ラストマイルの重さ
についてつらつら考えている。
事件の凄惨さならアンナチュラルの方がもっと凄まじいのに、何でこんなに重苦しいんだろう。
「自分の仕事をする」ことがシステマティックに人を引き潰してしまう。どうにかしようと思ったら止めるしかない世界の話だから、というのが、昨日の思いつきなんだけど。
もうひとつ思うのが、エレナが孔を残して一人で辞めてしまったからだなぁ、という。
結局バディに成りきれなかったんだ、エレナと孔は。孤独。
なんとなく、二人で辞めるっていう案もあった気がするんだよね。そっちのほうがスカッとするんだけど、そういう脚本にはならなかったんだよなぁ。
それで、こんなの止めた方がいい、止めなきゃだめだって思いながら止められない、ただ一人ずるずると残り続けてしまう自分の姿を見せられてしまうわけだ。
桐生市のあれクロ現でやるらしいで
・9 / 18 (水) PM 7:30
BSは 19 (木) AM 4:30
『「助けてと言ったのに・・・」 生活保護でいま何が?』
https://www.nhk.jp/p/gendai/ts/R7Y6NGLJ6G/episode/te/3MQ2N963KV/?fbclid=IwY2xjawFRBgdleHRuA2FlbQIxMQABHRGJVYxiLUUTD5-nN2WEb1WiUNF9ozelgq5M05JseNUUc1I-BWVMMS0Scg_aem_Zoo4UWdAElzs_jpHbFrzrQ&sfnsn=mo
亡くならはった仲道宗弘氏も出るとか
ウルフ・サーガ絶版なんかーーーーかなしい。
これと守り人シリーズと龍使いのキアスが俺のバイブルみたいになってるファンタジー。
アンナチュラル・MIU404の批評としてのラストマイル
アンナチュラルとMIUとラストマイル3部作なんだけど、前2作が主人公たちが極めて真っ当に「仕事をする」ことによって、過ちが正され、時々間に合わないことがありながらも物事が解決していくんだけど、ラストマイルはそうじゃない。
途中、エレナ達の働きで物流が再開して人が助かるシーンもあるんだけど、どっちかというと、巨大物流センターが動き続けることで、労働者を圧し潰すシステムが組み上がっちゃってて、中の一人一人が真っ当に仕事をしたいと奮闘したって、どうにもならない。
中堂さんも志摩も伊吹も仕事を辞めなかったけど、エレナは辞めた。いくら働いても、もうどうにもならないから。
MIU404のDVD付属ブックレットで、野木亜希子が、加害者側の視点を徹底的に切捨てたアンナチュラルへの批評として、加害者も拾う物語としてMIU404を書いたと語っている。
https://x.com/MelonpanAssoc/status/1757282999299920297
なら、あくまで働き続けるアンナチュラル・MIUに対する批評として「ろくでもないなら止めちまえ」と吐く物語が、ラストマイルであった、という読みができるのでは?
ところで、止めるに至るまでの物語が暗いので、明るく強くストライキをするお話を野木亜希子は書くべき。
署名しました!
【緊急署名】家族をバラバラにしないで!トルコ大地震で住む家を失い、 日本に身を寄せているクルド人母子に在留資格を!