こちらの記事で『大阪SFアンソロジー』をご紹介いただきました!
玖馬巌さん「みをつくしの人形遣いたち」がピックアップされています。
知財ハンターがオススメする「SFの世界を描いた本」【知を読む】
https://chizaizukan.com/pickup/column/5YFwOYKNiCqsjocrQdEAg7//
玖馬巌さんの改題記事もおすすめです!
科学・芸術・大阪の未来のすがた:SF短編『みをつくしの人形遣いたち』| 玖馬巌@くまラボ @qumaiwao #note https://note.com/qiwao/n/nc1f2030ac1de?sub_rt=share_sb
本日発表されたネビュラ賞の話題。
長編部門受賞作のヴァジラ・チャンドラセケラThe Saint of Bright Doorsは、ちょうど某雑誌のSF特集のために200文字感想を書き下ろしたところでした。
ミエヴィル作品に例えている人がいたのも読んだ動機のひとつです。
主人公は、母によってカリスマ的指導者である父を破滅させ、あらゆる破戒を遂げるよう幼少期から教育されてきたフェッター(足かせ)です。
成長した彼は大都市に上京し……マッチングアプリで彼氏を見つけ、超能力者の家族から政治活動家まで所属する地方民の自助グループに参加して、新規上京者の助けになってくれるヤツという定評を得て、普通に暮らすのでした。
しかし父親の熱狂的信者たちが毎年クラウドファンディングで彼を都市に招聘しようとしているのが発覚。運営に通報してみても阻止できません。
はたして母親の言うとおり、暴力のみが世界を変える唯一の方法なのか?
体制の監視や管理に個人はあらがいきれるのか?
社会批判、現代批判色の強い幻想文学です。
なお私も各所の書評で勉強したのですが、本書のモチーフのひとつは釈迦が妻子を捨てた話。主人公は息子のラーフラにあたります。
ネビュラ賞の最新受賞作&候補作一覧はこちらです。
映像表現部門は『バービー』
ゲームライティング部門は『バルダーズ・ゲート3』
https://nebulas.sfwa.org/award-year/2023/
恵投御礼! 日下三蔵さまから頂きました!
旧鳥でジュブナイルの話題が盛り上がっていたとき「小学校のとき読んだ「おれたつの」→「折れた角」というキャラが出てくる作品が好きだったのにタイトルがわからない」とツイートしたら、編者の日下さんからそれは都筑道夫の「妖怪紳士」だと教えて頂き、そのうえ日下さん編集の都筑道夫少年小説コレクション「妖怪紳士」を贈呈頂く、という奇跡のようなことが起きました。
五十数年ぶりに手にした「妖怪紳士」……感無量です… 「妖怪紳士」と続編である第二部、それに「ぼくボクとぼく」が収録されています。
私が読んだ版はおそらくソノラマ版で、続編の方は入っていなかったからこちらは初読。
大人向けの都筑道夫作品では「銀河盗賊ビリイ・アレグロ」「未来警察殺人課」が好きでした。小学生のとき「妖怪紳士」が好きだったことなんてすっかり忘れて読んでいたんですよね。
タネなしピーマン作り、90年代後半から試行錯誤してきたらしい。
https://www.tbs.co.jp/gacchiri/archives/2018/1216.html#b1
2013年に特許登録、2019年に商標出願・登録されてました。虎の子のピーマンなのだなぁ。
Stranded: Alien Dawnっていうゲームがありまして、
自然と植物と虫と動物たちのいる未開の地球型惑星に、数名が不時着したり、新天地を求めてやってきて、
生存のために墜落した宇宙船を物色し、未知の存在を観察して、食べ物を探し、畑で育て、木を切り、家を建て、油をしぼり、燃料をつくり、調理し、暖を取り、布を作って、服を仕立て、武器を作り、囲いを作り、襲いかかってくる虫を撃退し、受けた傷を治療し、病気を治し、虫や動物を飼い慣らし、排泄物を利用し、電気を発電し、シリコンを得て、電子部品を作り、宇宙との交信を確立させて、惑星を脱出したり、交易したりして生きていくんですが、
まぁとても面白いです。
ジャンルとしては、サバイバルシミュレーションっていうのかな。
それでですね、音楽がまたどれも素晴らしいんですよ。
これ聞いてください。ゲーム中の楽曲のひとつなんですが、その生演奏動画です。たまらん。
Elegy For Our Lost Friends - Live Performance - Stranded: Alien Dawn OST [Official 4K Video] 2024
https://www.youtube.com/watch?si=OAHz327qLVDSr3MF&v=3To8xBx7m6k&feature=youtu.be
白水社エクス・リブリス刊行15周年フェア 15年の15冊(ジュンク堂書店大阪店)
写真で選書内容がわかる。出版社サイトを見たら2009-11年ごろの刊行書がほとんど「在庫あり」だった。すばらしい。
https://honto.jp/store/news/detail_041000096895.html
さなコン2024_N、今回もまた、締切ギリギリで投稿。木下には学習機能はないのか。なんだかこう、「だだ漏れ」感が増してきているような気が……。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22290898
