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ペーター・ネストラー、もっと貪欲に見ておけばよかった。上映の機会には、ソビブル絶滅収容所生存者が故郷ポーランドを再訪する『良き隣人の変節』再現ドラマの否定と証言の構成、だけが目に入っていて、でも『水門にて』、『ミュールハイム(ルール)』、『ラインの流れ』のサウンドを聴覚過敏のケからかなり好ましく感じていて、『ルール地方にて』は多分見た…かな

冒頭3分過ぎ、アームと地面に立つ柱の影がカメラの位置とその姿と機構をわずかに示します。1:46頃、日没後の夜空に向かってカメラが回転を続け人間の眼にはまったく動きのない黒一色のスクリーンを見ることとなり、次1:50頃のフレームに回転する月が現れると見る対象がある幸せを感じますがしばらく残像を引いてフレームインとフレームアウトを繰り返す月の運動を忍耐を持って見ることになります。人間への配慮を欠いた水平線の素敵な侵入・回転は2:20頃から、高揚しますが回転運動ですこし気持ちが悪くなります。2:50頃、回転の速度は加速します…形象を見る事が難しくなります…

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最初から最後まで人間の存在がごく希薄な山岳地帯で機械のアームがカメラをひたすら回す『セントラル・リージョン』、フル(180分)でYouTubeに上がっていました。人間嫌いの年末年始に人間向けだけど人間の視覚からややはみ出る映画鑑賞にいかがでしょうか。家でお菓子を食べながら2倍速視聴など可能なものでしょうか
youtube.com/watch?v=Q6YHm6kkEL

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スティーブン・スピルバーグが10/7の証言集ドキュメンタリーを作るというニュース(今も「さすらいびととして死ぬこと」の文章が好きですが)に、名匠が作る映画のイリュージョンや安定し退屈しない巧みな水平線より、今年映画館で見れたマイケル・スノウ『セントラル・リージョン』、スクリーン上斜めから侵入する傾いた水平線の非人間的な画面の支配を好ましく感じる感情が日ごと強くなってきます

年末年始、品川や東京駅のターミナルの雑踏の中で小さいかごや空気穴のついた容器から聞こえる小型の鳥類やげっ歯類の立てるかすかな音を聞いたり、特急列車の窓辺に前述の小さい容器などが載せてあるのを見るのが、もしかすると小型の鳥類やげっ歯類の姿を見るより、好きなのですが

29日まで仕事かよ

立ち読みで気になってましたが、
>パルチザンは消えて、ウスタシャは残る
ここでストライクが入りました。

yanabuuu さんがブースト

今日放出した本の一冊:ドゥブラヴカ・ウグレシッチ『きつね』(奥彩子訳、白水社)
ユーゴスラヴィア生まれのクロアチア語作家である著者の、文学研究と個人エッセイを気ままに往来した本。とりわけ女性の扱いや、作家の妻や愛人に目を向けている。著者が読者から相続した辺境の小屋で出会った男との短く忘れがたい思い出が鮮烈。
どのパートもパンチワードだらけである。学費が高い私学のクリエイティブ・ライティング講座に招聘されたときの思い出も赤裸々。翻訳のなめらかさもすばらしい。

マルセル・ブロータースの小さい回顧展だけは〜、と部屋から這い出して、作品の中のテキスト、禁煙、フォルクスワーゲン、キツネ…単語はともかく相当量が読めない、指示されない(馬鹿)観客に成りましてめちゃくちゃ翻訳アプリを使いました。ひどい

16日までSCAI PIRAMIDEでハルーン・ファロッキの『消せない火』、ナパーム弾の火でこちら側の私を焼く火、がかかってたと知った。情報収集に難があり過ぎる…

しかして38℃台後半の熱に見舞われいつのかどこのか誰に処方されたか分からない引き出しから発見されたタミフルを適当に服薬し程々に本が読める体調不良にこぎ着け1.5冊の本を読みましたとさ

朗読のテキスト、ジョアシャン・ガスケの文章は『セザンヌ (岩波文庫) 』、『セザンヌ回想』、『セザンヌ 絶対の探求者』などで読めるっぽい

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とりあえず「ストローブ=ユイレの軌跡」通えるプログラムは片っ端から行って、今回は絶望から寝ずにとても楽しいです。

