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うにゃーん!綿棒の容れ物ひっくり返した!!

森見登美彦『有頂天家族』「夷川早雲の暗躍」読了。
最終章に向けての助走的な回なので、この話単体では特に感想はないなあ。
下鴨総一郎狸鍋事件の真相が明らかにされる回なのですが、下鴨家の人にとっては既に終わったことなので、犯人が分かろうが分かるまいが、どうでもいいことなんですよね。
有頂天家族は主人公の矢三郎君の講談調の一人称なのですが、一人称だけど講談調なので矢三郎君が知り得ぬことを描写していても、読んでて気にならないんだよな。
あと、お母さんも大概ファム・ファタールなのですが、矢三郎君は興味ないから、お母さんの致命的な女ぶりはあんま言及されとらんな。

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4月29日、安倍晋太郎生誕100周年

晴れてきたので、ケーキを買いに行こう!

ついったで、杉田のみおっちが「ゲゲゲの謎にどハマり中」と書いていて、「マジかあ……」となる。

頭痛くて横になってたら、寝落ちしてた。眠れて良かった。おはよう!
まだ頭痛いから、起きる気力が湧かない。

頭痛薬飲んだけど、効かねえな

「編み方は遠い昔に置いてきた白詰草の花のかんむり」
「思い出は開かない戸の中乾涸びた白詰草の花のかんむり」
2番目のほうがいい気がする。

東京15区と、島根1区と、長崎3区の補欠選挙、3選挙区とも0打ち当確!

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『ゴジラxコング 新たなる帝国』を見た。
CGがかなり雑なのですが、話もかなり雑なので、こんなもんでいいと思います。前半のほうのCGがしょぼいのも、いい判断だと思います。アメリカの映画なのに、お昼の場面が多かったのも良かったです。
怪獣の動きがまるっきり人間なのは、趣味じゃないです。

で、ですね、「怪獣物と言えば、南の島と土人の摩訶不思議文化だよね!」と言わんばかりに、その要素をストレートに全面に押し出すのは如何なものかと思います。新世紀になって四半世紀が経ってるんですよ。素朴で粗野な悪いほうの昭和を感じた。

『オッペンハイマー』を見た。
台詞と映像がちょっと観念的なので、いまいち意味が掴めん。

法廷劇パートとプロジェクトXパートの二本立ての構成で、法廷劇パートは黒幕が誰かで話を牽引してる要素もあるのですが、見てるわたしとしては無茶苦茶どうでもいいなと思って見てました。
黒幕の人の主観はモノクロで、オッピーの主観はカラーなのですが、この映像の切り分けの効果も、わたしにはちょっと分かんなかったです。
黒幕の人の顔が津島雄二に似ていて、画面に出てくるたびに、個人的にちょっと嬉しかったです。

プロジェクトXパートは、実験や投下に成功したら、やっぱり拍手と歓声が上がるんだなあと、ぐぎぎとなりました。

作中ずっとすごくオッピーが責められているのは分かるのですが、何を責められているのか、なんかちょっとよう分からんかったです。

監督の人は、人の上に原爆が落ちたことよりも、原爆がこの世に生まれたことそのもののほうを問題視してるのかなあ、とうっすら思いました。
それもまた、観念的ですよね。

『異人たち』を見た。原作未読・未視聴。
主人公の話し方がなんかネチャッとしてるし、始終じっとり嫌な感じで怖かった。
最後、主要なところはちゃんとネタバラシしてくれて終わるので、見てる最中の違和感とか不安感はちゃんと作者の意図通りだったんだと安心できます。

三連休の中日って、投票率が落ちそうだなあ

大根 さんがブースト

セカイ系が好きな理由が「異常な世界の終わりの風景を観たい」という、要は『なるたる』のラストが好きなんですが、人によってセカイ系を好きな理由がだいぶ異なりそう。

今日は、東京15区と、島根1区と、長崎3区の補欠選挙の投開票日!

いやまあ、ハイチはいつまで血を吐き、何度朝を乗り越えなければいけないのかと、思いますよね。
そういう世界の在り方は呪わしいし、わたしはそういう世界を構成している一部です。
一方で、ハイチは自らを自ら力で勝ち取ったのだと、そういう世界にわたし達は生きているのだと鼓舞してる、と思う。

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ハイチは独立後も、人種対立、南北分裂、強権的独裁政治、相次ぐ政変、プランテーションでの強制労働、アメリカからの占領と、苦難の歴史を歩みます。
ラテンアメリカ諸国が独立しアメリカと国交を結ぶ中、ハイチは国家としてアメリカから認められなかったというのは、とても酷いことだと感じました。
旧宗主国のフランスへ多額の賠償金を支払ってやっと独立国家として認められ、それがハイチの発展への重い負債となっていたことも、恥ずかしながら初めて知りました。

ハイチが「西半球の最貧国」なのは、「世界初の黒人共和国」なのにではなく、「西半球の最貧国」だからなのだと解説されています。

ハイチの独立は、人権宣言に見られるような欧州の啓蒙主義による恩恵ではなく、ハイチの黒人奴隷たちが自ら戦い自ら勝ち取った自由なのだと、本書は繰り返し繰り返し解いています。
といったように、わりと歴史の解釈にまで踏み込んで書かれている本ですが、ここまで踏み込んで解いてくれないとわたしは理解できていなかったと思うので、この本を読んで良かったと思いました。

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浜忠雄『ハイチ革命の世界史』読了。
ハイチのことをほとんど知らないので、読めて良かった。
読んでて、『風の谷のナウシカ』の「私達は 血を吐きつつ くり返し くり返し その朝をこえて とぶ鳥だ!!」という台詞を思い出しました。

はじめにを引くと、“「ハイチとはどんな国か」を説明するときには、「世界初の黒人共和国」と「西半球の最貧国」の二つがキーフレーズになるのだが、〈略〉本書が着目するのは「世界初の黒人共和国」誕生の歴史、「ハイチ革命」である。”といった感じの新書です。
要点が分かり易かったです。

ハイチの旧宗主国はフランスで、ハイチで革命(独立戦争)が起きている最中にフランスでも革命が起きていて、ハイチの交渉相手が王国→共和国→帝国→王国→共和国と、本書ではほとんど説明もなくぬるっと変わってたりします。
フランス革命と言えば人権宣言なのですが、この人権宣言がうたうところの「人間」とは何か、といったところにも筆を割いています。

わたし達は人権宣言後の世界に生きていますが、それと同意義にハイチ革命後の世界に生きているのだと、本書は訴えているのだと思いました。

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