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言い訳をすると私が考えてることと劇中人物が考えてることisけっこう別物なので…。ハングマン視点の時はあいつは自虐とか自己嫌悪をあんまりするタイプじゃないし、ルースター視点の時はあの、ルースターって結局いい人なのであんまり(私が思うほどには)ハングマンをクソだと思っていないというハングマン大歓喜の事情があって…

そのわりにあなたは二次創作でハングマンをかっこよく描いているのではないですか?と言われたら「本当にすみませんでした」としか言えないわけなんだけども。

口を開けばハングマンがクソで〜みたいな話ばっかりしてしまうが、私ほんとに文章書いてて楽しい瞬間って社会的になんらか齟齬のある(いわゆる"普通"じゃない)人間の描写をしてる時なので…クソでないハングマンとか辛くないカレーみてえなことだから…(甘いカレーもおいしいよ)

ハングマンがルースターの信頼を得るにはどうすれば問題、とりあえず手はじめにルースターのことをバカにしたり煽ったりしない、いつも自分ばっかり我を通さずルースターの意見を尊重する、さらにルースター以外の人間にも親切にして人をすぐ切り捨てないことをアピール…あたりをコツコツやっていくしかないような気がするけど、ここまで読まれた方はお気づきかと思うのですが「えっそのナイスガイ…ハングマンではなくない…?」という根本的問題ある。ナイスガイじゃないのがハングマン、でもナイスガイじゃないとルースターに信じてもらえないじゃないですか????ハングマンがハングマンであるかぎり無理…ってこと…????

こういう境遇の人と付き合えたからってそれがなんだというか…みたいな問題あるんだよな。付き合いたいって言えばたぶん付き合ってくれるから。ハングマンが本当にすべきことはルースターと付き合うことじゃなくて信頼を得ることだと思うんだけど、あいつはまるで成長していないからそのきっかけがないんですよ。

ルースターの人生には安全感がない、失敗しても大丈夫な安全ネットが敷かれていなかったから慎重で思い切りがないのに、その原因の一端を作ったマーヴェリックがjust do itとか言ってくるのTGM七大理不尽のひとつっていう話もうしましたか? しました。

ルースターがチームプレイヤーなのってそうであるしかなかったというか、この世界に保護者もいなくてキャリアも遅れてるみたいな不利な状況で他人とわざわざ衝突するような余裕はないから、そりゃ感じのいい人になるだろうって気がしていて、恋人関係にイージーそうなのもあんまりそういうとこで揉めたくないんじゃないかなって。

さっきまでさんざん「あいつはまるで成長してないから無理」みたいなことを言っていてなんなんだけど、ルースターってイージーというかデートに誘ったらいいよって来てくれるタイプだと思うので、ハングマンにも全然ワンチャンあると思うんですよね。でもそのワンチャンは誰にでもあるやつだし、デートしたからorあまつさえ付き合えたからって振り向いてもらえたわけではないじゃないですか。それは単にルースターがそういうタイプの人だってだけで。

「仲間を見捨てるハングマンが最後は仲間を助けたから成長した」みたいな説もあるかとは思いますが私はそうは思わないです。ハングマンの見捨て癖は独断専行によって他人を「置いていく」癖であって、最後みたいに自分が単騎で仲間のピンチに駆けつける役なんて絶対やりたいに決まってるじゃんていう。登場時のハングマンでも絶対に助けに行きますよあの状況だって俺がすごいカッコイイもん。登場時にはしないようなことをするのが成長だとすればあれは成長ではないです。むしろハングマンの元々持ってた性質が光って皆に褒められたのでたぶん助長です。

いやーーー……「窮地を助けた」の一点突破でルースターからの歩み寄りor好意を期待するのは無理では… 昨今いわゆるヒロイン役の人でもそこまで寛大じゃないと思う。敵対→成長→和解→~そして友達へ~みたいなステップが存在すればまだしも、ハングマンはほぼ登場時のハングマンのままだし、たぶんルースターへの煽り行為もまたやると思うんですよね平気な顔で。なんかこう「おっこいつ変わったな」って思ってもらえるきっかけがあればいいんだけど、でもその変わるきっかけを劇中では与えられなかったんですよねハングマン。

