面白かったです!
フランス語読みの方は是非!
でも先に映画を観てから。
https://theconversation.com/anatomie-dune-chute-et-la-question-de-linterpretation-du-recit-215817
『刀剣乱舞』における戦争犯罪の美化
刀匠である関孫六(孫六兼元)の名が付いた包丁であるとか、現在の商品にまでは私は何も言うつもりはなくて。
ただ、日帝の戦争犯罪とプロパガンダに使われた武器そのものだった日本刀の孫六兼元そのものを、負の歴史を抹消し「人斬りの花形」などと称賛し、キャラクター化して商売すること(そしてファンを増やすこと)が、本当に醜悪かつ危ういと思っている。
日本による侵略戦争の歴史をあまりに軽視している(そしてそれが許される)風潮が日本全体にあり、昨年『ゴールデンカムイ』の展示会が日帝軍服を「本当にカッコいい!」と称賛してたのと同じく、それはオタク向けコンテンツとされる場にも顕著に出ている。
日帝のプロパガンダと戦争犯罪の象徴が再び支持されることも、侵略と戦争の歴史が漂白されていくことも、旧植民地ルーツの者として私は毎回恐ろしくて腹立たしくてたまらなくなる。
すぐに『刀剣乱舞』ファンダムで「百人斬り」も孫六兼元の"逸話"として日中戦争の頃と同じように持て囃されるのでしょう。斬り殺された中国人たちのことなど誰も気にも留めず、「人斬りの花形」キャラの箔をつけるだけの"設定"として。それが分かるからこそ凹まざるを得ないのよ。
中国人/中国語話者が「怪しく胡散臭い」者として、「腹黒」で「二枚舌」の「守銭奴」かつ「裏切り者」としてメディアで描かれるのは、何度も言うが別に最近始まったことではない。『フラガリアメモリーズ』も『呪術廻戦』も『吸血鬼すぐ死ぬ』も『黒執事』も『ヘタリア』も『銀魂』も、登場する中国人表象キャラに何一つ目新しいものはない。擦られまくったステレオタイプの再生産が今でも通用し、それが市場で許される、あるいは支持されているだけである。私が産まれる前から、戦前から、日本の中国人表象はそうだったのだ。
華語圏への蔑視があり、ステレオタイプが作られ、それが100年以上変化しながらも維持され続け今もこうしてメディアで再生産されているだけだ。今も中国人キャラ/中国語話者キャラの大半は「怪しく胡散臭い」か、そうでなければコメディリリーフとしての常識の通用しない「トンチキ」に二分される。
もういい加減、やめてほしい。中国人/中国語話者という特定の属性に対して「怪しく胡散臭い」イメージを撒き散らし続けることを、やめてほしい。
私たち中国人/華人/華裔は日本ではマイノリティなので、そしてもうステレオタイプが当たり前になりすぎていて当事者でさえ諦めている人も多いので、マジョリティこそが「もうやめない?」と言ってほしい。 3/3
中国人キャラは「怪しく胡散臭い」という人間性のステレオタイプに加えて、外見にもステレオタイプが付与されている場合も多い。
糸目(眯眯眼という侮華表象の名残という説も)、弁髪(または三つ編みや一部長い髪の一つ結び)、改造チャイナ服(中華テイストを感じられるキャラ付けのための服装)、ギザギザの歯(悪食ステレオタイプから来る表象)などの有徴化が、特に散見される例だ。
また、いまだに協和語(日本が実質的に植民地支配した中国は満州で同化政策の一環として作り広めようとした簡易な日本語)を基にしたインチキ訛りの「〜アルよ」や、片言を匂わすカタカナの「ワタシ」「〜ネ」の使用など、発話においてもステレオタイプが確立して長い。
最近だと人気漫画『呪術廻戦』においても、中国人/中国語話者を表象したキャラが「悪」と結び付けられるエピソードがあった (私は『呪術廻戦』の読者ではないが、友人から知らされて該当回を確認している)。日本国内でテロを起こすことを目的とする敵役(悪役?)がおり、テロ始動に向けた密約会議においてその敵役が中国語を話していたことが話題になっていた。
このように、「裏切り者/テロリスト = 中国人/中国語話者」と人気作に表象されることも、もう慣れてしまった。2/3
繰り返し再生産されるステレオタイプな中国人キャラの話。
この投稿が流れてきて、サンリオもステレオタイプ中国人キャラ出してくるのか、と思った。ハンギョドン含めサンリオ好きだから悲しいが、日本のコンテンツにおいて、中国人表象のキャラは毎度これなので悲しみよりも「やっぱりね、そうでしょうね」という気持ちの方が大きい。
ここ(https://x.com/fragaria_sanrio/status/1714929407226433685?s=46&t=4tsZUPpZzK2N5GtXRmqOOw) に書いてあるように「怪しくうさんくさい言動が多く、腹の底が掴めない」者としてばかり、中国人/中国語話者は表現されてきた。
このサンリオ作品『フラガリアメモリーズ』だけでなく、「怪しく胡散臭い中国人」というのは他の作品でも腐るほど再生産されてきたステレオタイプだ。
この悪しきステレオタイプが中国人に対してどういうイメージを流布し、日本に住むまたは日本人と関わる中国人の生活をどのように困難にしているか、作り手だけでなく消費者も考えて、もうやめてほしいと常々思う。 1/3
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イーロン・マスクがEU諸国からX撤退する可能性について話したらしい。Treadsも来てないし、それでもザッカーバーグは困ってなさそうだからいけると思ったのかな?
