津村記久子 著『ウエストウイング』は、老朽化した雑居ビルを舞台にした物語。
設計事務所に勤めている事務員、絵を描くのが好きな小学生、土壌解析会社の若手社員の三名が主人公。彼らは真面目ではあるものの、ほどよくサボるところに親近感を持った。
私は特に小学生の彼がすごくいい味を出していると思う。まだ子どもだけれどどこか大人の部分があって、教えられることが多い。
けれどこういった情報から想像するような小説とは一味違っている。
なぜなら、盛り上がりそうな場面でも徹底的に平静さを失わないように書かれていて、湧き上がる興奮だとか感動で胸が熱くなるだとか、そういった感情を揺さぶるような出来事は一切起こらないから。
というとつまらなく思えてしまうかもしれないけれどそうではなくて、計算されて非常に高度なことが行われている気がするのだ。感想を書き留めていて言葉が止まらない小説はいい小説。
書かれている地味な毎日の中には、自分の地味な毎日がなんとなく重なる部分もあり、読後なんと言ったらいいか分からない気持ちになる。でも「こういう生き方もいいのかも」とぼんやり思うような、そういう話だった。生活が続くってきっとこういうことなんだと思った。
【映画】REBEL MOON-パート1:炎の子/監督ザック・スナイダー
Netflixで公開中。
スターウォーズを実はちゃんと見たことがないので想像になるけれども、世界観やビジュアルなどかなり意識されていると思う。加えて同監督作品の『300-スリーハンドレッド』のようなスローモーションの戦闘シーンの美しさがたまらない。
メインの登場人物たちの目に宿る魂、その鍛えられた肉体と佇まい、只者じゃないと感じさせるオーラがあって、王道の楽しみ方ができる。
ストーリーとしては、宇宙に点在する惑星を統べる政府が独裁的であり、抑圧に耐えかねた人々が反乱を起こすというもの。
畑を耕して細々と暮らしている農民が、人を人とも思わない冷酷無比な軍人に楯突くなんてあまりにも無謀でソワソワしてしまう。
でもやらねばやられるだけなのだ。勇気と信念を持って立ち上がる人々がいてこそ、みんなが生きる未来がある。
主人公の謎多き女性が本当に格好良い。彼女の過去や、この世界の仕組みについては話が進むにつれ徐々に明かされていく形。
広げようと思えばもっと広げられる話だと思うけれど二部構成のようです。復讐の連鎖がテーマになっているようなので、次でどんな答えが出されるのかなと気になるところ。
パート2は来年四月の公開が決まっていて、今から楽しみ!
#運動ドン
30分の運動の最後に腹筋で
今日は結構キツかったけど頑張りました
https://www.youtube.com/watch?si=h45NNVXY8BzlVOqn&v=6FOHmcZ8m6o&feature=youtu.be
#運動ドン
30分の動画で振り付けが覚えられなくて不完全燃焼だったので、最後にいつもの腹筋動画でスカッとして終わり
ストレス発散がしたいのかな?
野﨑まど『タイタン』は、至高のAIにより人類が平和に暮らす近未来の話。
労働という労働が片っ端からAIのものとなり、人はただ好きなことをしていればよい。もちろん家事労働もなくお金の心配もいらないし、心身共に健康。
……一度こんな生活をしてみたいと思わざるを得ない!
それでも主人公はある事情により仕事をするのだけれど、仕事仲間との関係性を構築していく過程も楽しく読めたし、仕事というものについてよく考える機会にもなった。当たり前にあることを問い直す作業は刺激的で楽しい。
心理学を「趣味」としていた主人公の思索も興味深かった。
人類とAIの未来に関わる壮大な物語なのに登場人物がごく少ない。けれどみんなが魅力的でいきいきとしている姿が頭の中に浮かんできて、物語のキーとなるAIが登場したあたりからは最後まで何度も目を潤ませた。
感情移入というよりは、なんだか歴史的な瞬間の1ページに立ち会っているかのような驚きや感動があるのだ。
ここに書かれているのはテクノロジーが極限まで進んだ先の出来事であるはずなのに、まるで物事すべてのはじまりのような感覚も併せ持つ。
ドラマチックな展開に惹かれ続け、読み終わるのが寂しいとさえ感じた。
#運動ドン
今日は30分のラストにこの腹筋運動で締め
https://www.youtube.com/watch?si=UOXTml9xDBQR6jw7&v=VNnrFitluRM&feature=youtu.be
#お風呂ドン
やっと入浴完了!
髪の毛乾かさなきゃな〜だるいな〜
(時々TLを覗きにきてリアクションするのを楽しんでいます。普段は個人サーバーのほうにいます)