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九州の人間だからか、9日のこの時間は黙祷、というのが習慣になっています。

発売から一週間ほど経って地方でも書店に本が並んだと思うので、あらためて告知です。
杉江松恋さん監修の『十四人の識者が選ぶ 本当に面白いミステリ・ガイド』(Pヴァイン)に寄稿しました。
古典作家の中から20人、10年以内にデビューした新鋭作家から20人、厳選された「いま読むべきミステリ」が紹介されています。

私は新鋭の中から(動画でも触れてるのでもう書いても良いでしょう)、潮谷験さんの紹介を担当しました。
さらにクリス・ウィタカー、月村了衛両氏のインタビューも収録されています。
とくに《機龍警察》各巻の背景について詳しく語られた後者は、SFファンにとっても見逃せません。

よろしくお願いします。
p-vine.jp/news/20230731-120838

私はこのところ、家事のお供はほぼノンフィクションのオーディオブックか読み上げですね。

> 『三体』という全5冊からなる中国SFの超大作は聴いて理解するのは難しいかもと思いましたが、現在700件以上のレビューがつき星平均4.5と好評です。

ほう。

oricon.co.jp/special/64320/2/

Yoshihiro KATSUKI さんがブースト

『文學界』が今号からリフロー型電子書籍でも刊行されるのが話題になっていますが、『ユリイカ』『現代思想』(青土社)や『紙魚の手帖』(東京創元社)がとっくにリフロー型電子書籍でも出ているのも思い出して褒めてあげて……という気持ちになりました笑

星雲賞決定。受賞者のみなさま、おめでとうございます。

とくに国内長短篇は、個人的にも推しの2作なのでうれしい。

virtualgorillaplus.com/topic/5

出校日。
昔は6日が日曜日の場合は9日が出校日だったけど、最近は前倒しなのね(地域によるかも)。
9日だと早めの盆休みで予定入ってる人が多いから? そもそも出校日は生徒の現状確認が目的で、平和学習が主ではないから?

娘が3枚の作文を書いているので、その間に20枚書くわ! と言って書き始めたんだけど負けそう。

一時期、仕事中に娘を惹きつけるためエンドレスでクックルンの録画流してたことがありました。
うちがお世話になったのは初代~2代目。

oricon.co.jp/news/2289176/

春暮康一『オーラリメイカー〔完全版〕』(ハヤカワ文庫JA)の表題作、すごく読みやすくなってる気がして旧版と比べてみたけど、思ったほど大きくは変わってませんね(順番の調整や加筆はある)。
こちらが『法治の獣』を通過したのが大きいのか。

あ、でも書き下ろしも入ってるので、ハードカバー版持ってる方もお見逃しなく。
amazon.co.jp/dp/4150315566

一般文芸誌、PR誌の定期購読を全部やめることにしました。
今後は、読みたい号だけネットで買って、必要なら図書館でバックナンバー請求します(地元館は文芸誌入れてないので)。

読みたいし持っておきたい(スペースないので即自炊しますが)けど、ここまで物価上がると、どこか削らないとね。

残るのは〈本の雑誌〉と〈紙魚の手帖〉くらいかな。
あとは楽天マガジンも残すので〈ダ・ヴィンチ〉と週刊誌の書評欄くらいは読める。

杉江松恋さんとの月刊SFレビュー番組「これって、SF?」、7月号その3です。

私は、『蒸気駆動の男 朝鮮王朝スチームパンク年代記』(吉良佳奈江訳/新ハヤカワSFシリーズ)を紹介しました。
5人の作家が酒席で意気投合したのをきっかけに生まれたというアンソロジーです。蒸気技術の発達した朝鮮王朝時代が舞台で、韓国時代劇でおなじみの人物たちもいろいろ登場します。

杉江さんのご紹介本は、井上真偽『アリアドネの声』(幻冬舎)です。
ドローンによる救出劇を描いた緊張感あふれるタイムリミット・サスペンス。最先端技術を駆使し"見えない/聞こえない/話せない"被災者を救うための試行錯誤は、SFファンにも楽しめると思います。

youtube.com/watch?v=giYFiiqKh_

杉江松恋さんとの月刊SFレビュー番組「これって、SF?」、7月号その2です。

私は、ケン・リュウ、藤井太洋ほか『七月七日』(小西直子・古沢嘉通訳/東京創元社)を紹介しました。
東アジアゆかりの作家たちが、地域の神話・伝説をモチーフに描いた10篇から成るアンソロジーです。ファンタジイ優勢かと思いきや、読み応えのあるSFも多く入っています。SFファンもお見逃しなく。

