SFマガジン2023年10月号「SFをつくる新しい力」(2023年8月25日頃発売)を監修しました。
まず、翻訳小説3篇入りです。
キム・チョヨプ「マリのダンス」ユン・ジヨン訳
王侃瑜「隕時」大久保洋子
M・ショウ「孤独の治療法」鯨井久志訳
30歳未満のSF読者へのアンケート結果を公開します。主に日本から200人、中国から200人に回答いただきました。
今年ヒューゴ―賞のベスト・ファンライター部門とベスト・ファンジン部門にノミネートされた、新鋭SF文化研究家の河流さんの「中国大学SF研の歴史」(楊墨秋訳)を掲載します。
ベンガル語圏初のSFウェブジンを立ち上げたチームと現地で直接語らった難波美奈子先生には「最新インドSF状況」を寄稿していただきます。
SF小説入門作品ガイドは、前述の若手読者アンケートで人気だった作品や、挙がっていないけど独断で勧めたい作品を主に現役大学生~30代の書き手がレビューしたものです。これからもっとSFを読んでみようという方が、きっと年齢を問わず参考にできるはず。
その他、個人エッセイや大学SF研座談会も色々載ります。
寄稿者一覧など、詳しくは早川書房のnoteでご覧ください。
https://www.hayakawabooks.com/n/n539ea933024d
SFマガジン2023年10月号特集「SFをつくる新しい力」(8月25日頃発売)の表紙や扉絵が公開されました。
日本、中国、韓国、インドその他のSFシーンの一端を感じてください。
出版社note:
https://www.hayakawabooks.com/n/n409939ae9042
「SF小説入門&偏愛ブックガイド」には寄稿者の愛、パワー、願いがたっぷり込められています。
前回の予告時点ではじつはまだ収録されていなかった「大学SF研座談会」(東北大学SF・推理小説研究会×京都大学SF・幻想文学研究会×大阪大学SF研究会)もばっちり記事になりました。
一方でエッセイ「若手によるSF活動」(岡野晋弥/紅坂紫/あわいゆき/岡本隼一)は、別にSF研究会ではないSF好きが、同人誌作りや翻訳やライティングやイベント運営を主体的にモリモリやっていったエッセイ集です。
ジョン・ヴァーリイの翻訳でも知られるSF評論家、書評家の大野万紀さん(1953年生まれ)には、日本SFブーム絶頂期のSFファンの活動を回顧した「SFファンたちはどう生きるか――SFじいさんの昔話」を寄稿していただきました。これもかなり面白いです。
出版社のツイートURLはこちら↓
https://twitter.com/Hayakawashobo/status/1689562304713826304?s=20
@biotit 特集楽しみにしておりますー!!表紙にも携わってらっしゃるのですか。良い意味でこれまでのマガジンと違って好みです。
@hridayam 表紙は編集(金)さんが候補アーティストを挙げてくださって、私は賛同しただけです!
SFマガジン2023年10月号、特集以外も楽しみです。
文芸誌で読み切り短編が沢山読めると嬉しくありませんか? 私は嬉しいです。いろいろ詰め合わせ弁当みたいで。
>特集のほか、草野原々氏、十三不塔氏による新作小説、池澤春菜氏のAI小説、『現実とは?――脳と意識とテクノロジーの未来』出版記念トークイベント(出演:藤井直敬、伊藤亜紗、安田登)採録記事