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「DeadLoch」ものすごいネタバレ(真犯人の動機) 

いやーあの人が真犯人っていうのはそりゃ消去法からいってそうなんだけど、動機よかったな。もともと女を殺していた連続殺人鬼が”改心”して今度は女を虐待する男を殺しはじめるっていうの、普通に「ありそう」って思いましたよね。蔑視してるから殺すし、蔑視してるから救ってやろうと思うし。正反対だけど同じことなんだよね。たいへん説得力があった。

「DeadLoch」E8まで完走。面白かった。エディ、下品で無礼で短絡的というサイアク系刑事(ヘテロ女性)なのだが憎めない。最初の3話くらいぜんぜん真面目に捜査しないし無能刑事なんだけど最終的に一番好きだった。あとダルシーの妻のキャスのキャラよかった。ダルシーがなんでこの人を愛しているのか、なんでこの人との生活が時にしんどいのかわかる。すごいわかる。主人公のパートナーという個性を出すのが難しい枠で良いキャラ描写。

「Deadloch」E3まで。タイプの違う二人が反発しあいながらやがて友情が生まれ…みたいなやつは星の数ほどあれど、「反発しあいながら」の部分がこんなにガチなコンビがいただろうか。反発なんて最初にちょっと嫌味言うくらいのケースも多いというのにダルシーとエディは3話にわたってマジで衝突しかしてない(主にエディのせい)ので、E3最後の歩み寄りが沁みる〜。

「田舎町で起こる殺人事件と二人の刑事」ジャンル、あまりにポピュラーだしだいたい陰鬱なトーンの作品が’多いので、ジャンルに新鮮な風を吹かすこういうブラックコメディ(ある種パロディともいえる?)良いと思う。変化球が出てくるくらいジャンル成熟してるともいえるかもだけど。

「Deadloch」E1を見てる。田舎町で起こる殺人事件ジャンル・ブラックコメディ版。だいたいアホしかいないデッドロックの町で死体が見つかり、捜査のため町にやってきたエディ刑事がまた破天荒で下品なサイアク系の刑事なので真面目なダルシー巡査部長が苦労しそうなとこまで見た。ジェンダーロールは反転されていて、そのへんの風刺も期待できそう。いい感じの導入です。

「モービウス」でも主人公紹介がてらの話の枕がノーベル賞辞退っていうの景気が良くていいな。それだけでどういうリアリティレベルの映画なのかわかるし話が早い。

作業のながら見で「モービウス」ちょっと見てたんだけど、ノーベル賞辞退するのになぜわざわざ正装して受賞式まで… 辞退は連絡きた時にやってください。

中国ドラマ、面白いには面白いのだが何しろ長い。50分×40話とかがごく普通の世界。

Disney plusで話題の「The Bear」見るかな〜。それか久しぶりに中国ドラマはどうかなと思ってIQIYIに行ってみたら、「蓮花楼」というドラマが人気みたい。武侠でミステリ(事件モノ)要素もあるって。面白そうだから観てみようかな?

その流れでGood Omens S2 

クロウリーがやろうとしてるのはロマンス(相手だけがいればいい・それ以外の価値観には意味がない)だけど、アジラフェルの世界にはまだ正義も理想もある…っていう流れでしたよね。別の世界に住んでるとああなりがち。

アジラフェルのああいう態度はロマンスの世界に生きる人から見たら手ひどい裏切りなんだろうけど、まあわりと普通…というか特にヒーロー界ではよくあることですよね。信念によって愛する相手の横っ面をぶん殴っていく行為。もはや親の顔より見た。

ネトフリでA24制作のドラマ「Beef」見てた。まともな仕事もなく八方塞がりのダニー(スティーブン・ユアン)と、裕福だが仕事と家庭からのストレスで爆発しそうなエイミー(アリ・ウォン)というまったくの他人同士が、道でクラクション鳴らしたの鳴らさないのみたいな些細なきっかけで空前の嫌がらせ合戦に突入するフラストレーション爆発系コメディ(?)。クソッタレな人生への行き場のない怒りをまったくの他人へぶつけまくる…というインターネットの我々にも覚えある構図。アジア系キャストメインの作品どんどんいいの出てきてるんだなあ。

