生タマリンドを売っていたスーパー、見たことない商品が多くて楽しいです。
広島のチーズINキムチと、青森のにんにく醤油焼きうどんも買ってみました。今日の昼飯です。
チーズインキムチはあまりチーズの量が多くなかったけど、焼きうどんの箸休めには悪くありませんでした。
目黒区の円融寺を散歩してきました。
23区最古の木造寺院である釈迦堂と、江戸時代にブームになった( https://www.enyuu-ji.com/aboutus/kuronioson/ )らしい黒仁王像がありました。仏像や庭木も色々あってよいお寺でした。
入観料なしで区立公衆トイレもあるので、近所のキッズが数組、全力で遊んでいたのも良かったです。
ちなみになぜ黒仁王? 『黒い仏』か?と思ったのですが、かつて黒漆で塗られていたためでした。
最近ディスカウント系のスーパーで売られているアールグレイ烏龍茶、ベルガモットの華やかな香りがしっかりついている。天然香料だけではなさそう。甘味はゼロ。味は癖やコクの少ない飲みやすい烏龍茶そのもの。
私は結構好きですが、叩き売られているということは世評は芳しくないのかな……
『LETTERS UNBOUND 第2便 テーマ:MONSTER』(ほんやくシスターズ)
プロ文芸翻訳家ユニットの未訳短編の同人誌第2号。コミック含む5作が収録。
私が特に好きな作品を2つ紹介します。
クリストファー・ボーレン「ズーョジ」(廣瀬麻微訳)は映画『ジョーズ』の二次創作。
語り手の青年は、男らしさやシスへテロの規範に満ちた田舎町アミティで職不足と彼氏不足に苦しむ。町の外から来た男とこっそり寝るものの、すぐ関係は終わる。
町は巨大な殺人サメの脅威に晒され、語り手はやってきた専門家と関係を持ち……。
2021年版ベスト・アメリカン・ミステリー&サスペンスにも再録された、鬱屈が沸騰する物語。訳者解説もとても充実しています。
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#文学フリマで買った本
『ECRIT-O エクリヲ15 モダン・ラテン・アメリカ』(編集発行:エクリヲ編集部、発売:送り絵)
映画『オオカミの家』の作者たちや作家パウリーナ・フローレスら、現役クリエーター5組との短い質疑応答。小説と映画10作ずつのレビュー。そして評論が何本かーー新谷和輝「不自然な観客のために ラテンアメリカ映画の宛先」と安原瑛治「距離と強度 ボルヘスのポストクリティーク」は専門知の精華で、特に充実していました。山下研「“異聞”としてのブラジリアン柔術」も濃厚な柔術史論。堅実に組み立てられた文章で読みごたえたっぷり。
10作レビューの選書はとても素敵なのですが、各作品ページの最上部に記載のキーワードがたまに大きすぎる切り口(例:グローバリゼーション、女性作家の台頭)と感じました。
デザインもとてもかっこいい本です。
私も最近チリに関心があります!
#文学フリマで買った本
『ドンキー・アーカイヴ』第2回配本(V&R BOOKS)を読みました。再録作品もいくつか入っているのでご注意を。
暴力と破滅の運び手「夏を知らぬ蝶たちは」はヤギや架空の蝶といった生き物の描写があざやかで後味が良い青春もの。うまくまとまっている。仮にこれをノープロットでまとめたとしたら辻褄合わせが巧すぎる! ただし、これ以上長い小説では制御が格段に困難になりそうです。
稲田一声 第5回創元S短編賞受賞 記念企画 競作「稲」「田」「一」「声」(著者名を解体した漢字1字をテーマに書かれた掌篇4作。
著者は伏せられている)は、私は作者とテーマの組み合わせを全問正解できました。あまりにすんなりわかったので、誰かうまいこと別人に成りすましているのではと疑いましたが、そんなことはなかった。各作者の癖や嗜好がはっきり出ています。覆面競作とは一体……?
作者たちを知らない読者はテーマ当てだけ楽しめばよいでしょう。テーマ当てはどれも簡単で、テーマ「一」だけは消去法でしぼりました。
#文学フリマで買った本
文学フリマ東京38 第一展示場 H-11「みんなのつぶやき文学賞」でただいま売り子をしています。フリーペーパーもございます。
インターネットで公募した昨年のベスト小説投票を、国内篇・海外篇に分けて集めております。
会社員ときどき文筆業。
Japanese SFF book reviewer & anthologist