イーロン・マスクはXが稼げてる国、アメリカと英国と日本だけで基本いいんだ。ヨーロッパではXはそんなにポピュラーではないし、特に稼げないし、それより何よりEUのチェックはうるさいし、放っておくと罰金取られちゃうし。
まあ、どうでもいいんだけど、実はこれって英語圏がそれ以外の世界からズレて行く元になってしまわないのかな?既にあちこち問題が起こっているのに。「民間企業」が大き過ぎると実は社会の「公」の部分に支障が出るケースがある、という事なのかもなぁ、と超資本主義のてっぺんの人達を遠くから見てる。
Xが撤退してもEUは全然困らない、実際使っている人達は少数派だし。だけど世界ってこんなところにも分断の種があるんだな。
バイデン大統領はネタニヤフ首相と会談、改めてイスラエルへの「連帯」を表明。
500人の犠牲者を出した病院の空爆に関しても、「イスラエルがやったことではなさそうだ」としました。
そもそも米国はすでに一方の当事者になっているので、その発言はそういうもの。そもそもイスラエルがガザ地区を空爆するという状況をつくらなければ、「病院の爆発」は起こらない。
病院長はイスラエル空軍から「2度の警告爆撃を与えたのに避難しなかったのが悪い」と通告を受けた、と死体に取り囲まれながら記者会見している。
ヨルダン、パレスティナのアッバス議長、エジプトの大統領はこの発言に一斉に反発。予定されていたバイデンとの会談は延期。
WHO、国連はこの病院への空爆を激しく批判。国連人権高等弁務官ははイスラエルのガザ退避勧告自体が「国際法違反」との見方を示しました。
また国連安保理では先日、ブラジルが提出した即時停戦決議案に日中仏は賛成、英国、ロシアは棄権、しかし米国が拒否権発動して却下。
EU大統領は「民間施設への攻撃は国際法違反」、EU外交安保担当も「犯罪」と述べました。
これはもはや状況が米―イスラエル枢軸になりつつあることを意味する。
日本政府は中国、仏と連携して即時停戦に向け、働きかけるべきです。
国連安保理でのブラジル提案の「即時停戦決議」、賛同を得やすいように、ロシアはあえて棄権している。
また米と「特別の関係」があり、首相官邸にイスラエル国旗をぶら下げた英国スナク政権でさえ棄権。
そして日・中・仏が賛成。
外交的には米国が如何に孤立しているかわかります。そもそも英BBCは今回ハマスを「テロリスト」と呼ぶことをやめている。
ところで、ハマスをはじめとするイスラム・ジハーディスト(スンニ派)は、ほぼすべてエジプトのムスリム同胞団から派生した。
ここにエジプトが現在頑なに国境を閉じている理由がある。
元来エジプトはアラブの大義のために十字軍国家イスラエルと4度に渡り多大な犠牲を払って戦う。第二次中東戦争の政治的勝利(スエズ運河奪回)の後、ナセルは「現代のサラディン」とされた。
しかし、第四次中東戦争の後、サダトはついに米国に屈服、ソ連と断交し、イスラエルと国交回復(キッシンジャー外交)。
これに反発したグループはサダトを暗殺、また新自由主義@エジプトによる不平等の広がりの受け皿としてムスリム同胞団が勢力拡大。
「アラブの春」の後総選挙で政権を取るに至る。しかし、軍はこれをクーデターで打倒=シシ政権。
であるからシシ政権にとっても現在綱渡り状態なのです。
朝トーストを焼いていたら、窓の外に何か動くものが。
あれっ?と思ったらクレーン車に乗ったお兄さん達が街灯のペンキ塗りをやっていた。
「うわぁ。丸見えやん。家ん中でパンツいっちょで歩いてたら大変やな」と言うと通りがかった上の子に、
「パンツでウロウロしなかったらいいんやん」と言われてしまう。
…確かに。
Voyageur dans l’espace, dans le temps et aussi dans les pensées