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暑い日が続く夏、冷やして飲む『実からうまれた月桃茶』はいかがですか?
月桃のほんのり甘く爽やかな香りが、心身をリフレッシュさせてくれます。
月桃は、沖縄で古来より薬やお菓子の香りづけなどに用いられてきたハーブ。
葉を用いたお茶もありますが、こちらは実(種)が原料です。(続く)→

(続き)→ 押入れの中に積み重なる沢山の日本兵の幽霊。
過去に首を吊った男性のぶら下がる姿が、今も見えるガジュマルの木。
工事中に出土した厨子甕(沖縄の骨壷)を捨てた祟りで、次々と亡くなる工事関係者。
また、自分が死んだと知らされて驚くおばあさんの霊や、公園でキジムナーと遊んだ体験談も。
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沖縄ではあの世とこの世の距離が近く、日常の中に不思議な物事が紛れ込みやすいのかもしれません。
何かあれば霊能者「ユタ」さんにお祓いや魔除けを頼むのも、沖縄ならではでしょう。
小原さんの琉球怪談本は他にも沢山あり、どれも怖くて興味深い話が満載。
この夏、ぜひ一度読まれてみては?👻

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夏はお化けの季節、そして怪談の季節!
こちら『琉球怪談百絵巻 不思議な子どもたち』(2013刊)は、沖縄の怪談集。
著者の小原猛さんが、実際に体験した人々から聞き書きした、怖くて不思議な実話100篇を収録。
タイトルに「絵巻」とある通り、全ての話には三木静さんによるイラストも添えられています。
(続く)→

(続き)→ ①『沖縄の証言』では、沖縄島の療養所「愛楽園」を取り上げ、沖縄戦時の日本軍による患者の強制収容や、空襲による施設破壊・戦後の飢餓などを、体験者の証言を交え説明。
上陸した米軍に園を囲まれる緊迫した状況、患者の命より日本軍を優先する施策などが、生々しく浮かび上がります。
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②『20世紀の光芒』では、明治・大正から昭和初期にかけ、ハンセン病患者が受けてきた差別の歴史を解説。
沖縄の社会にもあった根強い偏見の実例が示され、暗澹たる気持ちに。
番組『隔離と戦禍』でも語られていた憲法13条「個人の尊重」の精神、これをまず私達自身が肝に銘じねばなりません。

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昨夜、Eテレで放映された『隔離と戦禍〜沖縄 ハンセン病患者たちの受難〜』。
関連書籍を2冊ご紹介します。
①『沖縄の証言 激動の25年誌』(1973刊)
②『沖縄 20世紀の光芒』(2000刊)
それぞれ沖縄の近・現代史のトピックを扱う本ですが、その中でハンセン病についても取上げています。
(続く)→

今夜(8月10日・土) 22:50より、NHK Eテレの「ETV特集」にて『隔離と戦禍〜沖縄 ハンセン病患者たちの受難〜』が放映されるそう。
沖縄戦時、日本軍はハンセン病患者をどのように扱い、何をさせたのか。
なぜ約400人もの患者達が死なねばならなかったのか。
ぜひご覧ください。
nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/
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(続き)→ 耳が聞こえない事によるプレーのやりにくさや高野連加盟の壁など、様々な困難がありながらも練習を続け、野球に打ち込む選手達と監督。
当時その様子が全国に報じられ、県内外の多くの人々から応援があったそう。
また本作は後に漫画化・映画化もされています。
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ところで、生徒達が聴覚を失う原因となったのは、1964年にアメリカで大流行した風疹。
それが米軍基地経由で沖縄住民に拡散、感染した妊婦の子ども500名近くが聴覚障がいを持って生まれました。
そのため子どもの親達は自分を責め苦悩し、それだけに野球を通してのわが子の成長を喜んだのです。

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こちら『遥かなる甲子園』(単行本1987/文庫1990刊)は、高校野球を取り上げたノンフィクション。
舞台は、聴覚に障がいを持つ子ども達のため、1978年に沖縄・北中城村に設立された「北城ろう学校」。
その高等部の生徒達16名が野球部を作り、81〜83年にかけて甲子園を目指す姿を追った作品です。
(続く)→

(続き)→ キジムナーの友達・トントンミー(トビハゼ)を捕え、病気の母に食べさせた少年。
怒ったキジムナーは復讐しようと少年の家にハブを投げ込むも、少年の歌の力で花や三線に変わってしまいます。
母のため懸命に働く姿から、少年のあだ名も「とんとんみー」であると知り、憎しみを捨てるキジムナー。
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やがて二人に友情が芽生え、後半の冒険でキジムナーは身を挺して少年を守ろうとします。
ファンタジックな物語から浮かび上がるのは「怒りや憎しみを超え、友愛を交わす事ができるか」という重い問いかけ。
SNSでの誹謗中傷や差別・戦争を繰り返す大人こそが読み、考えるべき名作です。
ぜひ再版を!

