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『小さなことばたちの辞書』
著/ピップ・ウィリアムズ
訳/最所篤子

英語の全てを記録するという目標を掲げる『オックスフォード英語大辞典』の編纂に携わる人々と、辞書からこぼれおちたことばたちを拾い集める女性の百年にわたる物語。

幼い主人公がことばを探し求める時間が愛おしくて、読めば読むほど主人公は成長して物語の終焉に近づいてしまうのが悲しかった。本でも映画でも、そういう作品に出合えるとしあわせだなと思う。

この小説は冒頭からずっと不在の母親を求め続けていた。死んでしまった人の事を考えるというのは文字を読むことに似ているのかもしれない。文字になったことばは死んだことばだと誰かが言っていた(忘れた…)
誰かのいない空白を埋めるのも、不在の輪郭を強調するのも、ことばなんだな。

終盤、主人公が集めた辞書には乗らないことばたち=「迷子のことば」がしかるべき人の元に届き受け継がれたのが、切なくも嬉しかった。不在から始まった物語は、次の者に自らの不在を示すことで終わる。

うまいことまとまらないんだけど、母語話者が存在しない人工言語のエスペラント語で唱えられる「安心」が迷子のこどもに伝わるシーンがよかった。どんなことばも愛おしくなるようだった。

【英語学習記録(3/14木)】 

・英語のハノン(中級)
→2.2(×3回)
文字としては認識してるのに口がついていかないのでheをsheと読んだりしている。ウィークニングが苦手。

【英語学習記録(3/13水)】 

・英語のハノン(中級)
→2.1(×3回)
イントネ~~~ションがヘタクソ~~~なので練習のたびに嫌気がさすね~~~

【英語学習記録(3/12火)】 

・英語のハノン(中級)
→1.9(×4回)
相変わらず中級はずんどこぼろんちょだけど、初級読むより面白いのでもうちょっと頑張る。

【英語学習記録(3/11月)】 

・英語のハノン(中級)
→1.7(×1回)
→1.8(×3回)
男性音声のときはやたら難しい&早いので復習がてら翌日も繰り返して、女性音声のときはまだ読みやすいので三回読むようにした。ちょっとずつ口が回ってきたぞ~がんばるぞ~。

『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』感想つづき2 

あとね~~~

これも近年の子供向け映画ってことである程度仕方ないんだろうけど、全部台詞で説明しちゃうんだよねえ~~~!

終盤の友達パワー全開シーンもまあまあ酷かったけど序盤の街案内が見ていて特に辛かった!!ながら見じゃなければ耐えられなかった!!ながら見だから耐えられた!!

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『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』感想つづき 

あとこの映画最大の皮肉が効いていてよかったのが、独裁都市ののこりカスをごみ袋に入れちゃうところ。独裁のための装置が目の形をしてるのもよかったね。ビッグブラザーだね。おとなになったときに思い出してほしい。

架空メカや謎装置の破壊シーンはかなり丁寧に描かれる一方で、飛空艇墜落や住民避難シーンがかなりあっさり味付けだったのは、災害を想起させる描写に気を遣っていたのかなと思った。東日本大震災に限らず、この国に住んでる以上必ず災害が起きる。いつも見られる映画にするには都市破壊演出は入れられなかったのかな~、などと。

もうちょっと空中戦というか、大空を舞う楽しさ的なシーンが多いかな~と思っていたらそうでもなく、一番ワクワクしたのが予告編だったな~と思ったのは残念。

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『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』(2023)
監督/堂山卓見

三日月形のユートピアを探すのび太達が、誰もがしあわせに暮らせる都市「パラダピア」に迷い込んで完璧な小学生になるハズが…?

大方の予想通り、完全無欠の未来型ユートピアに見えた世界は実は人の心を支配することで成り立つ監視国家であり、住人は特殊な光で思想を統制されられていたという展開になる。住民の大半がこどもたちという点がなかなかリアルで嫌だった。独裁者は教育から支配してくもんだからね…。

成人女性(と思われる)キャラクターが、窮地を子供たちに任せてどっか行ってしまったのはだいぶ無責任だった。でもドラえもんというコンテンツの性質上ある程度仕方ないな~とは思うし、その人物も義賊寄りのアウトローっぽく描かれていたので、目くじら立てるほどではないが。あと「不完全な僕たちだからこそすばらしい」という主題はいいとして、かといってジャイアンにいじめられるのを許容したらいかんので、友情パワーで本当の心を取り戻す展開はちょっとテーマを単純化しすぎちゃうか?と気になった。それはそれとして洗脳が解けるシーンは熱い。大好きですああいうの。

ドラえもんに同じネコ型ロボットの友達ができる、という設定は今まであまりみたことが無くて良かった。

【英語学習記録(3/10日)】 

・英語のハノン(中級)
→1.7(×4回)
一回目はずたずたボロンチョだけど、四回繰り返したら四回目にはなんとかなる。がんばる。ところでクジラ構文って何なの。今から怯えている。

【英語学習記録(3/9土)】 

・英語のハノン(中級)
→1.5(×1回)
→1.6(×3回)
一週間続けたらちょっと思い出してきた気がする。でも「accompanied by an adult」みたいな文がくるとイイイイイ~~~~~!ってなる。アカンパニードバイ(ヤ)ン(ナ)ダルトみたいな発音になる。めっちゃ言いにくいねん。

