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薄い本を出せるほどの量も書けないし、布教できるほどの熱量も質もない。

大根 さんがブースト

福岡県立美術館内の喫茶店の張り紙がかわいかったので写真を撮ったけど、遠かったすぎて拡大してもよく見えないな

勤労感謝の日
十一月二十三日 勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。
(国民の祝日に関する法律(昭和二十三年法律第百七十八号)第二条より抜粋)

ヒッタイトの通史の他に、宗教や建築など、今分かっているヒッタイトのことを、簡潔に網羅的におさめている新書なのではないかと思いました。

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津本英利『ヒッタイト帝国』読了。
日本では「鉄の王国」として知られるヒッタイト。この本では、そんなこと言ってるのは日本だけだし、ヒッタイトが他の国と比べて製鉄に優れていた形跡はない、と書かれています。
この時代の鉄は主に隕鉄で、「天から降ってきた金属」と認識されていた、と。浪漫だ!

「ヒッタイトとは、文化が混在している国だな」といった印象を持ちました。
ええと、まず、「ヒッタイト」というのは現在の英語での呼び方で、正確には「ハッティ国」で、「ハッティの人々」が住むアナトリアに、インド=ヨーロッパ語族の「ネシャ語」を話す人々がやってきて、「ハッティの人々」を支配して、これが「ハッティ国」と呼ばれる国だと。で、「ハッティ国」にセム語系のアッシリア商人がやってきて交易し、「ネシャ語(ヒッタイト語)」とは違うインド=ヨーロッパ語族の「ルウィ語」、北東の「パラー語」、敵対するミタンニ国の「フリ語」を話す人が、ヒッタイトにはいた、と。これが初期のヒッタイトで、ここから帝国に発展していったそうです。頭がこんがらがる。
王位の継承もすんなりいってなくて、簒奪に次ぐ簒奪を繰り返しているのですが、系図を細かく載せてくださっているので、だいぶ助かります。

『MINIATURE LIFE展』に行った。
田中達也氏の作品展。門司港に来てくれて、ありがとう。
身近な道具や食べ物を見立て作品で有名な作家さんですが、実際に実物を見てみると、その小ささにびっくりします。ミニチュアの隣に写真も展示してくださっており、「これがこうなるのか」と、二重に楽しい。
あと、なんだかやたらに、スタッフの方々から、「写真撮影OKです」「インスタに写真アップしてください」とフレンドリーなお声がけをいただいた。

『ロボット・ドリームズ』を見た。
ストーリーも演出も外連味はなく静謐。舞台は80年代のNYで、主人公は都会の孤独な青年、その約一年間のお話。擬人化された動物たちが暮らしています。絵本がそのまま動いている感じ。
話の運び方が結構強引なのですが、絵本的な絵面なので、リアリティラインが引き下げられてて、まあいいかとなります。
友達をお金で買っていいのかと、びっくりしてしまったけれども。都会の孤独な青年とは、たぶんそういう存在なのでしょう。
セリフなしの映画ですが、表情が雄弁なので、話はすんなり理解できます。そんなに難しいことは語っていないし。
ただ、このなだらかさで1時間50分は個人的には長くて。だけど人生を語るには、この長さも必要だったのかなあ。

僕のおうちの近くでは、朝顔がまだ咲いている。
朝顔と言っても、琉球朝顔なんだけれども。

堀田善衛、読んだことがなかったので、ご紹介いただいて良かったです。
後鳥羽上皇が定家の歌に激怒した直接の理由を誰も理解できず、後世の人間が「景気が悪かったからだろう」と推し量っているのが、面白かったです。
最後のほうの、小倉百人一首が鎌倉の武士の依頼でまとめられたというくだりには、文化のプレイヤーも貴族から武士に移っていく様を表しているようで、百人一首に今までにない感慨を抱くようになりました。
定家の父、俊成の臨終に際し、日記の漢文に平仮名が混じっている箇所には胸を突かれました。己の母語で、己の感情を読み書きできることのありがたさ、というものを感じました。

堀田善衛『定家明月記私抄』『定家明月記私抄続篇』読了。
フォロイーさんのご紹介。美文を書こうという力みがなくて、文章が涼やか。冷たい水のよう。
藤原定家は平安末期・鎌倉初期の中流貴族、宮廷歌人で、新古今和歌集や小倉百人一首を編纂した人。「明月記」は定家の日記で、『定家明月記私抄』は、堀田善衛が「明月記」をどう読んだかの随筆。
戦時中の青年だった筆者が明月記の一文と出逢うところから始まっており、およそ800年前の動乱の時代が20世紀までぐっと引き寄せられてて、導入が上手いです。

同時代の他の日記も引き合いに出しながら、当時の中流貴族の生活や和歌というものの“感じ”が、立体的に分かる気がきます。
とにかく定家は金策に四苦八苦してます。また、明月記から伝わる後鳥羽帝は元気が有り余っており、定家は苦虫を噛み潰しています。
著者は、当時の宮廷貴族を、“生活者集団としては一種のフィクシオン的存在である”としており、和歌というものも、実情から切り離されたフィクシオンで人工の極であり超現実である、としています。
そういう解説を踏まえて定家の歌を見ると、時代の動乱も、定家の生活苦も、定家の性格の険も、なるほど歌には表れていないなあと思ったりするのでした。

大根 さんがブースト

吹雪の中を帰ってきた。全身が信じられないくらい雪まみれになったし、寒さで顔が痛い。

兵庫県は、県議や県庁の職員に「こいつとは仕事ができない」とNOを突き付けられた人が再任されちゃったわけですが。
既得権益と戦う知事というナラティブが勝ってしまったわけで。

そもそも、パワハラ自体はたぶん争点にならんのよな。
パワハラで辞任した泉房穂明石前市長は選挙で再任されたので(パワハラ問題で再度辞任したけど)(パワハラ問題が無かったがごとくメディアに出演してらっしゃる)。
パワハラで県政・市政が回らなくなるのが、たぶん問題。

えいご、「the」が分からん、「the」が分からん

“ようこそ、『真実』の世界へ” って感じだ

ネタバレ的な? 

出水事故が起きて遺体回収を諦めた炭鉱の上に住んでて、慰霊碑のある小さな公園で遊んでたりしてたのですが、幽霊話が本当に皆無で。
むしろ忘れ去られゆく歴史で、炭鉱遺構もどんどん消えていっていて。
炭鉱主の建てた邸宅は保存されているのですが。
洗炭場とかホッパーとか炭住とかは、本当に残ってなくて。ボタ山なんか、住宅地になってるし。

ヤマで火災事故が起きると中に人がいても水を流し込むのですが、「炭鉱夫の幽霊って聞いたことある?」と母に尋ねても、顔見知りの親だったりするので、そういう話には一切ならないと。
炭鉱夫の祟りで没落した家なんかもない、と。
「祟りで没落するなら麻生さんちなんかはとうにのうなっとるわね」というわけで。

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「 刀を鳥に加へて鳥の血に悲しめど、魚の血に悲しまず。聲ある者は幸福也、叫ぶ者は幸福也、泣得るものは幸福也、今の所謂詩人は幸福也 」
(斎藤緑雨)

来年のうちの県知事選挙も怖い。

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