この夏の暑さはこれまでと次元がことなるって感じている人は多いのではなかろうか。押しつぶされるような暑さと熱波。
気温のスケールは線形で、30,31,32,33....と増えてゆくわけだが、それを感じる生体システムの一部である感覚は、線形ではない。生理学(医学ではなく、理学の方の生理学ねー)を学んだ人だったら、それが指数関数であることは、よく知っているだろう。どこかで、ぽん、と相がかわるのである。
気温の話に戻るが、感覚の側からすると、この「ぽん」を超えたのではないかと思うのだが、論理は線形であるがゆえ、理屈でそれを主張するのはとてもむずかしい。
生理学、余談だが、1980年代ぐらいまでの生理学はさまざまな手法が数百年かけて発達した到達点で、理論に関してもすばらしいものが多かったが、分子生物学があまりに強力で、消えてしまったのだよな。80年代の日本の生理学の教科書とか、宝物である。もう、だれもそれを書けないのだ。
Lakota Nation vs. United States公式予告
https://youtu.be/eV9Oeut62vw
日本でも見れるようになってほしい作品の一つ。
私がスー族(ラコタ族をふくむ先住民)を知ったのは、トランプ政権下で強行されようとしたノースダコタ州スタンディングロック居留地での石油パイプライン(ダコタ・アクセス・パイプライン)建設への反対運動だった。
パイプラインが聖地を通り、水質汚染の懸念もある計画にスー族は強く反対し、暴力的な弾圧が行われていた。
フリントの水質汚染が問題になった時期と近かったこと、いずれも人種/民族差別が根底にあったことなどから水質汚染の面が注目された(もちろん、それはそれで重要な批判であった)けど、先住民の土地の権利や文化破壊の面を批判する声はそこまで大きくなかったように思う。
この作品はラコタ族とアメリカの150年に渡る闘いを描いたドキュメンタリー映画だ。
年齢による体力低下と更年期とこの暑さが全部重なっているせいだとは思うのですが、とにかく疲れていて何もできない…頭も身体も痺れたみたいに草臥れてる。
以前どこかのPodcastで、高温(heat)を原因とする死者は世界的にすごく多くなっている。高温は財産(property)の破壊という形を取らずエアコンを使用できる富裕層には影響が少ないが、貧困層と人間以外の生物から始まって着実に生を破壊している。ビジュアルな災害ではなくじわじわ進行するのでメディアに軽視されがちだが、これははっきり大災害と考えるべき、という話を聞いた。
更年期に入って本当に暑さに弱くなったのと、がいるのとで、わたしはほぼ切れ目なくエアコンを使うけれども、それでもこの熱でのダメージは確実に感じる。身体の弱い、或いはエアコンを使えないところから、この夏も人々がゆっくり確実に殺されているのだろうということが、自分の身体感覚を通じて推察できるようで、恐ろしい。
地球温暖化の問題はあると頭でわかってはいたけれど、地球自体が自分の周囲の空気込みで茹で上がっていくような感覚を抱君はじめたのは、この一、二年のことの気がする。
真珠湾攻撃の約半年後日本軍はアリューシャン列島のひとつアッツ島を占領している。そこで生活していた五十名ほどの程の少数民族アウレト族を、北海道の強制醜状所に全員移送した、そこの劣悪な環境で多くのアウレト族が命を落とした。当時はアリューシャン列島は、ソ連から買収してアメリカ領土になっていた、つまり日本軍はアメリカの本土の一部を太平洋戦争の初期にアメリカ本土の一分を占領していた。
アメリカの本土へアリューシャン列島沿いに本土へ攻め込む計画があったのか、それは分からない、だがアメリカに脅威を与えていたであろうことは想像できる。日本が敗戦後、アメリカは強制収容所のアレウト族を開放したが、アッツ島への帰還は許されなかった。アッツ島の地質的特徴が、核の試験場として適していたからだ。そして3発の核実験が行なわれた、そのうち一つ地下核実験としては最大規模の実験、現座も立ち入り禁止区域になっているよう。
戦争はだれにもを不幸をもたらす。もちろん、日本はりっぱな加害者であることをわすれてはならない。
超えてはいけないラインよね。
#原口一博の除名処分を求めます
こえてはいけない らいんよね
有料記事がプレゼント。8月21日 13:55まで
ネットで「うそつき」と書かれても 語り続ける元731部隊員の覚悟:朝日新聞デジタル
https://digital.asahi.com/articles/ASR8M61QZR88UTIL02D.html?ptoken=01H88MRSBS7H5P6BRNXBRAYEE5
あまりに何もかも違う感がすごくて開いた口が塞がらないですが、大事なのは人権教育をすることであり相手の意志を尊重することを学べば合意のなんたるかは自然にわかるはずなので、アプリで証拠を残すことを合意とするのはおかしいです。途中で「やめてくれ」ってなったらやめるのがまともな関係です。
【弁護士監修】性的同意アプリ「キロク」25日よりリリース
https://news.livedoor.com/article/detail/24818133/
「大阪府には専門の学芸員が不在?」
なんと「毎日」の報道によれば、大阪府には専門の学芸員が一人もいないと言う。
これで美術品コレクションを地下駐車場にビニールシートを被せて、6年間放置。挙句の果てに、デジタル化して、本体は廃棄すればいいとは、まさに「文化破壊」もここに極まれり。
そして「文化破壊」提言者の上山信一氏、ZEN大学(仮)の副学長・教授であると同時に大阪府・大阪市・堺市の特別顧問であると同時に株式会社麻生の監査役でもある。
ま、現在の日本の支配エリートに少なくとも「食い込んでいる」ということだろう。
大阪府の学芸員不在問題に戻れば、全国都道府県に「美術館」がそもそも「存在しない」所は珍しい。
吉村知事は7月の定例会見でも「新設の美術館を建てることはしない」と断言したようだが、他方何が何でも大阪万博は強行の構え。これ、優先順位が全く逆じゃないの?
ゼネコンとも関りが深い自民二階は「国家の威信にかけて」執り行うと啖呵を切っている。
「国家の威信」問題は脇に置くとして、府内で「学芸員ゼロ」は異常である。
昔は「上方芸能」という雑誌も実質もあった関西文化、このまま維新に破壊されて終わりなのだろうか?
X(旧Twitter)から引っ越してきました。
上の写真は1月に読んだ紙書籍です。
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お菓子は和菓子、洋菓子、中華菓子、エスニック菓子、なんでも好きです。
本は読後感がいい物語が好きです。
小川未明と新美南吉が読書の原体験です。
義務論/生命倫理/動物倫理
Bluesky : @okashitohon.bsky.social