バイデン大統領はネタニヤフ首相と会談、改めてイスラエルへの「連帯」を表明。
500人の犠牲者を出した病院の空爆に関しても、「イスラエルがやったことではなさそうだ」としました。
そもそも米国はすでに一方の当事者になっているので、その発言はそういうもの。そもそもイスラエルがガザ地区を空爆するという状況をつくらなければ、「病院の爆発」は起こらない。
病院長はイスラエル空軍から「2度の警告爆撃を与えたのに避難しなかったのが悪い」と通告を受けた、と死体に取り囲まれながら記者会見している。
ヨルダン、パレスティナのアッバス議長、エジプトの大統領はこの発言に一斉に反発。予定されていたバイデンとの会談は延期。
WHO、国連はこの病院への空爆を激しく批判。国連人権高等弁務官ははイスラエルのガザ退避勧告自体が「国際法違反」との見方を示しました。
また国連安保理では先日、ブラジルが提出した即時停戦決議案に日中仏は賛成、英国、ロシアは棄権、しかし米国が拒否権発動して却下。
EU大統領は「民間施設への攻撃は国際法違反」、EU外交安保担当も「犯罪」と述べました。
これはもはや状況が米―イスラエル枢軸になりつつあることを意味する。
日本政府は中国、仏と連携して即時停戦に向け、働きかけるべきです。