私は人がバタバタ死ぬ映画は好きなんだけど、それはだいたいすべての人が無差別にバタバタ死ぬから好きなんで、モブの命が1円くらい軽さの一方で仲間とか家族とかいう概念(=命が地球くらい重い人たち)があるやつはあんま好きじゃないんですよ。あまりの重量差で腰をいわしそうになるから。#映画
みんなー!本物のカジノのテーブルでギャンブルしてきたよ!!
デイサービスセンターの夏休みお出かけスペシャル、今日はカジノ!!!ということでだいたいのクライアントさんはスロットマシーンでちょっと遊んでみる感じなのだが、私が担当してるダニーは「スロットとかいいんでブラックジャックで遊びたい」とのことで(たしかにダニーは手が使えないのでスロットのボタン押せないし数字得意だからブラックジャックが最適なのだった)ルールをよく知らんかった私は3日間オンラインゲームでブラックジャックをひたすらプレイしまくって予習したのちとことこ車椅子を押して本物のディーラーがいるカジノのテーブルについてきました!!!
いやー結果、ちょっと負け(60ドルくらい?)たけど計2時間ほど遊んだのでたいへんよかったのではないかと思います。テーブルだとヒットとスタンドってハンドサインでやるんだね!!(ヒットは指を叩く、スタンドは手を振る)。ギャンブラーになったみたいで楽しかったです。私一人だったらカナダでカジノでしかも人間のディーラーがいるテーブルにつこうなんて思いつきもしなかった。ケアギバーという名目でいろんな体験をさせてもらってありがたいかぎりです。ブラックジャック激推ししてくれてありがとうダニー。
急に思い出したけど数か月前にオリビア・コールマンとジェシー・バックリーが競演した「Wicked Little Letters(リトルハンプトンの怪文書)」見てました。ひなびたイギリスの田舎町に下品な罵詈雑言が飛び交う! 楽しくてやがてしんどいフェミニズム映画だった。なんかさっき見たら日本で9月に配信開始する?らしいので。 #映画
人生で何を成し得たいか的な話
急に哲学的なことを言い出すけどだいたい毎日そういうことを考えているので通常運転でもある。
いやさっきインターネットを泳いでたら「人生の目標として人の心に残る作品を作りたい」といった意欲のあるクリエイターの発言を見かけて、あっそういえば私この希望ないのかも?!って思った。
いちおう私も物語とか書く人の端っこではあるし、一か月後に世界が終わりますって言われたら何をおいても書きかけで挫折してた二次創作を仕上げるつもりなんだけど、でもそれって人の心に残るものを作りたいからじゃなくて(だってもう世界終わるので誰も読まないし)、もう世界終わるのでもはや何事も成し得なくていいというなら最後に私がいいと思うものがどんなものか具現化してこの目で見たいってだけで、だから逆にいうと私が人生で成し得たいことってそれじゃないんだよなって思いました。何も成し得なくてもいいってわかって初めて心置きなく取り組むやつだから。
本当は人生においては何も成し得なくてもいい…というか何かを成し得る人なんてほとんどいないということをわかったうえで、それでも私の思う「人生で成し得たいこと」ってもしかしてもうちょい社会的なことなんじゃないかなーと思った。意外にも。
今週の学び
今週はセンターの皆とホロコースト記念館に行ったよ! ※なお私のいるこの街はユダヤコミュニティが大きく、今ボランティアしてる病院もユダヤ系だし、働いてるセンターのクライアントさんもユダヤ系が多い。
いやーいろいろ学びが多かった。こういうとこ行くのって学生のうちの社会科見学とかが多いだろうけどやっぱり大人になってのほうが学びが多いかも。しかしほんとにあれ、すべての差別の発現がここにあるっていうくらいほんとにすごいな。子供の時とか、大人でももうちょっと若い時期だったらそこまで感じなかったかもしれないけど、今この人生のフェーズにいると思う。あの人類史は本当にすごい。すごいっていうのは当然ですがまったくいい意味じゃなくてただなんかすさまじいとか悲惨とかいう言葉では表現できないのでそうとしかいえんのだけど。
笑顔inカナダ
そういえば今の仕事でもボランティアでもそーなんだけど私は日本出身だからいわゆるサービス業的な立ち位置をやるときはもう自動的に顔がニコニコしてる。金をもらっていようがいなかろうが人間相手のサービス業的なのをやるときに笑顔以外に顔をどうしたらいいかわからんという文化的呪いを受けているので。
カナダでもサービス業でニコニコしてる人はいないわけじゃないけど個性によるっていうか、本人がまじでほがらかなので楽しそうにしてることもあるだけの感じで、われわれのように仕事上の義務として常に笑顔を装備してる人はほとんどいないのである(私調べ)。
そんなわけで業務上の100%笑顔inカナダはわりとレア…というか少なくとも当たり前ではないので、その結果たまにニコニコしてることをめちゃ喜んでくれたり褒めてくれたりするカスタマーが存在します。シェルターとかスープキッチンとかで働いてるとわりと言われるよね笑顔が素敵ですねって。私の文化的呪いが好評を得ている。
今日のほめられ
いつもの介護施設でボランティアしてたら入居者さんのシャーリーが私をふとまじまじ見て「You are very cute」って言ってくれたよ! ほめられたやったー!
シャーリーはおそらく90代後半だし最初は喋ったり反応したりしてるところを見たことなかったし、そのうちたまにお話できることがわかったがだいたいCan I go home?しか言わないのでもしかして認知機能あまりないのかもと思っていたもののそれがとんだ大間違いで、シャーリーはなんとビンゴが自分でできる(=自分で聞いた数字を探して開けられる。もっと喋れる人だってビンゴはできないことあるのに)。最近は障害ある人とか高齢の人とかできること・できないことがある層と接してるわけだけど、何ができて何ができないかってまじ安易に決めつけるべきではないよなって思いました。シャーリーに出会って。
そんなシャーリーは今日はなんか気分がよかったのか調子よかったのか、キュートいただきまして嬉しかった。いやたまに言われるよね笑顔がかわいいって(自賛)。ほめられ本体というかシャーリーと「あなたかわいいわね」「えーやだそんな〜ありがとうございます〜」みたいなすげー社会的な会話できたのが嬉しかったな。
私はいつだって私のこの狭い見識を広げてくれるものを求めてるんだ。目に映るすべてのものに意味がなきゃいけないという極めて狭くそして危険な認識からできるだけ自由になりたい。だからよくわかんねえ映画とかどんどん見ていきたい。#映画
ひとりごと用アカウント(閲覧・フォローはご自由に)。映画見たりファンフィク書いたり猫と暮らしたり。在加のため日本公開前の映画の話してることもある。
現在トップガン:マーヴェリックのハングマンxルースターの話ばっかりしてる。
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