『ストラクチャーから書く小説再入門 個性は「型」にはめればより生きる』を読みました。うーんいい本! 今日は前半部(https://fedibird.com/web/statuses/112400260276835587)に引き続き、第二部「シーンの構成」第三部「文の構成」でした。
第一部「ストーリーの構成」の三幕構成は、おおむね理解できており、第三部もさらに詳しい類書が出ているので(文舵とか。とはいえ本著も簡潔に重要なことがまとまっていて良い。)、自分にとっては第二部が白眉でした。
第二部は、「シーン」をアクションを描く“シーン”とリアクションを描く“シークエル”に分割し、さらにそれぞれを「ゴール」「葛藤」「災難」と「リアクション」「ジレンマ」「決断」のブロックに分割し、それぞれの機能を解説していく、という構成です。自分にとって画期的だったのはこの“シークエル”でした。
特に心当たりがあったのは、“経験の浅い書き手の中には、リアクション描写が抜けていることに本人が気付いていないケースがよく見られます。(中略)人物の気持ちになりきって書いているうちに、読者も同じ気持ちだろうと思い込んでしまうのです。”という箇所。現在進行形で指摘されることが多いです。
天畠大輔さんの博論本「しゃべれない生き方とは何か」読んでめちゃくちゃ衝撃を受けている http://www.arsvi.com/b2020/2202td.htm
小学校低学年で『コン・バトラーV』の「実は俺はロボットだった」自我崩壊トラウマ将軍とロボット婢女美少女コンビにやられ自分の癖の基本が作られる。高学年になり『銀河鉄道999』で謎の年上美女に攫われる快楽に目覚め、同時に「お前の好きなものは『SF』と呼ばれているのだ」と松本零士に教えられる。
999が毎週どこかの惑星に停車しているこの時期は、毎年パイオニアとボイジャーのどれかが外惑星の写真を送ってくる時期でもあり、イオもガニメデもタイタンも身近な星というのは大きい。
『009』と『超人ロック』と『地球へ…』にほぼ同時期に出会って「髪の毛は重力に逆らって良い」ことと美少年という概念を知ったのも同時期、ここまで12歳、小6。
図書室に子供向けSF全集はあったけど、自分で初めて本を買ったのは、中学生になってから『ガンダム』ノヴェライズか、安彦良和・挿絵『クラッシャー・ジョウ』か、本家パワードスーツ『宇宙の戦士』のどれか。基本ガンダム。
中3で『グイン・サーガ』と出会い、さらに栗本薫の本に竹宮惠子が表紙の妖しいものがあることを知る。
またグインの他にも文庫JAには日本人作家のSFがあることを発見し、神林長平、大原まり子、谷甲州、野阿梓を読むようになったのが高校生……
永住者が税金を滞納したら在留資格の取消しを容易にする法改定に反対しています。署名や投書をしました。
この問題については東京弁護士会会長 松田純一氏の声明がわかりやすかったです。
>永住者の生活基盤はほとんどの場合日本にあり、日本で生まれ育った大人や子どもも含まれる。永住者は、それほどに日本社会に深く定着した人々である。
>加齢や病気、事故、社会状況の変化など、本人には如何ともしがたい事情により税金等の納付が困難になってしまうことは、誰にでも起こりうる。
>滞納処分による強制徴収が可能であるから、それで足りるはずである。(略)外国人にだけ、日本人にない負担をことさらに加重する合理的な理由はない。
https://www.toben.or.jp/message/seimei/post-714.html
ガメラ2の期間限定公式配信見てる(今ラストの金子修介監督のインタビュー)
…やばいなこれは、日本SF大賞受賞するわけだ
特撮監督があの樋口真嗣氏なのにもびっくりした
金子監督と2人して、「ガメラとゴジラ両方撮ってる」
あと数日だけれど、興味有る方ぜひ
https://www.youtube.com/watch?si=VNUUCeSJZVGjjPvW&v=UkweHUJbIeg&feature=youtu.be
法律時報2024年5月号「特集 情報空間の秩序構想」 https://www.nippyo.co.jp/shop/magazines/latest/1.html が面白そうなので、入手してちょっと眺めている。
国家に匹敵、あるいは超越する権力主体として、デジタルプラットフォーム企業が現れた現状を踏まえて、デジタル空間における立憲主義の実装を目指すデジタル立憲主義が一つの軸になっている感じ。
ウィンズテイル・テイルズ 時不知の魔女と刻印の子 門田充宏著
#PR #読了 作者様からご恵投頂きました!
面白かった! 良い物を読ませて頂きました〜
ファンタジー好きにはファンタジーに、SF好きにはSFに読めるところがミソ
ナノマシンみたいなロストテクノロジーがぽこっと出てきたり…
異形の未来、意思疎通不能な敵との絶望的な戦い、頑張る少年少女と高齢者、そしてわんこ!
ホワイトシェパードなんですよ!
個人的に世界と世界が繋がる話というのが好物なので異界からの侵略の入り口になっている黒錐門の設定がツボりました! 最大50メートルに達する漆黒の三角錐、という圧倒的異形感……そこから現れる巨大な敵「徘徊者」の夢魔的造形もツボ。
生き残りの人類を取り囲む砕ける石英の森、生命のない死の世界だけれどそのイメージは美しくて。世界の脆さを象徴しているように感じたけれど、レジリエンスも感じるんですよね…
五月中に2巻が出るので、その辺がどうなっていくのかも楽しみ!
SF読者、1965年生まれ
http://in-our-block.cocolog-nifty.com/koushin/