杉江松恋さんとの月刊SFレビュー番組「これって、SF?」、7月号その1がアップされています。
私は、藤井太洋『オーグメンテッド・スカイ』(文藝春秋)を紹介しました。
昔ながらのしきたりが残る鹿児島県立高校(架空)の寮と、急速に進歩する技術とそれに合わせて変わってゆく世界――その間にいる高校生たちを通じて、人と社会の柔らかな変化を描きます。新時代の青春小説です。
個人的には、現在地方在住かつ中高生の親として、おもしろく読みました。
杉江さんのご紹介本は、D・H・ウィルソン&J・J・アダムズ編『ロボット・アップライジング AIロボット反乱SF傑作選』(中原尚哉他訳/創元SF文庫)。
最近の創元アンソロジーは、新しい作家との出会いはもちろん、しばらく長篇の邦訳がない作家の新作が読めるのもうれしいですね。