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昨夜の「ちゅらさんトーク」にてご紹介した絵本、『とんとんみーときじむなー』(1987刊)。
現在版元に在庫が無く、当店でも今のところ品切れですが、あえてご紹介します。
沖縄の木の精霊・キジムナーと人間の少年との交流を、美しい染め絵で描いた田島征彦氏の著作。
その内容は…
(続く)→

朝ドラウォッチャーのホリーニョさん・ももたさん・やまちさんによるX /スペースでの『ちゅらさんトーク』。
今夜(8月5日/月曜)、22:00スタートです📻
twitter.com/i/spaces/1vOGwrLqB
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まめ書房からは、ドラマに登場する沖縄の文化・歴史や新たな発見など、まめ知識をお伝え。
今週は沖縄で真理亜さんが買っていた絵本に目がとまりました📚。
どうぞお楽しみに!
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【お知らせ】
以前もお伝えしましたが、今週8月9日(金)は臨時休業いたします。
7日・8日の定休日と合わせて三連休となり、10日(土)より平常通りの営業となります。
ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします🙇🏻
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(続き)→ ①『南島遡行』は1984年刊。
'70年代に書かれた紀行文や随筆を中心とする作品集。
奄美・沖縄・宮古の島々を巡り、各地の伝統文化や自然の魅力を紹介。
特に奄美の民謡や昔話、宮古の祭祀のルポなどは、貴重な記録と言えるでしょう。
また一方、沖縄の中にある奄美出身者への差別の話も。
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②『あまくま語り』は2004年刊。
こちらは'80年代以降に書かれたコラム集で、“あまくま”とは”あちこち” の意味。
著者は旺盛な好奇心で、島々の歴史や文化から日々の出来事までを見つめ、様々な想いを綴ります。
味わい深い文章で、琉球孤の過去から現在までを巡る「心の旅」が楽しめる秀作です。

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奄美出身の作家、中村喬次氏が8月1日に亡くなられたとの事。
氏は1939年奄美大島生まれ、奄美と沖縄の新聞社に勤めながら、小説やエッセイを上梓。
特にこちら2冊のエッセイ集は、奄美から沖縄・宮古・八重山までの「琉球弧」での勤務経験や豊富な知識が生かされ、読み応え充分です。
(続く)→

#南方新社

(続き)→ 本書は刊行が50年前だけに、今は見られない貴重な風景を捉えた写真が豊富。
守礼門の後ろには、戦火で失われた首里城跡に建てられた琉球大学の校舎が。
竹富島に残る藁葺き屋根や、素朴な道具で糸を紡ぐ久米島の女性達。
まだ本部大橋の無い渡久地港、八重山諸島を結ぶホバークラフトなども。
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一方、巻末にある広告ページにはゴルフ場・高級洋酒・宝飾品店などが並びます。
日本復帰前後の沖縄観光の”目玉”がそれらであり、沖縄本来の自然や物産品ではなかった事が窺えます。
だからこそこの書籍からは、沖縄が誇る豊かな歴史や文化を記し、日本に知らしめたいという熱意を感じるのです。 [添付: 5 枚の画像]

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こちら『沖縄の旅 その風土と歴史』は、1974年刊行。
沖縄・宮古・八重山の名所旧跡を中心に、伝統行事や工芸・芸能、そして軍事基地までも取り上げ、紹介しています。
その詳しい解説により、観光客向けのガイド本に止まらず、沖縄の歴史・風土・文化を学ぶ入門書としても充分な内容です。
(続く)→

(続き)→ そして1972年5月15日、日本復帰によりようやく憲法が適用されるその日に沖縄で発行されたのが、憲法の解説書『ポケット版 憲法手帳』でした。
刊行後、沖縄の議員達は保守・革新に関わらずこれを携帯し、事あるごとに憲法を確認したそう。
その序文には、すでに憲法の形骸化への警告も。
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同書はその後も更新を重ね、『21世紀版 わたしの憲法手帳』(2015刊)として今に続いています。
現代の沖縄からの視点で憲法の条文を取り上げ、社会や政治の問題を憲法の精神から解き明かす本書。
大城ゆか氏によるイラストも親しみやすく、自分ごととして憲法を学べる、優れたロングセラーです。

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朝ドラ「虎に翼」で”法の下の平等”を掲げ、寅子に希望を与えた「日本国憲法」。
しかし当時、憲法が適用されない人々がいたのをご存知ですか?
それは敗戦を機に日本から分離された、沖縄の人々。
戦後27年もの間、米軍に統治された沖縄は、日本の憲法からも蚊帳の外に置かれたのです。
(続く)→

【8月のスケジュールのお知らせ】
8月9日(金)は臨時休業いたしますので、ご注意ください。
それ以外は、平常通り水・木曜が休みです。
素晴らしい沖縄の本と工芸品を揃え、皆様のお越しをお待ちしています。
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定休日 水・木/OPEN 11:00〜19:00
神戸市東灘区岡本1-12-26 マンション藤105
阪急岡本駅🚶🏻2分 JR摂津本山駅🚶🏻5分
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(続き)→ 実施の日付から「730(ナナサンマル)」と命名されたこの一大イベント。
その時の様子が『復帰後世代に伝えたい「アメリカ世」に沖縄が経験したこと』に書かれています。
4,200人の警官が交通整理にあたるも、人身事故41件・物損事故528件が発生、混乱は10日あまり続いたそう。
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政府は道路設備の工事やバス車両の切替えなどに400億円を投じ、経済効果もあった一方、クルマの流れの変化による営業損失や新たな渋滞など間接的被害も。
そうそう、当時作られたキャンペーン曲”ナナサンマル音頭”は、YMOの”Absolute Ego Dance”にも一脈通じる名曲?です😅
youtube.com/watch?si=mHeie3UlT

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