新しいものを表示

アガサ・レーズンの第一作聞き終わり。殺人の部分よりも、田舎村に馴染みたかったりロンドンに帰りたかったり揺れるアガサの奮闘のほうが長かったけど面白かった。このまま第二作に突入。

終わってから検索したらこのシリーズ、2016年からドラマ化もされてて4シーズンも放映してた(たぶん日本では未放映)。今さっそくストリーミングで見てるんだけどこれはこれで面白いかも! 原作よりアガサが一回りくらい若いし、いろんなことがファンシーになっているので、なんか原作の少女漫画化みたいな感じではあるけど。

プライムで「Desperately Seeking Soulmate: Escaping Twin Flames Universe(ソウルメイトを求めて ~SNSに潜むカルト)」というドキュメンタリをちらっと見はじめた。
知らんかったけどツインフレームってスピ界ではかなり使われてる概念らしくていわゆるソウルメイト的なものなんだけど、それを必ず見つけられるとして生徒を集めているオンラインサロン(ほぼカルト)Twin Flames Universeのドキュメンタリ。生徒は高いお金を払わされ、精神的に追い詰められ、自分のツインフレームだと思い込んだ相手につきまとうよう指示されストーカー行為で逮捕されたりしてる。

あっあと書くの忘れてたけどPrime Videoで「Transparent」シーズン1も見たんだった。主演のジェフリー・タンバーがクビになって打ち切りになったのを知ってから見てるから微妙な気持ちになるけど。たしかにこのドラマを主人公のモーラなしで続けるのは無理かなと。S1はさすがに出来がいいと思います。

今日はドラマ「From」を見てた(邦題ないようなのでたぶん日本未公開)。ハロルド・ペリノー主演。道に迷った一家がたどりついた辺鄙な村は、一度入ったら出られない呪われた村だった。その村では夜になったら決して扉を開けてはいけない。血に飢えた「怪物」が入ってくるからだ…という外界から隔絶され系ホラー&ミステリ。
他の住民も全員ここに閉じ込められた人々でなんとかコミュニティを形成して生き延びている、というある意味無人島漂着系ドラマでもある。

「怪物」とは何なのか、どうやったらこの村から出られるのか、という謎がこれから明かされ…るんだと思うけど今S2まであってS3確定しているのでかなり長い謎になりそう。でも面白いのでちょくちょく見ていきたい。

「Evil(イーヴィル:超常現象捜査ファイル)」見てる。神父、心理学者、エンジニアの3人が世の中の不思議な事件が本当に神や悪魔のしわざなのかを捜査するドラマ。ミステリなのでだいたいは論理的な説明があるけど、まさか本当に超常…?という余白の残し方もうまい。古くはホームズの時代からミステリとオカルトは裏表の関係だし。構成は一話完結だしとっても見やすい! これは面白いから完走するかも〜。

本当は自分が殺したいだけなのに悪人を殺すことでほらみろ良いことをしただろ!感謝しろ!ってドヤりたいのとは違うんですよ。ただ殺人衝動を持った自分のまま社会の一員として皆に認めてもらいたい、っていう見果てぬ夢なんですよ。決して実現しない…。
殺人衝動がありながら普通に暮らしたいので吉良吉影タイプなんだけど、吉良みたいに特殊性癖もないし(デクスターの殺人方法はフェティッシュさがない)自分の平穏のために普通に暮らしたいというよりちゃんとした市民になりたいって感じなのである意味デクスターのほうが業が深い。

スレッドを表示

「Dexter」S1完走しました。いやー…デクスターが悪人しか殺さないのは世の中を良くするためじゃなくて自分の殺人衝動を満足させるためなんだけど、それでいて「悪人を殺してくれてありがとう!」って世の中の人々から感謝されたいと思ってたんだなっていう…。いやそれわかる〜〜その矛盾するようで矛盾しない人間の心〜〜。デクスターは要するに普通に生きたい、というか自分が普通であるような世界で生きたいんだよね。そこがデクスターとそのへんのすぐ神を気取りがちな殺人鬼とは違うところ。

そうデクスターって悪人しか殺さない人なのでちょっとアンチヒーロー要素もあるんだけど、それでもデクスターがヒーローでないのは、目的やゴールがなくて継続したいという意志だけがあるからなんですよ。ヒーローには敵の殲滅とか仇討ちとかトラウマの克服とか世界の改善とかとにかくゴールがある(それが永遠に届かないゴールでも)。でもデクスター君の殺人活動はひたすら次の殺してもよさそうなターゲットを探すだけ…そこには継続しかない…ただ明日も続けていたいと望むだけなんてまるで人生と同じじゃないですか。デクスター君はヒーローではなくただ生きてるだけのヒューマン。

私がデクスターのすごいなって思うところは、殺人鬼だけどメンタルを病んでないので自己破壊衝動とか破滅願望がない。殺人がバレそうになると素直に慌てるし証拠隠滅も行う。殺人鬼の中には名探偵との勝負に興奮するタイプとかいますけどデクスターはそういうの理解できなさそう(後のシーズンでやってたらごめん)。今後とも健康で平和に末長く殺人をしていきたいという意志が感じられる。

