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たとえば第一章「プルシアン・ブルー」は、ナチスドイツが敗戦を悟って自決に用いた青酸カリ、章題にある青色顔料(有毒)、世界大戦で用いられた毒ガス兵器といった毒の蘊蓄と歴史が虚実織り混ぜつつ延々と語られます。
最後に引用画像のような段落が配置され、大いなる不安と破滅がそそりたちます。二章目の「シュヴァルツシルトの特異点」も相似する構成で、ただし最後に待ち受ける破滅はブラックホール。

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楽しみにしていた、ベンハミン・ラバトゥッツ『恐るべき緑』(松本健二訳、白水社)を読みました。帯には「チリの新鋭による奇天烈なフィクション!」と書いてあります。
内容の説明が難しいのですが:章ごとにフォーカスされる科学者は変わる。科学者たちは傷病そのほか苦痛に苛まれ、アイディアを孕みつつ煩悶する。新発見がときに毒となり、人々を害する。とりわけ世界大戦と大量死のイメージが反復され、チリの山間部を舞台にした私小説的なエピローグにまで影を落とす……。という破滅に満ちた小説です。
史実の面白エピソードと完全なるフィクションをうまいこと盛り合わせ、「爆発寸前の高圧力タンク」「密度の高い物語」(訳者あとがきより)に仕立てています。
文章の格好良さ、イメージの重なりや反復で勝負しているところがいいです。
(「私たちが世界を理解しなくなったとき」の章は、ヒロインが病で衰えていく神秘的な天才少女で少々鼻白んだのですが……)
hakusuisha.co.jp/book/b638527.

先週のメルボルンに続いて、田園調布でもインコ探しのチラシを目撃しました。
きっと素早く逃げてしまうんだろう。

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ところでクオッカワラビーは確かにかわいい顔ですが、人間が勝手に「ハッピーな顔をしている」ともてはやす風潮には抵抗があります。いかついカンガルーも小さなワラビーも等しく動物なので……。
参考:写真左はクオッカではないワラビー、右はムキムキのカンガルーです。

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家族向けに買ったオーストラリア土産、これでした。
クオッカワラビーのパッケージで、デーツやココアパウダーを使ったブリスボール ( ja.m.wikipedia.org/wiki/ブリスボール ) みたいなおやつ。2つずつ個包装で5パック入りです。

2023年夏にFinancial Timesに載ったテッド・チャンのインタビューが、『クーリエ・ジャポン』に翻訳掲載されていますね。プレミアム会員限定記事。
courrier.jp/news/archives/3295
原文はこちら。
ft.com/content/c1f6d948-3dde-4

blueskyの木原善彦氏の投稿で知りました。

面白い。慣れや文化によって反応が変わりそうな気がしますね。

>見た目の評価では、ロボットが縦に動いているときより横に動いているときの方が「生きている」感覚を強く感じるとした。

>実食時の評価では、動いていない状態よりも動いている状態のロボットを食べた方が、ロボットに対する知覚を強く感じることが明らかになった。具体的には、知性、感情、生物らしさ、罪悪感、新鮮さを動くロボットに対して感じたとしている。

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>国立大学法人の電気通信大学と大阪大学は15日、可食素材で動くロボットを食べた人間の知覚や食感に変化が生じることを明らかにしたと発表した。

「ロボットを食べた際の知覚の変化を研究。動いている状態で食べると罪悪感」(2024/02/16)
pc.watch.impress.co.jp/docs/ne

新潮文庫の安部公房生誕100年フェア、何をやるんでしょう?(後日「情報解禁」と告知されている)
リンク先はX。
twitter.com/shinchobunko/statu

Instagramが私に、ロブスターの編みぐるみのためにセーターを編むアカウントを勧めてきました。
instagram.com/reel/Cx8J_UyoL7U

あとどれくらいでスマホの機能を担うものがウェアラブルな端末に移行するんでしょうね。
(同音異義語が多い言語は、文字で聞いたほうが精度の高いコミュニケーションができそうじゃないですか?)

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AIつきスマートメガネFrame、価格が349ドル(約5万2000円)とお安いですね。
japan.cnet.com/article/3521506

はしもと さんがブースト

bluesky、有名人/インフルエンサーや公式アカウントが一気に増えましたね。Discover(おすすめタブ)、少し前はフォロワーのフォロワーの投稿が見られるくらいでのどかでしたが、今はいいねやリプライの多い投稿で溢れかえっています。

はしもと さんがブースト

人間が大好きバレンタインデー㊙️情報
甘いものが苦手な人のためにおでんをタッパーに詰めてプレゼントしたことがある

インターネットのフレンズと「草原の料理スヨリト」(牛込神楽坂)に行きました。羊の丸焼きが有名ですが「糸切りジャガイモの酢和え」と「草原で育った砂ネギの和え物」もとても美味しかったです。常備菜にしたい。

アンソロジー'After Australia'は総じて社会に牙を剥かれる恐怖や規範から疎外される体験を綴った話が多いです。しかも日本とも地続きの、かなり普遍的な問題として捉えられました。
たとえば女性2人の家庭に精子ドナー提供を受けて生まれたインド系オーストラリア人の私小説であるSarah Ross “Stitches Through Time”の、神父や政治家のなにげない発言(自分の家庭が考慮されていない、認められていない点に)に傷つき続けるくだり。
あるいはコンゴ系オーストラリア人Future D. Fidelの“Your Skin is the Only Cloth You Cannot Wash”は、ソーラーパネルの訪問営業の仕事をしていたら各戸を回っている間に警察を呼ばれ、住人不在の住宅からテレビを盗んだ容疑で留置所に連れていかれ、取り調べを受けた逸話です。

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Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。