第2期『ルーヴル美術館への訪問』、「サモトラケのニケ」から「カナの婚礼 (ヴェロネーゼ)」(全14点の絵画が撮影されているらしい)にジョアシャン・ガスケが書いたセザンヌの発言の怒涛の朗読が乗る観客にまったく容赦がない姿勢とセザンヌの容赦ない新古典主義の批判に、リドリー・スコットの『ナポレオン』再構成されたダヴィッドの絵をさらに再構成した空気がかすむ画面の前景にむっつりホアキンフェニックスナポレオンが配置された絵面を思い出して内心大爆笑でした…。フハハ…まだ面白い…

朝、小屋から出てきた亀の横に膝をつき、身体を囲い込むように腕をついて頭を下げた後(亀が触るなと言うので前脚には触らない)、甲羅に顔を寄せて、ついでにこそこそと本物の柔らかいタートルネックに鼻先をすりつけて亀に訴える

「具合が悪い~~~(鼻風邪)インフルエンザが職場に蔓延の兆し」

ものすごく久しぶりに洋書を通販して送料に動揺しすぎたようで、あなたの住所欄の入力全部ずれてるよメールが届いた。すみません

図版だけ眺めてる手合いも(おおブックデポジトリーよ)

トム・アンダーセン『ロサンゼルスによるロサンゼルス』、映画、B級映画(ブレイド、プレデター2、リーサルウェポン1&2…)で編む私的な都市エッセイの面が染みると同時に、3部構成からは左派の教員の超力作教材をみんなで教室で見ているような節度と距離のある生真面目さをばりばり感じたため信用したい…

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一体全体、映画界もその周りの世界も赤狩りの再演かいと動揺することも多いこの頃、これも年末から見たい

Film Gris 赤狩り時代のフィルム・ノワール
2023/12/23 ~ 2024/01/26
cinemavera.com/preview.html
>85年に実験映画監督トム・アンダーセン(Thom Andersen)が提唱した定義。1947~1951年に撮られた、アメリカ社会に対する左翼的な批判を特徴とするフィルム・ノワールの分派。冷戦や赤狩りを背景に、資本主義や反共産主義の問題を示し、個人よりも社会的問題に焦点を当てた作品が作られた。

パネルの作品がかっこ良すぎて、高い所に壁から倒れかかるように展示されていた1~2作品の下でぴょんぴょん飛んでいた。これは(ぐだぐだでなければ年内に)見たい

豊嶋康子
発生法──天地左右の裏表
2023年12月9日(土)- 2024年3月10日(日)
mot-art-museum.jp/exhibitions/

電車で移動しつつたわしを散歩させている人たち、クリスマスの装い(トナカイの角つきたわし、華やかなサンタのロングマント)になっていた。

秋はハロウィンの魔女帽子のたわし、夏は麦わら帽子とひまわりのたわし、とすれ違っている

本題の用事は下北沢TSUTAYAのパレスチナ選書コーナーでした。本棚の枠の下から上に向かって、年代ごとに被占領地で亡くなった人の数量をインフォグラフィックで可視化したプリントアウトの紙とテープの貼り合わせが伸びていました。

定期的に2次創作の人魚もの、マーメイドAUで波打ち際にて爆発する私は『マーメイド・オブ・ブラックコンチ』モニーク・ロフェイ著、岩瀬徳子 訳、を読むべきでは…

帯裏の本文より
>バスタブのまわりは果物の皮や彼女の体から剥がれ落ちたもので散らかるようになった。髪に絡まっていた海藻は塊になって落ちはじめ、長くて黒いもつれたドレッドヘアが現れた。耳からは海水が滴り、小さな海の昆虫が這い出てきた。鼻からは軟体動物や小型のカニが出てきた。彼女はさまざまな海の小動物の棲み処で、そうした生き物は日が過ぎるうちに彼女を明け渡し、出ていった。バスタブの脇に小山ができ、その山はうごめいていた。カニが横歩きで逃げていった。においを嗅ぎつけてやってくる近所の猫を追い払わなくてはならなかった。
sayusha.com/books/-/isbn978486

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