杉江松恋さんとの月刊SFレビュー番組「これって、SF?」、7月号その3です。
私は、『蒸気駆動の男 朝鮮王朝スチームパンク年代記』(吉良佳奈江訳/新ハヤカワSFシリーズ)を紹介しました。
5人の作家が酒席で意気投合したのをきっかけに生まれたというアンソロジーです。蒸気技術の発達した朝鮮王朝時代が舞台で、韓国時代劇でおなじみの人物たちもいろいろ登場します。
杉江さんのご紹介本は、井上真偽『アリアドネの声』(幻冬舎)です。
ドローンによる救出劇を描いた緊張感あふれるタイムリミット・サスペンス。最先端技術を駆使し"見えない/聞こえない/話せない"被災者を救うための試行錯誤は、SFファンにも楽しめると思います。