#積読崩し部 参加しておりました 相変わらず『平家物語』五の巻を読んでいますが厚みを上から見ると残り2/3くらい?だいぶ進められた気がします ついに右兵衛の佐の源頼朝が挙兵して清盛は大激怒 平治の乱以降おとなしくしていた頼朝がなぜ今謀反を起こしたのか…頼朝を扇動したのは高雄の怪僧 文覚、かつての名を遠藤盛遠といった 遠藤盛遠ってNHKの『おとなの人形劇 平家物語』で袈裟御前を殺してしまったあの人だ!ここで出てくるんだ〜はえ〜ってなった(古川日出男訳には袈裟御前のエピソードは収録されてない)
いろんなことが短期間で起きすぎて書ききれないけど、源頼政が弓で鵺退治して太刀"獅子王"を下賜された話や、秦の始皇帝の暗殺を企てた荊軻の話がわりと長尺で入っていて面白かった #読書
平家物語 三の巻、徳子の出産で後白河法皇含めたその場にいる全員がワ〜っ!!!て一致団結して喜んでるエピソードの前後に、平家への謀反に加わった俊寛僧都が清盛の「俺が赦すことは、ないな」のひと言で流刑をひとりだけ恩赦されずに凄まじい絶望の中鬼界ヶ島に取り残されて、結局は死を選んでしまうエピソードで挟んでいて、「時の権力者である平家に逆らったらみんなこうなるんだぞ」を思い知らされる+この時祝福された徳子の子(のちの安徳天皇)がどういう生涯を辿るのかを知識として知ってるので、平家が盛り上がれば盛り上がるほどその陰で逆らったものが無惨に死んでいき、やがては平家もおなじ立場に立つ日がくる、これが諸行無常、盛者必衰かあ…てなる #読書
待っていた本が届いた アクセル・ハッケ作 ミヒャエル・ゾーヴァ絵 岡沢静也訳『クマの名前は日曜日』(岩波書店)
新品の在庫があまりないようで、中古を注文したんだけどものすごくきれいな状態 特に着日指定などもしてなかったけど奇しくも同じ日曜日に届いたのがなんだかうれしい #読書
平家物語、仏教の教えと末法思想が色濃く出ていて、物語の中での"今(平安時代)"貴族である、天皇である理由は前世で徳を積んだからで、命運が尽きたらそれは前世の徳がそこで尽きてしまったから "今"が苦しみに満ちた世で来世に縋るしかないからひたすら祈ったり出家したりしていて、輪廻からの解脱を目指すのではなく来世に極楽浄土に生まれるために今があるのが、千年近く経った今でもその苦しみが物語の中に生きていて、千年近く経った今果たしてかのひとらが望んだよりよい世になっているのか?に是と言えないことが、なんだかとてもつらい #読書
ぬいぐるみと生活|うつの療養中