新しいものを表示
白江幸司 さんがブースト

言説の流通する社会空間を無視しすぎると、山ごもりしてる無敵の人とちょっと似てしまう問題。

スレッドを表示

自分がポスアポに関心を示してしまうのは、山行って山菜を刈り取るところから始める料理人みたいなものになりつつあるからじゃないか?と最近考えるようにあった。じゃあ次は山に行って鹿を狩ろうな、とか言ってる料理人、ぜったいやばいやつだろう。

「前門のポプテピピック、後門のちいかわ」という圧倒的パワーワードを耳にした

白江幸司 さんがブースト

「これが女性版スルメロックやでー」と言われて読んだが、たしかにそういうところある。
x.com/rawjellyfish/status/1709

ジェイン・エアは、(パメラ以降のこのジャンルでの定番から外れて)美人でもなく、むしろ怒りがちな少女で、義母との関係が最悪で、家を飛びてて慈善学校(大して良い学校でもなくしょぼそう)で猛勉強して、女家庭教師になるっていうキャラ。
なので、パメラ的な徳性から反転させて「自立の意志と行動」で区切るとジェイン・エアとその末裔でまとめるといい、とやってる。

ガイドっぽい書き方なので、個々の点の掘り下げはそんなにやってないが、最終章では「少年版シンデレラ」がディケンズの男主人公に多いやろ、とも書いてる

スレッドを表示

先月出た岩波新書の廣野由美子『シンデレラはどこへ行ったのか』よかった。
廣野はこの数年、ジェインオースティン関連を書いてた人でしたが、今回は、シンデレラ~リチャードソン『パミラ』~オースティンまでは所詮「徳のある、控えめな女性が結婚でハッピーエンドになる話の型」として、真の契機はシャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』だろう、としてジェイン・エア以後の末裔を見て行って系譜化していく、って感じですね。

講談社のオタク少女向け誌面、ここから廃刊してマガジンエッジに合流してるルートもあるんだな。これはジャンプSQに似た10年代動向だから、昔の秩序を見てると盲点になるエリアだ。ja.wikipedia.org/wiki/ARIA_(雑誌

お、書籍化するのか。連載いつか読むつもりだったので、刊行助かる。

x.com/japa_maican/status/17080

白江幸司 さんがブースト

「ヘイトや差別を何度指摘されても繰り返す人物を政権の要職に起用することは、差別問題など考慮するに値しない、という負のメッセージとして社会に伝わっただろう。もっといえば、その差別やヘイトの矛先を向けられている人々の命を、「二の次」扱いするようなものだ。」

安田菜津紀さんによる杉田水脈氏についての寄稿。

性的マイノリティ差別発言から「歴史戦」への関与まで振り返っての記述で、私は強く同意する。

そして思い出しておきたいのは、まさに上記のような、「ヘイトや差別を何度指摘されても繰り返す人物の起用」への異議申し立てこそが(これは政権の要職はもちろん、教育機関の責任ある地位であったり、影響力の大きい文化表象や発言の場だったりするだろう)、この数年「キャンセル・カルチャー」として悪魔化された叩かれてきたものの中核なのだ、ということ。

mainichi.jp/premier/politics/a

白江幸司 さんがブースト

「国会図書館のデジタルコレクションで、本の画像をpdfファイル化したものがダウンロードができる」っていう話を見かけたので、岩波文庫『春香伝』でやってみました。
(ちょうど昨日、トゥートでこの本がおすすめされていたから)。

dl.ndl.go.jp/pid/1664502

ログインして、本の画像が表示されると、右下に「印刷」ボタンがでます。それを押すと、「ファイル化したい画像のページを50コマ以内で指定しろ」みたいな指示が出るので、とりあえず「6-55」と指定してやってみました。すると変換が始まって、しばらくすると本の画像の上部に「PDFファイルを開く」という表示が出て、保存できるようになりました。

ダウンロードしてデスクトップで開いてみましたが、確かに見やすいです。

見開き50枚ごとにファイルを作る必要があるという制限はあるにしても、すごい便利さですね。

そして、『春香伝』のページの下部に関連として、訳者(許南麒)の本が大量に表示されて気がつきました。

この国会図書館のデジタルコレクション、斎藤真理子さんが現代韓国文学史の説明のなかで

wezz-y.com/archives/80393

紹介されてるような、今では入手困難な本もたくさん入っていますね。すごいな。


[参照]

鬼滅の遊郭編のドロドロした兄妹の過去や愛憎や、呪術廻戦の禪院真希による禪院家の皆殺し展開とかが、悪役令嬢ものの憎悪と攻撃性の上位版だとみなしていた(ポテンシャルが上書きされてるってほどの左差は無いけどこっちの方が強い)。
進撃の巨人がヒットした後でジャンプで起きた「富樫と荒木飛呂彦以降の成果の再定義と再編」が、すでにポストなろうなんだよなーとなる。

スレッドを表示

歴史ものか、統治&経営ものか、家庭小説もの(婚姻による家と家のつながりや嫁ぎ先との関係構築、あるいはその逆としての嫁ぎ先の毒親ぶりについての憎悪を晴らす路線など)の一群がまずあって、他方でダンジョンやバトルなどのゲームプレイに準拠する一群があり、前者では結局統治層や強者への迎合・服従が(マイルド化されつつも)進行する。

もう一方のゲームドリブン要素はそれをある程度散らし、ほぐすはたらきをするが、万能というわけでもない。

両方をうまく折衷したのが『転生王女と天才令嬢』だったが…(王女なのに冒険者活動したり、ゆくゆくは代議制に移行させるとか、ちょいちょい設計がうまい)。

スレッドを表示

いろいろしゃべった挙句、「統治層・強者への平伏と関係構築の選択肢しか存在しない世界だから、なろう貴族社会ものを私は基本的にあんまり好きじゃないよ」とオチをつけてしまった。

『私の幸せな結婚』が、家父長制のもとでむごい目に遭う主人公が、チート家長と結婚して打破! なのと一緒で、「王や隣国の権力者と関係を築いて、元婚約者と手を切る&処分する」構図は、「高位貴族の娘である悪役令嬢が庶民であるメインヒロインをいじめる原作ゲーム」の拡張版でしかないから、いじめを生む秩序が深刻化しただけでは?という疑念が抜けないんだよな。このイマジネーションでは、社会秩序を変えるのはアウト扱いにされる。

この結論からだとモチベーションがわかないので、もう一度アジェンダ全体をひとひねりする必要があるなー。

古いものを表示
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。