あの場合でいえばクリフハンガーって 

「クロウリーが告白してアジラフェルの返事を映さずに暗転した」とかだったらそれがクリフハンガーだと思うけど、告白してお互いの信条の違いにより破局したっていうのはただの破局エンドでは(と私は思うけどむしろ前者のほうがクリフハンガーって言われなかったんだろうなっていう気はする)。

Good Omens S2のあれ、私はクリフハンガーとは思わないな。普通に物語としてちゃんと終幕してるから。ただやや悲劇的な結末というだけで。クリフハンガーと悲劇的な結末はぜんぜん違うものだと思うけども。

いやでもほんとにハートストッパーS2まで見て自分で二次創作したいかも!という片鱗を感じたのってハリー&アイザック(1場面5秒くらいしか絡んでない)かなあ。埋めるべき行間の存在を察知した。

ハートストッパーS2、クソいじめっ子ハリーがアイザックにカジュアルど正論パンチ(「君ってさー人のことからかって仲間内で笑い取って楽しいんだろうけど、それで言われた側がどう感じるか本当に考えてみたことある? 人間としての最低限の共感力くらいあるでしょ?」)くらってちょっと反省してたの印象的だったな。bullyというのはニヤニヤしてジョークだろ?何マジになってんの?で逃げているので、アイザックみたいなジョーク貫通ド正論マンが天敵。

そうはいってもハートストッパーS2(2回目) 

「ティーン向けの視聴率が高い作品であまりに全員が恋愛恋愛してるとそこをツッコまれるだろう、アロマンティック・アセクシャルのことも一応入れとかなければ」という空気が存在するだけでかなり一般認知が進んだとは言えると思う。それがほんとーに「一応」でしかなくても。そんなんおかまいなしだった時代が長いから。

「一応」でないちゃんとしたナラティブもあるといいけど、ハートストッパーには期待できないかなとは思う。いや本当にロマンティックなドラマだから。ひとつのドラマですべてをやる必要はないのでまあいいんだけど。

ハートストッパーS2完走。アイザック。 

ああいうグループにいたら仮にアロマンティック・アセクシャルでなくても「ついてけねえな」って思うと思うよ。というくらい恋愛がめちゃくちゃ流行っている仲良しグループである。

まあそのあまりに全員が恋愛恋愛してることをツッコまれるの目に見えてるからアロマンティックへのメンションせざるを得ないだろうなとは思うんですけど、批判された時のためのアリバイづくりという意味以上のものは私は感じなかったかな。「そういう人もいますよ。いてもいいんです!」とかいうメンションをしとけばいいってもんではないので(もちろんしないよりはマシ)。

アロマンティックな人を窒息させるのは恋愛は素晴らしい、恋愛こそ語るに足る物語である、という社会的空気そのものだから、ハートストッパーという物語はそれを再生産してるに決まってるし、作中でちょこっとアリバイづくりにアロマンティックの啓蒙をしようとほとんど意味はないと思う(繰り返すけどしないよりはマシ)。問題はハートストッパーの存在ではなく、それ以外の物語の少なさだから。

ハートストッパーS2の先生 

えっ先生コンビのシップとかもあるわけ??? 子どもたちはともかく大人組なら私もやぶさかではないですが…(急にやる気が出てきた)

そうはいってもハートストッパーS2 

Explicitな愛情表現を少なめにしたらしたで、オンスクリーンでゲイロマンスをやる勇気がないor自主規制的なものと捉えられる可能性もあるんでこのへんはほんとーーに微妙なんだけども。オンスクリーンでの表現はレプリゼンテーションであると同時に観客に消費され消耗するものでもあるから、そのバランスをとりつつ誰かの人生を豊かすることとそのために誰かの人生を破壊しないことを両立してほしいんだにゃー。

ハートストッパーS2 

というのもラブいシーンが劇中における二人の感情表現として位置づけられるうちはいいんだけど、そこに「視聴者が見たいから=ファンサービス」の要素がちょこっとでも入ってきた(もしくは意図はどうあれ入ってるように見えた)時点でそれはもう二十歳前後の演者にやってもらうことではないと思うので、その線引きはめちゃ微妙なんだけど慎重に引いてくれ〜という気持ち。こういうのはヘテロのラブシーンでも同様だけどゲイロマンスだとバックラッシュ含め演者への負担でかいからまじで頼むの気持ち。

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