明日の文学フリマで、大阪大学感傷マゾ研究会様(た-17)のブースにて、漫画家・豊田徹也に関する評論本を委託頒布させていただきます。こちらは、批評を書かれる方だけでなく、銭湯の掃除夫をしていた方、作中の堀のように職を転々とする生き方をしていた方など、多様な人が寄稿することで色んな人が一日の疲れを取りに来る銭湯のような本になるように作り上げた本です。
この素晴らしい表紙は、漫画家・イラストレーターのzinbei様に、「『アンダーカレント』の月乃湯の廃業が決まった場合、最後の日に豊田徹也作品のキャラクターが掃除に来たら…」というコンセプトで描いていただきました。
一部五百円ですので、よろしくお願いします。
千々和泰明『戦争はいかに終結したか』読了。
いちおう読んだのですが、読めていないというか。
戦争がどう終わったかを語るには、終わるまでにどういう経緯を辿ったか、両者の意図や誤算を語らねばならないのですが、ここが何回読んでも理解できない。
第1章の第一次世界大戦のぐにゃんぐにゃんした展開に、だいぶやられました。
第3章の第二次世界大戦〈アジア太平洋〉で知ってる話が出てきたので、ここだけなんとか頭が追いついている状態です。
結果を知ってる立場から読んでいるので、太平洋戦争末期時の日本政府首脳陣の悠長さは飲み込み難いものがあります。ポツダム宣言を最後通牒とは受け取っていなかったって。沖縄戦の惨状が、終戦への意思決定にほとんど寄与していないことに、なんとも言えない腹立たしさと虚しさを覚えます。
本書は、戦争終結を“「紛争原因の根本的解決と妥協的和平のジレンマ」”、“「将来の危険」と「現在の犠牲」のどちらを、より重視するかをめぐるトレードオフ”という視点で論じたものです。
観念的な段階では理解できるのに、個別具体的な事例に落とし込むと途端に分からなくなります。
過去を教訓として、今とこれからに活かせる気がしなくて、途方に暮れています。
何もかもが間違いな気もするし、それしか選べなかった気もするしで。
#読書
加門七海(作) 五十嵐大介(絵)東雅夫(編)『ねこまがたけ 猫魔岳 ばけねこしゅぎょうのやま』(岩崎書店)を頂いたのですが――これは最高ですね…! 猫がときどきいなくなるのは、山にある猫の国で修行していたからで、それにもあれにも化けてた…。
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おたくらしいですよ。基本的にやる気がないです。フツーにダメ人間です。今特に腰を据えてるジャンルはありませんが、ときどき何かをぽつぽつ書いてます。オススメ本とかは常に募集中です。
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