『江戸前エルフ』の漫画、だいたい読み終えたけど、江戸うんちく頼りになるのと、家康くん語りがうざくなってくるな〜。葵の紋を借り受けていることを自慢するあたりの臭みがきつい。1巻の頃にあった好感がどんどん薄れていくのが残念。
あとカエルとガンダムネタの擦り方がケロロっぽい。
「書店支援」の話、本当に腹立たしさしかないんだけど、あまりに腹立たしくて書いては消し書いては消ししてるんだけど……
そもそも、「書店支援」に決定的に必要なものは賃上げじゃないのかよ。収入だろうよ。文庫ですら4桁円がめずらしくなくなった本を、苦痛を伴わず買うことができるお金を多くのひとがもてるようにならなければ、魅力的な本が売られていても楽しそうなイベントがあっても買えないのだから。
今の日本はもはや、可処分所得の奪い合いを語れるような状態ではなく、生きていくために必要不可欠な支出の捻出が困難であるという問題に直面しているわけじゃん。
その状態を根本的に改善しなければ、「書店」が潤うほどの金は流れない。仮に多少流れたとして、それはその分、どこかに流れるはずだった金が減っているに過ぎない。
パーフェクトデイズに関する思弁はどんどん焦点が移動していった。
ヴェンダースもエリセも妖精とか精霊とか夢とかを入れることで、映画のメディウムスペシフィシティをリアリズム様式にとどめるのではなく、隙間を作ることの注力がけっこう一貫してるわけで、20世紀後半型の「アンリアルなものの導入」手法が、今世紀の政治的感度とうまく釣り合ってないってのがPDの問題なのかなというふうに考えるにいたった。
たとえば同じような欠点として今や浮上しているのがJホラーに今世紀の政治的イシューを絡ませられず停滞し、他方韓国や台湾のホラーの方がむしろ植民地後の記憶の政治学の導入が見られる状況が考えられる。
世俗の中に、道化や愚者から聖性を見出す手法一般について作品群を検討して考えることもできるんだろう、などなど。
不況の中国で中国版100均が店舗数を急激に増やしているとか、ブランド品のディスカウント販売の売り上げが好調だというニュースを見て、これ90年代後半から2000年代の日本じゃんって思った。あの頃100均がめちゃくちゃ増えたし今は大分数を減らしているアウトレットモールも盛況だったんだよね。
ジジイとショタだけという選び尽くされた品揃え https://twitter.com/ichibankuji/status/1764621844727070727?s=61&t=GC7VSa4PcXnbn5H8qsel2w
このへんからつなげば、パーフェクトデイズちいかわ説はいくらでも整合的にやれそう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1098aa03c6f26651c401e001c5104fbd0329e2d1
役所萌え萌えちいかわ説の感想ももちろんあるよ。https://twitter.com/sakumanju/status/1751216266063614339?s=46&t=5mSltbi1UVoy9J3RPXDKUQ
この線で考えると、ねこじるからナガノへの露悪要素ハンドリングは「絵の世界ゆえの『現実にこういう奴がいたら』フェイズ導入とそのずらし」に相当する、となる。PDと違って「美化しすぎ」みたいな反応が絵本やファンシーでは起きない、だからこそ、作中で「現実」モチーフをもう一度入れるわけだろう。こういうメディウムごとの分岐と対比の方をやるべきかも?と思う。
パーフェクトデイズの役所には、ちいかわを見出すのもわりと簡単だろうな。人から声をかけられたら、コクコク頷いて、ン、ン…!って反応してることがよくあるので。低階層便所掃除ちいかわの東京暮らしだという説が成り立つ。
で、PDちいかわとしてみると、「ナガノのジェンダー秩序が消えたような達成と比べると…。役所はおっさんやらおばあさんとも心温まるエピソードやれや」と即目につく。それが「女からの都合のいい承認や好意の配置はなんですかー?きもいー」のオピニオンの背景だな
タネールの『白い町で』は昔はVHSがレンタルされていた。レヴューみたら記憶にあるよりずっとクズっぽかったので笑ってしまった。そんな話だったっけ。
https://filmarks.com/movies/16462/reviews/159577032
同姓同名か〜。しっくりこないし前歴が消えてるのはなぜ?と思ってたらひどいオチだ https://twitter.com/tritonnova/status/858118076180512768?s=61&t=GC7VSa4PcXnbn5H8qsel2w
あまり書き物ができてない。