【英語学習記録(3/8金)】 

・英語のハノン(中級)
→1.5(×4回)

さすがに4回やったら慣れて言えるようになってきたな…やはり毎日4回やるか…。

【英語学習記録(3/7木)】 

・英語のハノン(中級)
→1.3(×1回)
→1.4(×3回)

昨日ボロボロだった1.3をもう一回読んでみたら、昨日より明らかに読めるようになっていてハノンすげ~となった。継続は力なりと信じてがんばる。
初級とおなじく、難しい例文と比較的優しい例文が交互にあらわれている気がする。

【英語学習記録(3/6水)】 

・英語のハノン(中級)
→1.3(×4回)
さすがに4回目はちょっと追いつけるようになった。舌は攣りそう。
最近5歳サンに「ママは英語がにがてだから5歳サンが問題だしてあげるね!」って単語クイズだされる。ママがんばる。

【英語学習記録(3/5)】 

・英語のハノン(中級)
→1.2(×3回)
初級の文章に飽きちゃったので中級やるか〜とおもいはじめたけどいきなり挫折しかけてる。三ヶ月サボってたのもあるけどぜんぜん口が回らん!速い!初級から出直せということ?!!

【英語学習記録(3/4月)】 

長らくサボり散らかしていたハノンを再開するぞ~~~~~~!!!!!

・英語のハノン(中級)
→1.1(×3回)
久しぶりにやったら全然口がまわらないうえに、中級はスローverがついてなくて全然ついていけなかった。むずかしい。前途多難。1問三回ずつくらいのペースでぼちぼちやりたい。

『怪盗グルーの月泥棒』(2010)
『怪盗グルーのミニオン危機一髪』(2013)
監督/ピエール・コフィン、クリス・ルノー

黄色い生物ミニオンと自称大悪党のおじさんグルーのスラップスティックコメディ。私の知識はこれだけで娘が三人もいるのは知らんかったので大変驚いた。しかも続編の危機一髪を先にかけてしまったので状況が読み込めず大いに困惑した。

2010年のこども向け映画で「男らしさにこだわる中年男性が、強さを断念してケアする者(=三姉妹の保護者)になる」ってストーリーをやってるのが凄い。

2013年の続編では「こどもには母親が必要」等ツッコミたい点はあるものの、グルーが過去のトラウマから恋に興味を持た(て)ない⇒行動を共にした相手への気持ちを自覚して結婚って展開はいいなと思った。ただのビジネスパートナーだったはずの博士が三姉妹を「わしの家族」と宣言して助けに行ってる展開もよかった。グルーと実の母親はわだかまりを残すものの関係を否定しきらず、かといって血縁至上主義にもなってない塩梅、娯楽作品としてのポジション取りがうめぇ~な~とおもった。

思っていた以上に「悪人・グルー」のキャラクターが複雑で魅力的だった。5歳サンはおなら爆弾に夢中だったし最近ミニオン語で喋ってます。だよね。

『女たちの沈黙』
著/パット・バーカー
訳/北村 みちよ

トロイア戦争の終盤を舞台に、戦争に翻弄される女性たちと戦いをやめない男たちの物語。

凄く静かな読後感で、全体の雰囲気は『ハムネット』に似ていた。ただ主人公の状況は『侍女の物語』だったので、読むのはしんどかった。

ギリシア神話もトロイア戦争も予備知識を持たない状態で読んだので、時代背景と人物名の整理に少し苦労した。ただ「どんな時代であれ戦争はクソ」という理解さえあれば読み進められる。戦争がどういった名目で起きて、誰が闘い、誰が殺されて、語り遺されるのはどういった存在かについて描かれている。言わずもがな、語られるのはいつも剣を持って前線に立つものだ。それは今でも変わらない。ゼロ戦に乗る男たちの物語は語られても、南方で餓死した男のエピソードは物語られないように。あるいは、住処や家族を奪われたうえに勝利の褒章として男たちにあてがわれる女性たちの物語が記録されていないように。

沈黙に潜む傷、喪失、慟哭、愛。伝説のなかにだってかならず存在していたけれど「ないもの」とされてきた物語を語りなおすための小説だったとおもう。

年末に観た『岸辺露伴ルーヴルへ行く』はけっこうおもしろかったんですが、良くも悪くも邦画ドラマの実写化な出来だったので、そう思うと劇場版『昼顔』の完成度は異常やなって思いました。劇場版『昼顔』は凄いぞ。ドラマも凄いがドラマを観てなくても大丈夫な内容でおすすめです。

いままで書いた感想をざ~っと読み返していると結構おもしろいこと書いてるや~ん、と思えたので、今年も頑張って書きたいです。今はパット・バーカー『女たちの沈黙』読んでます。トロイア戦争を舞台にした『侍女の物語』みたいな話。年始早々雑な感想だな。

今年は英語の勉強をはじめて、僅かなりと成長が感じられたので、来年も引き続きがんばろうとおもいました。最近さぼってるので年明けから本気出す。あとこれは毎年言ってるけどもっと映画が観たいしたくさん本が読みたいな。
来年もどうぞよろしくお願いします。

今日は映画館でトットちゃんとゲ謎(3回目)の二本立てしました。楽しかった……。

ゲ謎は久しぶりに沼、というか穴にストーンと落ちた印象。この落ちっぷりはズートピア・シンゴジぶり。3回観ても面白かった。早く円盤にならないかな。中盤のバトルシーンをリピートしたいんや。

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