国内ミステリのミニ時評、更新されています。私は真藤順丈『ジョジョの奇妙な冒険 無限の王』(集英社)をピックアップしました。
道玄坂上ミステリ監視塔 書評家たちが選ぶ、2024年4月のベスト国内ミステリ小説
https://realsound.jp/book/2024/05/post-1661133.html
『小楽園』はアーティスト矢島沙夜子さんがディレクターを務める店で、ひとことでいえば菓子でアートをやっている。コンセプトが隙なく隅々までみなぎった企画が印象的だ。リンク先の記事が、これまでの企画を網羅している。
「小楽園」 というユートピア(関直子さん筆, 2023)
https://oil-magazine.claska.com/tokyobucketlist/94359/
XGと小楽園のコラボ飴菓子、すごい企画だ
https://www.youtube.com/watch?si=_oF4BrjhYjPIrGGF&v=Fjx4cZZUDDs&feature=youtu.be
文学フリマ等の同人誌やZINEの即売会に行った後、私はだいたい当日に買ったものを全部読みます。(後回しにすると購入ロットまるごと部屋の片隅で放置されませんか?)
Vivliostyleで市販書籍とそっくりに組んでみよう║gihyo.jp
https://gihyo.jp/article/2024/05/vivliostyle-04
創元SF短編賞受賞記念ということで、フラッシュフィクション専門週刊誌『CALL magazine』にて、稲田一声「印刷物一覧」をネットプリント再配信していただいております。ありがとうございます!
稲田一声「印刷物一覧」
ファミリーマート/ローソン/ポプラ/ミニストップ用ユーザー番号:239TY8FFCR
1回20円(白黒/A4)
配信期限:6/1 19:00まで
あっ、『HYPERTEXT #1』カウンターカルチャーと陰謀論特集の第2版がいま通販受付中なんだ。評判がよかったので読みたい気もするけどどうしようかな。
https://sapporoposse.base.shop/items/84104049
ゆりかごから墓場まで、を早期に実現した経営手法で、金融もスーパーも葬儀場も担う。
郵便局と農協と地元の共助があれば農村は回るようになっている。
そして、その農村からの農作物を集約して流通に載せ、都市圏へ運ぶ安定ルートを持っているのが農協。
功罪あり、代わりが効かない。
農協さんにおまかせ、で農業ができていたから言われたままの農薬を散布し、言われたままの農機具をローンで購入してたのだろうなと思う。
それが戦後から日本各地の小農を支えてきた仕組みの実態なのでは。
日本の地形は山がちで平地が狭く、オーストラリアみたいな大規模農業ができる場所は少ない。
それに、きはらさんが言われてるように、企業の論理で土地と農民を動かすと簡単に搾取状態になる。
食料自給率を上げるなら、小農規模が活発に生産できる体制、分散型の生産を集約できる体制がベストじゃないかと思う。
小規模農家が、自分でネット通販して「お野菜セット」の品目を常時確保するのは、とてもとても大変。
「農協みたいな集約組織」は必要なんだなと感じている。
ほんと、都市部で八百屋さんしているときは「農協悪?」って思ってましたね。
有機農家の締め出しがあったり、農家から独自性を奪って農薬や農機具買わせてる?って思ってた。
岡山来てみて、実際、結果的にそういうことになってたとしても、農協の存在の大きさは他に代えがたいのだと理解できた。
経営力のないほんとに小規模な農家からも集荷でき、流通規格に合わせてまとめて選果してくれる。農協会員でなくても蕎麦の脱穀してくれる。うちはヤギの冬の牧草を小売りしてもらえる(牛用を扱ってるからできる)。などなど、農薬や農機具以外にも、農と切り離せない田舎の集落運営にがっつり関わっている。
ちなみに、うちで下草が燃える火事を出してしまったときに初めて知ったのだけど、「皆様お騒がせしました、消防団の皆様ありがとう」の旨を町内の内線放送で知らせる、という風習があり、これをやってくれるのも農協だった。
QT: https://kotobaphil-mtdn.eu/@softark/112417219435514865 [参照]
道東出身・在住の伊藤瑞彦さんが書いた『赤いオーロラの街で』(2017)がもう少し話題になってもいいのではと思う1日でした。第5回ハヤカワSFコンテスト最終候補作です。
災害パニックとそのトラブル対応が描かれる話で、悲壮なスリラーではないです。
検索して見つけた、坂野秀久さんという方の紹介文が詳しかったのでリンクを置いておきます。 https://kai-hokkaido.com/novel022/
『THE MAD BUTTERFLY'S BALL』(Preston Grassmann & Chris Kelso編 PS Publishing)というアンソロジーに、「Honeydew」という小品を挿画つきで寄稿しました(Preston grassmannさんとchiyoko tanakaさんの共訳)。異星を舞台にしたアブラムシっぽい種族を巡る物語です。
ジョスリン・ニコール・ジョンソンの中短編集『モンティチェロ 終末の町で』(石川由美子訳, 集英社, 2024.5.9)はディストピア小説集でした。
ジョージ・ソーンダーズやナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤーのように戯画化しているわけでもなく、ジェスミン・ウォードやチゴズィエ・オビオマのように超常要素があるわけでもなく、現実のイヤさをそのまま投影しているタイプです。今のムードを肌身で感じたい読者向けで、現実との差異や現実からの延長線を読みたい人には不向きかもしれません。
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-773523-9
日本ペンクラブが、経済安保秘密保護法案と入管法改正と共同親権にまとめて声明を出している(2024/05/09付け)
>「国会の空洞化」を象徴する、もはや慣例ともなっている「強行採決」だが、議席数ですべてが決まってしまうなら、国会という議論の場はあまりに空虚である。
https://japanpen.or.jp/post-3621/
ナマケモノ型台所スポンジ3個セットを発見しましたが、実用性を考慮して我慢しました。でもナマケモノが好きな友だち(心当たりがあるわけではない)と分け合いたい。
https://www.ornedefeuilles.com/products/sloth-kitchen-sponge
お知らせです!
今秋、ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』の日本初訳の復刊書を刊行します📚訳者は葛川篤。昭和のモダニズム文学を代表する伊藤整や春山行夫らに才能を認められた人物です。当時の雑誌連載を新デザインで書籍化し、歴史に埋もれた訳業に光を当てる試みです。
特設サイトから「刊行通知メール登録」すると、先行予約の案内を受け取れます。紙版の部数は多くないので、気になる方はぜひご登録をお願いします!書店の方のお問い合わせも受け付けています。
本作は「作家の手帖」として作っており、制作・流通面でもインディーズならではの試みを行っています。例えば制作スタッフとの契約締結、執筆前の着手金の支払いのほか、文献調査における権利処理など、重要なポイントもきちんと確認しながら進めています。そうした制作背景も今後発信していきますので、見守って頂けたらうれしいです🙏
ぜひ、ご期待ください〜
会社員ときどき文筆業。
Japanese SFF book reviewer & anthologist