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さんがブースト

「既得権益」とされるものへの憎悪、歴史的には「部落解放同盟」とか「在日特権」あたりからはじまって、そのたびごとに恣意的に敵を替えつつ現在にいたる感じか。
アテンションつーか火をつけて回るビジネスが成立してしまったので、それ専門のガベッジ野郎が次から次へと出てくる。

こうした〈叩かれてきたもの〉の歴史的変遷をたどったのが、能川元一さんとの共著『憎悪の広告』なんですよね。ターゲットとされたものへの攻撃の執拗さと定着度合い、その反面にあるターゲットの移ろいやすさも含めて、クソい右派論壇誌の広告から可視化していくという企画でした。

amazon.co.jp/s?k=憎悪の広告&__mk_ja

さんがブースト

やっぱり「兵庫県民の頑張りが」とか「兵庫県民がダメだ」へ結論づけてしまう〜〜〜みたいなのはもう矮小化って言っていいのではないかな……。そこの集団が特別に「そう」だからこういう結果になった、って話にしたらもう何も変わんないというか、自分と切り離して他人事にしてるうちは特殊ケースの扱いしかできないじゃん……。外側からだからこういう意見を持てるわけだけど(自分が実際当事者の立場だったらどちゃくそ落ち込んでいるだろうと思う)。

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さんがブースト

好感度ってめちゃくちゃ重要だし蔑ろにしたら絶対だめなポイントだし選挙って最後は好感度で左右するのかも……そういうもんかも……そうだよね………………とは思うけど、好感度ゲットしたらそれで勝てる、好感度をゲットするために全力を注げば勝てる、みたいなのにはやっぱり勝手に敗北感を覚えてしまう。敗北するほど運動できてないけど……。

さんがブースト

“つまらないと思われれば簡単に投げ出される”

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さんがブースト

徐京植「母語という暴力―尹東柱を手がかりに考える」
note.com/k2y2manabe/n/nf03caaf

 “翻訳という作業は、いうまでもなく、不偏不党の非政治的な行為ではありえない。そこにはかならず「解釈の権力」ともいうべき権力関係が反映している。マイノリティや被抑圧者による言語表現を、マジョリティや抑圧者の側にある者が翻訳し、流通させるときには、なおさらそうである。どの作品を選び、どう解釈し、どの訳語をあてるか、どのような形態で出版するか、そうしたことを決定する権力がマジョリティの手に握られている。その出版物はマジョリティからなる市場で販売され、マジョリティである読者たちの興味を引いたときにだけ買われ、解釈は読者たちに委ねられ、つまらないと思われれば簡単に投げ出されるのである。”

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さんがブースト
さんがブースト

『反「暴君」の思想史』その3
satotarokarinona.blog.fc2.com/

“「御家の内部から主君の悪事が外部に漏れることを常朝は繰り返し警告している」。「これは見方によっては「忠誠」行動という名のもとに権力の腐敗堕落を糊塗する論理ではあるまいか」。

「このことを裏面からいえば、一般大衆は家臣たちの「忠誠」行動の結果、君主の実像を知ることが妨げられ、一般庶民をも含めた意味での政治社会全体にとっての利益は、以上のような君臣関係においては視野からまったく脱落してしまっている。「人のためになるべしとは、あらゆる人を主君のお役に立つ者に仕立て上げてゆくというふうに心得たらよろしい」と常朝が述べているように、利他的行為の目指すところはすべて「主君」に収斂するのであって、社会全体を視野に収めるものではない。/約言すれば、『葉隠』において「共通善」はまったく問題とならないことになる」。”

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さんがブースト

『反「暴君」の思想史』その3
satotarokarinona.blog.fc2.com/

 “「名君に仕えることはたやすい」。「ところが君主が無知蒙昧であったり、暴虐極まりない場合にはどうなるか。「之を去る」べきか。そうではない。暗愚の君主の場合は「随分と考えをめぐらし思案をつくして、お国の政治をなさるようにしてあげなければならず、これはなかなか大変なこと」なのである。ここで「君君たらずとも、臣臣たらざるべから」ざることを想起されたい。君主がいかに邪悪、愚劣、怠慢、無能であろうとも、家臣はこれに忠誠を尽くさねばならない。というより、むしろ、君主が暴君であればあるほど、それにめげることなく、君主の逆鱗に触れることも恐れず「諫言」に務める家臣の忠誠業績はいっそう輝きを増すことになろう。忠誠行動が「君を真に正しい君にするための不断の執拗な働きかけ」であるかぎりは、誤解を恐れずあえて極言すれば、君主はむしろ暴君であったほうがよいことになる」。”

