平家物語、仏教の教えと末法思想が色濃く出ていて、物語の中での"今(平安時代)"貴族である、天皇である理由は前世で徳を積んだからで、命運が尽きたらそれは前世の徳がそこで尽きてしまったから "今"が苦しみに満ちた世で来世に縋るしかないからひたすら祈ったり出家したりしていて、輪廻からの解脱を目指すのではなく来世に極楽浄土に生まれるために今があるのが、千年近く経った今でもその苦しみが物語の中に生きていて、千年近く経った今果たしてかのひとらが望んだよりよい世になっているのか?に是と言えないことが、なんだかとてもつらい #読書