冒頭3分過ぎ、アームと地面に立つ柱の影がカメラの位置とその姿と機構をわずかに示します。1:46頃、日没後の夜空に向かってカメラが回転を続け人間の眼にはまったく動きのない黒一色のスクリーンを見ることとなり、次1:50頃のフレームに回転する月が現れると見る対象がある幸せを感じますがしばらく残像を引いてフレームインとフレームアウトを繰り返す月の運動を忍耐を持って見ることになります。人間への配慮を欠いた水平線の素敵な侵入・回転は2:20頃から、高揚しますが回転運動ですこし気持ちが悪くなります。2:50頃、回転の速度は加速します…形象を見る事が難しくなります…