ちょっと違うのだけど、支配者(層)/権力者の苦悩はフィクションやそれ以外でもクローズアップされがち、みたいなことも思う。

さんがブースト

大勢がいる場所で誰かが『詰め寄られている』っていう図が『いじめられている劣勢の個人』に見えてしまう、そこに至った背景とかは特に大きく影響せず、場の空気感、雰囲気でそういう判官贔屓の心持ちが湧いて出てきてそれに従ってしまうというか……「かわいそう」という『擁護』の声にはそういう『情』を感じてしまう。
ちょっとテレビショーみも感じます。県政はもとより、同じ職場で働かざるを得ない生身の人間の明日がどうなるか、がかかっていることでもあると思うんだけど、「かわいそう」の印象で「私はこのキャラクターを応援する」へ一点突破できてしまう。他県からも「かわいそうな斎藤氏」個人を応援したいと思わせる。

こういうの、「兵庫県民の選択」としてまとめてしまっていいものでもないと思ってしまう……。

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さんがブースト

いや本当にね、声をあげたひとが馬鹿を見るような、声をあげたひとが「嘘を言っているかも」「大袈裟なのでは」と『一考』される環境が肯定されてしまうような、そういう土台が県庁……組織に成立してしまうわけだよな、と私は思ってしまうので、怖い以外の何物でもないです。斉藤さんかわいそう、というのって「加害者である権力構造のトップのひと、責められてかわいそう」という意味ですよね。

社会運動家や評論家は第一希望を必ず言え、と思う
私たちの思い描く未来を実現する最短ルートは、ゴールを高く設定し、第一希望を口に出すことにある。
瀬戸マサキ
2024.06.25
masakichitose.theletter.jp/pos

木庭顕著 『クリティック再建のために』
satotarokarinona.blog.fc2.com/

「テクスト解釈に限定しても、様々なテクスト理論、ヘルメノイティクやナッラトロジーや脱構築やコンテクスチャリズムなどがどんどん流入する状況下、何一つ本当には咀嚼されていかない。それらが理解されないし、理解するための準備もない。まして的確に批判されない。それらがのっている分厚い基盤自体が理解されないからである。いつまでたっても積み上げができない。流れてきたものを表面的に右から左へ流すだけであり、自立した思考は育たない」。

 “なおここは、『賢人と奴隷とバカ』における酒井隆史による魯迅と竹内好を参照した「優等生」批判とも重なる。近代日本を作り上げた「優等生」は、その時々で時流に合わせてするすると姿を変えていく。著者のような人が『賢人と奴隷とバカ』をどう読むのかはわからないが、少なくとも日本の官僚やジャーナリズムを含めた広い意味での知的世界の実状を表すものであろう。”

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さんがブースト

エゾシカの死骸を食べて(鉛中毒や事故で)死ぬのは、生存競争に強い優れた個体である、というところとかほんとうに胸がギュッとなるし、「ちび」という名前の成長不良のシマフクロウが、人間と猛禽たちとの橋渡しになったりとか…なんかもう、ほんまこういうことに興味がある誰かと共有したい。

さんがブースト

本屋さんで取り寄せてもらったんだが、齊藤先生のサイン入りの本欲しいよー!!!猛禽類医学研究所のショップで買うと齊藤先生のサイン入りの本が買えるのだ…!!!
猛禽類医学研究所で買ったら利益は猛禽たちの保護に使ってもらえるはずだし、もう一回買おうかな。
irbj.net/shop/index.html

さんがブースト

『僕は猛禽類のお医者さん』齊藤慶輔(KADOKAWA)読み終えた!
絶滅危惧種の猛禽(オオワシ、オジロワシ、シマフクロウ)を中心に、鳥類を治療する猛禽類医学研究所の齊藤先生の本。幼少期のフランスでの経験や、学生時代の経験、これまで実践してきたこと、今やってること、これからが書かれている。とてもよかった。
『野生の猛禽を診る』でも書かれていたけど、ハンターと保護活動の葛藤にはやっぱりグッときた。ヒグマなどには銅弾のほうが効果があることとか、生のハンターの声として収録されてるのはすごくいいなぁ。
人間が人間として「どう」野生/自然に責任を取るか、すごく考えた。
猛禽類だけじゃなく、自然界では鉛中毒は深刻で、最近ではジビエをいろんなところで取り入れてるから、実は人間にも鉛中毒の影響がこれから出てくるのでは?という問いが投げかけられていたり。「生物資源(ある意味で資本主義的な利用)」が、もたらす課題でもあると思う。クラファンの返礼品に、野生動物に関わるアーティストの作品を取り入れたり、芸術作品を自然保護活動に活かしたいという取り組みもいいなと思った。わたしも、生き物の小説を書くときは、それらが保護活動に繋がればいいと思ってる。
齊藤先生のロシア冒険記、読みたいです。

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