われてて、そのへんもファンタジー世界と我々の現実社会とのリンクを表してるみたいでよかったです。

あーネコ主人公じゃないけど「キャプテン・マーベル」と「バズ・ライトイヤー」はネコ映画か。はからずも両方スペースキャット。イヌが人類の友であるのに対して、ネコって地球外生命体であること多くない?(某キュウべえとかも)

しかしついついせっかく映画館で見るなら評判がクソミソな映画を引き当てたくないと思ってレビューとか見てしまうけど、クソミソ映画って結局配信されても見ないから、劇場公開に何も知らずに引き当てるしか見る機会はないんだよなって。評判めちゃくちゃ低いけど私は好きっていうのあるからそういうのに出会えなくなってしまう。まあだいたいは評判めちゃくちゃ低いし私もとくにそこまで…というのだけど。

あっそうそう2016年は「Keanu」(日本劇場未公開、ソフトあり)もあったからネコ映画大豊作の年だった。監督作出す前のジョーダン・ピールも出てるしキアヌは子猫ちゃんだから本当にきゃわいいんだにゃー。奇跡の2016年以来ネコ映画なんもなくない?! 私が見逃してるだけかな。

「Nine Lives (2016)」(邦題メン・イン・キャット)、批評がクソミソだったしケビン・スペイシーが出てる(ほぼ声のみ)のでもはや歴史の狭間に消えたも同然の映画だけど私は今でも好きだよ…ネコがラグドールでめちゃかわいくて、しかもほとんどの動作があからさまにCGなのであっそうだよね現実のネコはあんまりお仕事しなかったよね!ということがわかってとても良い。

映画のイヌ枠とサメ枠、劇場公開にかぎるとじつは年に0〜1本(すごい年で2本)という狭き門。テレビ映画とか配信オンリーとかならもっと出てると思うけど。ネコ枠はさらに希少。「Nine Lives (2016)」のあとになんかあったっけ?

オッペンハイマーはやっぱり長すぎるので配信までスルーかな。年に1, 2本くらい劇場公開されるイヌ映画の今年版「Strays」きてたけどイヌ喋るほうか〜。映画のゾンビに歩くほうと走るほうがいるように、映画のイヌには喋るほうと喋らないほうがおり私は喋らないほう派。

「Renfield」の私が好きだったところは、ニコラス・ケイジ演じるドラキュラ伯爵をちゃんと悪として描いていて情状酌量の余地を与えないところかな。テーマが共依存(支配・被支配)関係なので、支配側と決別するのは必須だからだと思うけど。ニコラス・ケイジのドラキュラ伯爵なんて皆見たいわけだし、観客に人気ゆえに悪役なのに愛すべき感が出てしまう場合ってあるけど、最後までシンプルに悪でよかった。

D&Dはご機嫌な映画だけどそういえばexplicitなクイアぽさはあんまりなかったか。エドとホルガとキーラの関係は非典型的でchosen familyぽさもあるしジェンダーロールにあてまらないキャラは多いかもだけど。D&Dのゲームカルチャーではクイアなキャラをプレイすることが多いらしくてそのへんは原作文化再現になってないぞって指摘は出てたみたい。

ネトフリで検索窓に"queer"と入れたら、他のクイア映画にまじってD&Dが出てきて「ゼンエド公式だったっけ……?」となった。

Barbie思い出し感想 

「どう考えたらいいのかけっこう難しい」という初見時感想を残していたんだけど、そのこころはケン関係のことだった。というのも私は正直ちょっとケンに時間使いすぎだと思ったし、時間を使ったとてスッキリした回答があるわけでもないから、ケンに構うよりバービーのスクリーンタイムをもっと〜みたいな気持ちはあったかな。まあ差別は抑圧者側の問題というのはそうなんだけど。

Ken is me は現実世界における男性へのメッセージではあるかもだけど、男女逆転であるバービー世界のケンは現実世界における女性と同じ立ち位置だから、いくら自己啓発したところで社会的地位が変わらないかぎり解決はしないんですよね。かといって現実世界における男女差別が解決しないのにバービー世界だけあっさり解決するわけにはいかないので。結局バービー世界のケンはKen is meでは救われないし、そのへんモヤモヤしたままにならざるを得ないので、だったら別にそこまで時間を使わなくてもいいのに…ケンごときに…と思ったりしてました。

機内で「Missing」見てて、これは主人公(高校生くらい)が小さい頃にお父さんと死別していて、今度は旅先のメキシコでお母さんが行方不明になってしまい、「たったひとりの家族を失えない!」とインターネットを駆使して必死に探す…という内容なんだけど、私はでもルースターは話の都合であっさりお母さんも失ってるけど…と悲しみを背負うなどしてた。

機内で「Renfield」と「Missing」見た。どちらも90分くらいでバシッとまとまった良映画だった。
「Renfield」はめちゃポジティブなメッセージを持っていてニコラス・ホルトはキュートだしニコラス・ケイジのドラキュラ伯爵はポップだしご機嫌な映画なのだが、バイオレンス表現18禁でびっくりしちゃった。人体破壊系。ポップなグロ。人体を破壊しなければ全年齢で公開できただろうにどうしてもやりたかったんか。

「Beau is Afraid」私は面白かった(夜フライトなのに寝ないで3時間ぶっ通しで見た)。「ファーザー」が認知症の人のポイント・オブ・ビューを撮りましたけどこれは精神疾患のある(と思われる)人のポイント・オブ・ビューをノンストップで3時間見ますので人によっては苦痛だと思います(最初の20分ぐらいで苦痛だった場合そこでやめたほうがいいと思う180分見ても同じだから)。

「Beau is Afraid 」アリ・アスターを野放しにしてはいけないとあれほど言ったのに…(言ってない)

「Beau is Afraid」……(機内で見た)

トンチキ日本語ダイアログがやる気なくさせるのはトンチキだからでなく、現場に日本語話者いるのにその意見を取り入れない体制なんだってことがわかるからですよ。風通し悪そう。

Bullet Train見ようとしてるけど冒頭からトンチキ日本語ダイアログなんとかならんかったの?! これ原作日本語なんじゃなかったっけ?

こないだ見てた「Pearl」でも、ハワードのパールへの愛は本物だけどそれはパールを救いはしなかったし。人生の圧倒的つらみの前に愛は無力。ただ寄り添うことはできる。「Pearl」の場合その結果がおそらく数十年にわたる恐怖!殺人カントリーファームですが…

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