(続き)→ キジムナーの友達・トントンミー(トビハゼ)を捕え、病気の母に食べさせた少年。
怒ったキジムナーは復讐しようと少年の家にハブを投げ込むも、少年の歌の力で花や三線に変わってしまいます。
母のため懸命に働く姿から、少年のあだ名も「とんとんみー」であると知り、憎しみを捨てるキジムナー。
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やがて二人に友情が芽生え、後半の冒険でキジムナーは身を挺して少年を守ろうとします。
ファンタジックな物語から浮かび上がるのは「怒りや憎しみを超え、友愛を交わす事ができるか」という重い問いかけ。
SNSでの誹謗中傷や差別・戦争を繰り返す大人こそが読み、考えるべき名作です。
ぜひ再版を!