杉江さんのご紹介本は、倉田タカシ『あなたは月面に倒れている』(創元日本SF叢書)。
どの短篇も奇想に基づく特殊な状況から始まるのですが、読み進めるうちに独特の叙情が醸し出されてくるのが良いですね。「夕暮に~」は、電子で読んで眺める楽しさにも気づきました。

youtube.com/watch?v=J59Phvewz9

Yoshihiro KATSUKI さんがブースト

SFマガジン2023年10月号「SFをつくる新しい力」(2023年8月25日頃発売)を監修しました。

まず、翻訳小説3篇入りです。
キム・チョヨプ「マリのダンス」ユン・ジヨン訳
王侃瑜「隕時」大久保洋子
M・ショウ「孤独の治療法」鯨井久志訳

30歳未満のSF読者へのアンケート結果を公開します。主に日本から200人、中国から200人に回答いただきました。

今年ヒューゴ―賞のベスト・ファンライター部門とベスト・ファンジン部門にノミネートされた、新鋭SF文化研究家の河流さんの「中国大学SF研の歴史」(楊墨秋訳)を掲載します。

ベンガル語圏初のSFウェブジンを立ち上げたチームと現地で直接語らった難波美奈子先生には「最新インドSF状況」を寄稿していただきます。

SF小説入門作品ガイドは、前述の若手読者アンケートで人気だった作品や、挙がっていないけど独断で勧めたい作品を主に現役大学生~30代の書き手がレビューしたものです。これからもっとSFを読んでみようという方が、きっと年齢を問わず参考にできるはず。
その他、個人エッセイや大学SF研座談会も色々載ります。

寄稿者一覧など、詳しくは早川書房のnoteでご覧ください。
hayakawabooks.com/n/n539ea9330

杉江松恋さんとの月刊SFレビュー番組「これって、SF?」、7月号その1がアップされています。

私は、藤井太洋『オーグメンテッド・スカイ』(文藝春秋)を紹介しました。
昔ながらのしきたりが残る鹿児島県立高校(架空)の寮と、急速に進歩する技術とそれに合わせて変わってゆく世界――その間にいる高校生たちを通じて、人と社会の柔らかな変化を描きます。新時代の青春小説です。
個人的には、現在地方在住かつ中高生の親として、おもしろく読みました。

杉江さんのご紹介本は、D・H・ウィルソン&J・J・アダムズ編『ロボット・アップライジング AIロボット反乱SF傑作選』(中原尚哉他訳/創元SF文庫)。
最近の創元アンソロジーは、新しい作家との出会いはもちろん、しばらく長篇の邦訳がない作家の新作が読めるのもうれしいですね。

youtube.com/watch?v=-a9th0X7Ud

Yoshihiro KATSUKI さんがブースト

ミステリのムーブメント紹介コラムシリーズも、各項3ページで内容は著しく限られているものの「新本格」や「日常の謎」とはそもそも何か、理解の導入になる良企画でした。
霜月蒼さんの「己の尊厳と自立のために――女性スリラーの隆盛」の項では、『ローンガール・ハードボイルド』『自由研究には向かない殺人』『ザリガニの鳴くところ』『沼の王の娘』『破果』など近年の翻訳小説もばっちり紹介されていました。

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Yoshihiro KATSUKI さんがブースト

杉江松恋 監修『十四人の識者が選ぶ 本当に面白いミステリ・ガイド』(ele-king books)2023年7月31日刊行予定の寄稿者見本分をいただきました。表紙に記載の書評家、評論家、ライターが分担して書いています。
私は恐れ多くも「山田風太郎」と「エラリイ・クイーン」のガイドを担当しました。

月村了衛さんのインタビューも短くも読みごたえがありました。機龍警察の各巻で意識した先行作家の話もあり。

お仕事告知です。

今月末発売の『十四人の識者が選ぶ 本当に面白いミステリ・ガイド』(杉江松恋監修/Pヴァイン)に参加しました。
私の担当した作家をはじめ、SF好きにとっても見逃せない特殊設定ものも多く取り上げられています。
ele-king.net/books/009447/

杉江松恋さんとの月例SF書評番組「これって、SF?」2023年5月号その1です。

私は、八杉将司『LOG-WORLD』(SFユースティティア)を紹介しました。
人類の歴史を記録した月面施設で第一次世界大戦期にアクセスした主人公が、一兵卒時代のヒトラーを捜すところから始まる、読み応えのある作品です。
PODなので、購入はamazonからどうぞ。

杉江さんご紹介の結城充考『アブソルート・コールド』(早川書房)は、どこを取ってもスプロール三部作(あるいはその後も含めたギブスンの邦訳作)のエキスが確かに感じられて、そのうえアクションSFとしても非常に軽快に読ませてくれます。

今回は紙の本を2冊やったので、珍しくメガネをかけております👓
字の大きさが変えられない本は、喋りながら参照するにはつらいお年頃になって参りました😂

youtube.com/watch?v=UbcttULAv7

Yoshihiro KATSUKI さんがブースト

【お知らせ】ZOZO NEXTのウェブ媒体Fashion Tech Newsの、リレーコラム「Fashion/Technology」コーナーに寄稿しました。
題して「波乱の時代を生きのびるために未来を夢見る」です。
サバイバルをテーマに、現実の研究開発や試作と、SFの実作紹介をからめて書きました。
fashiontechnews.zozo.com/serie

>私たちは適切に恐れ、ときに恐怖を追い返しながら生きのびなくてはいけない。

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