デクスターは殺人という反社会的な衝動をハリーの英才教育のおかげで社会に溶け込んだまま存分に発揮できるという完璧な環境を得ているくせに「いつも仮面をかぶっている俺…本当の俺をわかってほしい…」みたいなモノローグをぶっこいているので人間におけるありのままの自分をわかってほしい欲求ってすごいんだなと思った。人はありのままであるためなら破滅してもいいのか問題。

ただデクスターの養父ハリーもなんか特殊な人で「人と違うところを隠して社会に溶け込(み絶対にバレないように殺人をたしな)まねばならない」という教育方針だったので、デクスターはレリゴーして才能を発揮する人ではなく、人に騒がれないステルス機能を搭載しているだけでもうレリゴーしている人だからやっぱあんまりエルサではないのだった(前言撤回)。

「Dexter」の話なんですけど、デクスターは幼少期から殺人衝動があってそれに気づいた養父から「お前は人と違うのだからそれを隠して社会に溶け込まねばならない」と教育を受けて育つんですよね。こういう話どこかで聞いたな…と思ってたんだけどあッ「アナと雪の女王」だ…!と閃きを得た。"Conceal, don't feel, don't let them know"だ。デクスターはディズニープリンセスだった…?(殺人鬼です)

引き続き「Dexter」見てるんだけどデクスター君の俺…本当はサイコパスだからさ…モノローグ永遠におもろい。気丈な妹(刑事)を評してのモノローグ、「妹は自分が何にも傷つかない人間であるかのように装う……でも俺は自分が何かに傷つける人間であるかのように装ってる(意訳)」みたいな!!このノリ!!これが永遠につづきます。おもしろすぎる。デクスター語録作りたい。

「Dexter」見てる。昼はマイアミ警察の鑑識、夜は連続殺人鬼! 15年以上前の人気ドラマだけどぜんぜん知らんかった。見かけは脳天気なアメリカン兄ちゃんだけど実はサイコキラーの主人公(でもいろいろあって悪人しか殺さない)のモノローグで話が進んでいくのだが、いかに自分がサイコパスで人間らしい感情がないかみたいなことをたくさん喋るので面白い。いやまあ実際殺しもやってるのでサイコなんだけどたまに地獄のミサワ感みたいなヴァイブスもギリある。絶妙なバランス。

アマプラで今日配信の「Wilderness」見てる。愛と裏切りと殺人のメロドラマだ! 野次馬根性が刺激される!

週末ずっと家にいたのでアマプラでいろいろ見てた。
・「The Horror of Dolores Roach」人生やり直そうと思ったら人肉パイができてたブラックコメディ。30分x8話完走。
・「Sitting in Bars with Cake」ケーキ作りが得意な主人公と親友のあったか友情ものかと思いきや難病もの。
・「Meet Cute」一夜のデートを繰り返すタイムループもの、鬱病バージョン。
・「Polite Society」パキスタン系ブリティッシュ版ぶっとびコメディアクション。

「DeadLoch」ものすごいネタバレ(真犯人の動機) 

いやーあの人が真犯人っていうのはそりゃ消去法からいってそうなんだけど、動機よかったな。もともと女を殺していた連続殺人鬼が”改心”して今度は女を虐待する男を殺しはじめるっていうの、普通に「ありそう」って思いましたよね。蔑視してるから殺すし、蔑視してるから救ってやろうと思うし。正反対だけど同じことなんだよね。たいへん説得力があった。

「DeadLoch」E8まで完走。面白かった。エディ、下品で無礼で短絡的というサイアク系刑事(ヘテロ女性)なのだが憎めない。最初の3話くらいぜんぜん真面目に捜査しないし無能刑事なんだけど最終的に一番好きだった。あとダルシーの妻のキャスのキャラよかった。ダルシーがなんでこの人を愛しているのか、なんでこの人との生活が時にしんどいのかわかる。すごいわかる。主人公のパートナーという個性を出すのが難しい枠で良いキャラ描写。

「Deadloch」E3まで。タイプの違う二人が反発しあいながらやがて友情が生まれ…みたいなやつは星の数ほどあれど、「反発しあいながら」の部分がこんなにガチなコンビがいただろうか。反発なんて最初にちょっと嫌味言うくらいのケースも多いというのにダルシーとエディは3話にわたってマジで衝突しかしてない(主にエディのせい)ので、E3最後の歩み寄りが沁みる〜。

「田舎町で起こる殺人事件と二人の刑事」ジャンル、あまりにポピュラーだしだいたい陰鬱なトーンの作品が’多いので、ジャンルに新鮮な風を吹かすこういうブラックコメディ(ある種パロディともいえる?)良いと思う。変化球が出てくるくらいジャンル成熟してるともいえるかもだけど。

古いものを表示
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。