田崎英明の新著『間隙を思考する グリッチ・コミュニズムの方へ』(以文社)が刊行され、ご恵投いただいた。内容は『福音と世界』連載と連載前の数本の掲載物、さらに他誌で寄稿された「現代思想としてのマルクス主義 1」と語り下ろしの「2」も併録。
連載は、項目ごとの30分授業みたいな感じで、リーダブルなブックガイドと論点を展開するものだったけれど、24回分が集まると、なんだか労働と身体、物質、暴力と主体、情動、資本主義と時間などの論点で思弁が渦をなしたようになっている。
気の利いた要約的なことを言おうかなと思って読んでいたんだけど、面白くなって数日間魅入られたようにはまってしまっていた…。
この記事の途中に出てくるpdf、何気に良い。昔の雑誌記事の匂い。
「もてなし続けて50年! 老舗食事処「章」ママさんが語る青森・八戸横丁の移り変わる人と景色」
「アヤシデ」の作者の読み切り「尻も結ばぬ系、南東の雲は東へ向かう」、日常雑談の形式をハックしつつ変なことをやる工夫か。
全部コラ画像の改変台詞みたいに見えるのを狙ってるな〜
めっちゃ調べててえらい。
「悪役令嬢と言われても、アンジェーリークぐらいしか該当する作品がない」とかつて言われたものだが、調査によってぐっと認識の精度が変わった。
向江駿佑「「悪役令嬢を探して」第2回:2000年代乙女ゲームの「悪役令嬢」たち。180本以上から見出したバリエーション豊かな悪の華を検証する」(4gamers)
あまり書き物ができてない。