『破墓/パミョ』、観に行くタイミングが合わないのでパンフレットだけ購入。
崔盛旭さんが韓国の民間信仰である巫俗(ムソク)の用語解説や、都市伝説となった「鉄杭問題」など歴史的背景を読み解くコラムを書いていて、読みどころがたくさんあるパンフでした。
崔盛旭さんの映画コラムは『韓国映画から見る、激動の韓国近現代史 歴史のダイナミズム、その光と影』を今年読んだ。
『破墓/パミョ』のチャン・ジェヒョン監督の過去作『サバハ』も取り上げられていて、韓国に乱立するエセ宗教団体の深刻な問題についての解説があったはず。
作品が何を語り、何を語っていないのか、44作品の歴史や社会的背景を丁寧に解説する本で、韓国映画ファンの方にめちゃくちゃオススメです!
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出版(publish)と卸(distribution)は厳然と違うんだよね。
パブリッシャーはプロダクツの全責任を負う代わりに、ロイヤルティを納め、製品を複製して販売できる。バプリッシャーは原著作者と協議して、タイトルや内容を変更するような権利も獲得する。書籍ではやらないけど、そういう契約は可能だ。
ディストリビューターは商品にマージンを載せて売る。商品の内容は変更できないし、多くの場合商品の複製を作る権利を持っていない。
洋画のタイトルが変更できたりヘンテコな挿入歌を入れても許されるのは、パブリッシャーの権限でやってるから。韓国などはディストリビューション契約が多いので、本国で作った韓国語版を流すし、プロモーションも本国版に従う。
ベテランであり大作家でもある森川氏の素朴な労働観はそれはそれで貴重なんだけど、ギルドの代表者の発言としてはかなり危うい。
出版社の役割は販売ではなく、文字通り「出版」だ。販売以外にも責任があるし、そちらの方がよほど重要だ。
出版社は、著作物をパッケージした出版物に関する全ての責任を負う。外形的な品質も、品質も、信頼もだ。作家が間違おうが認知に歪みがあろうが、出版物に関する全てのクレームを引き受ける責任も持つ。表現の自由を守りつつ、だ。
だから私たちは著作物を預けるし、ごくわずかなロイヤルティで利用させている。
出版社は「出版する責任」も負うから、契約した部数を刷り、約束印税を支払う。やっぱやーめた、とか、売らなかったから印税返せ、とはいかないのだ(最近は実売印税なんて非道がまかり通っているが)。
出版は販売と違う。英語だとpublishは公にするという意味を持つし、日本語でもほとんど同じだ。
こういう責任を持つ事業体を販売だけのようにまとめるのはかなり危ういよ。
https://comic-days.com/episode/2550912964728843147
石平くん…! 俺もランガナタンの五原則で「図書館は成長する有機体である」が一番好きだよ。石平くんも成長する有機体だ。角野さんが「ランガナータン」呼びしてるのも細かくていいな。
二次創作をするオタク。本が好き。🏳️🌈🏳️⚧️ they/themあるいはe/em/eirでAroでAce