興奮してマストドンの寛大な文字数制限を活用してしまった。このハングマン的超ラッキー展開がすべての不幸のはじまりだったのです…みたいな可能性が私の中ではあってだってあんな感じになったハングマンがあのあと反省とかできる????できなくない????相手から感謝されてちょっと満更でもない顔を見せるという程度の成長しかしてないお前がルースターとの新しい友好関係をどうやって始めるというのか。結局ルースター側から歩み寄ってくれるの待ちになるんじゃないですか??????

本編の最後の握手は和解であってクソがクソじゃなくなったまでというかマイナスをゼロに戻したとこじゃないですかやっと。ていうかそもそもよくある作劇だったらハングマンはルースターにもっと明示的に負けないといけなかった。ハングマンみたいな嫌なヤツは馬鹿にしていた相手に負けて反省してからのredemption(いいやつかも逆転)ですよ普通は。だけどTGMはマーヴェリックのせいで地軸が歪んでるのでダガースクワッドにルースターが選ばれたことが1000%私情であって実力で勝ったんじゃないっぽく見えたから(そもそもルースターとハングマンはチームリーダーを競っていたのであって結局マーヴェリックが自分でリーダーやるとかまじ…まじ若手潰し…でもトム映画だからトムがやるそれは太陽が東から昇るようなこと)ハングマンはルースターに事実上負ける機会がなかったんですよそして数々の煽り行為をちゃんと反省してもいないくせに「自分がルースターを助ける」というハングマン的にすごくカッコがつく形でルースターと和解できたのやばくないですか??????(ここまで一息)

いや~~~~もはや壊れたレコードなのは承知の上でもう一回冷静になって検討させてもらってもいいですか…あの本編の感じから一体どんなきっかけがあったらルースターがハングマンにワンチャン振り向いてくれるのかってことを…。まじで同じことを延々言っててあれなんだけど私の中で解きたい謎がこれすぎるから。

なんでお前の好きな人をお前から守らなきゃいけないのかわからん…お前が守れよ…という私の混乱がハングマンへの「お前ごときが」みたいな発言に昇華していく。

私(観客)がハングマンを好きでハングマンがルースターを好きという構図において、私のルースターへの気の遣い方はんぱじゃないんですよ。推しの好きな人に失礼や不利なことがあっては???ならないじゃないですか???? 一番失礼なのが推しだけどな!!!!!

ただ嫌なことや意地悪なこと言うっていうのは発言者側のなんらかの問題を反映してると私は思うので、なんでそういうクソ絡みをせずにいられないのかっていうハングマンの気質…性格…ルースターへの巨大感情…みたいなのはめちゃめちゃ読み込みたい。そこはシッパー的にすごくおいしい。でも劇中のルースター的にはただただ嫌なだけじゃんという気持ち、いつも心にある。

だから私はハングマンからルースターへのイヤ絡みに本当は激励の意図があった(オマエならもっとできるだろ系)という学説を一切とらないパーソンなんですよ。一見意地悪なこと言ってるけど本当は言われた側のためを思ったイイこと言ってる!みたいなことはこの世に存在しないからです。意地悪は意地悪。

私ハングマンにわりと厳しめ(「お前などが」みたいな発言が頻発)なんだけどそれは劇中で嫌なやつだからです。嫌なやつキャラとしてこの世に生を受けしハングマンのこと、忘れないでいたいから…

あっこれやりますか?? タイムマシンに乗って過去を変えたらルースターは幸せな人生を送れるけど自分には見向きもしてくれなくなるのをわかってて時をかけるハングマンを誰かやりますか???(フリー素材)

でも結局ハングマンを好きになるかどうかってルースターの人生観の問題だからな…。ハンルス成立したハングマンはルースターがしんどい人生を送ってきたことをできるならタイムマシンに乗って変えてあげたいと願うかもしれないけど、私はルースターがもっとしんどくない人生を送ってきていたらお前など好きになってないよって気がします。

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