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私がデクスターのすごいなって思うところは、殺人鬼だけどメンタルを病んでないので自己破壊衝動とか破滅願望がない。殺人がバレそうになると素直に慌てるし証拠隠滅も行う。殺人鬼の中には名探偵との勝負に興奮するタイプとかいますけどデクスターはそういうの理解できなさそう(後のシーズンでやってたらごめん)。今後とも健康で平和に末長く殺人をしていきたいという意志が感じられる。

デクスターは殺人という反社会的な衝動をハリーの英才教育のおかげで社会に溶け込んだまま存分に発揮できるという完璧な環境を得ているくせに「いつも仮面をかぶっている俺…本当の俺をわかってほしい…」みたいなモノローグをぶっこいているので人間におけるありのままの自分をわかってほしい欲求ってすごいんだなと思った。人はありのままであるためなら破滅してもいいのか問題。

ただデクスターの養父ハリーもなんか特殊な人で「人と違うところを隠して社会に溶け込(み絶対にバレないように殺人をたしな)まねばならない」という教育方針だったので、デクスターはレリゴーして才能を発揮する人ではなく、人に騒がれないステルス機能を搭載しているだけでもうレリゴーしている人だからやっぱあんまりエルサではないのだった(前言撤回)。

「Dexter」の話なんですけど、デクスターは幼少期から殺人衝動があってそれに気づいた養父から「お前は人と違うのだからそれを隠して社会に溶け込まねばならない」と教育を受けて育つんですよね。こういう話どこかで聞いたな…と思ってたんだけどあッ「アナと雪の女王」だ…!と閃きを得た。"Conceal, don't feel, don't let them know"だ。デクスターはディズニープリンセスだった…?(殺人鬼です)

引き続き「Dexter」見てるんだけどデクスター君の俺…本当はサイコパスだからさ…モノローグ永遠におもろい。気丈な妹(刑事)を評してのモノローグ、「妹は自分が何にも傷つかない人間であるかのように装う……でも俺は自分が何かに傷つける人間であるかのように装ってる(意訳)」みたいな!!このノリ!!これが永遠につづきます。おもしろすぎる。デクスター語録作りたい。

「Dexter」見てる。昼はマイアミ警察の鑑識、夜は連続殺人鬼! 15年以上前の人気ドラマだけどぜんぜん知らんかった。見かけは脳天気なアメリカン兄ちゃんだけど実はサイコキラーの主人公(でもいろいろあって悪人しか殺さない)のモノローグで話が進んでいくのだが、いかに自分がサイコパスで人間らしい感情がないかみたいなことをたくさん喋るので面白い。いやまあ実際殺しもやってるのでサイコなんだけどたまに地獄のミサワ感みたいなヴァイブスもギリある。絶妙なバランス。

アマプラで今日配信の「Wilderness」見てる。愛と裏切りと殺人のメロドラマだ! 野次馬根性が刺激される!

週末ずっと家にいたのでアマプラでいろいろ見てた。
・「The Horror of Dolores Roach」人生やり直そうと思ったら人肉パイができてたブラックコメディ。30分x8話完走。
・「Sitting in Bars with Cake」ケーキ作りが得意な主人公と親友のあったか友情ものかと思いきや難病もの。
・「Meet Cute」一夜のデートを繰り返すタイムループもの、鬱病バージョン。
・「Polite Society」パキスタン系ブリティッシュ版ぶっとびコメディアクション。

「DeadLoch」ものすごいネタバレ(真犯人の動機) 

いやーあの人が真犯人っていうのはそりゃ消去法からいってそうなんだけど、動機よかったな。もともと女を殺していた連続殺人鬼が”改心”して今度は女を虐待する男を殺しはじめるっていうの、普通に「ありそう」って思いましたよね。蔑視してるから殺すし、蔑視してるから救ってやろうと思うし。正反対だけど同じことなんだよね。たいへん説得力があった。

「DeadLoch」E8まで完走。面白かった。エディ、下品で無礼で短絡的というサイアク系刑事(ヘテロ女性)なのだが憎めない。最初の3話くらいぜんぜん真面目に捜査しないし無能刑事なんだけど最終的に一番好きだった。あとダルシーの妻のキャスのキャラよかった。ダルシーがなんでこの人を愛しているのか、なんでこの人との生活が時にしんどいのかわかる。すごいわかる。主人公のパートナーという個性を出すのが難しい枠で良いキャラ描写。

「Deadloch」E3まで。タイプの違う二人が反発しあいながらやがて友情が生まれ…みたいなやつは星の数ほどあれど、「反発しあいながら」の部分がこんなにガチなコンビがいただろうか。反発なんて最初にちょっと嫌味言うくらいのケースも多いというのにダルシーとエディは3話にわたってマジで衝突しかしてない(主にエディのせい)ので、E3最後の歩み寄りが沁みる〜。

「田舎町で起こる殺人事件と二人の刑事」ジャンル、あまりにポピュラーだしだいたい陰鬱なトーンの作品が’多いので、ジャンルに新鮮な風を吹かすこういうブラックコメディ(ある種パロディともいえる?)良いと思う。変化球が出てくるくらいジャンル成熟してるともいえるかもだけど。

「Deadloch」E1を見てる。田舎町で起こる殺人事件ジャンル・ブラックコメディ版。だいたいアホしかいないデッドロックの町で死体が見つかり、捜査のため町にやってきたエディ刑事がまた破天荒で下品なサイアク系の刑事なので真面目なダルシー巡査部長が苦労しそうなとこまで見た。ジェンダーロールは反転されていて、そのへんの風刺も期待できそう。いい感じの導入です。

「モービウス」でも主人公紹介がてらの話の枕がノーベル賞辞退っていうの景気が良くていいな。それだけでどういうリアリティレベルの映画なのかわかるし話が早い。

作業のながら見で「モービウス」ちょっと見てたんだけど、ノーベル賞辞退するのになぜわざわざ正装して受賞式まで… 辞退は連絡きた時にやってください。

中国ドラマ、面白いには面白いのだが何しろ長い。50分×40話とかがごく普通の世界。

Disney plusで話題の「The Bear」見るかな〜。それか久しぶりに中国ドラマはどうかなと思ってIQIYIに行ってみたら、「蓮花楼」というドラマが人気みたい。武侠でミステリ(事件モノ)要素もあるって。面白そうだから観てみようかな?

その流れでGood Omens S2 

クロウリーがやろうとしてるのはロマンス(相手だけがいればいい・それ以外の価値観には意味がない)だけど、アジラフェルの世界にはまだ正義も理想もある…っていう流れでしたよね。別の世界に住んでるとああなりがち。

アジラフェルのああいう態度はロマンスの世界に生きる人から見たら手ひどい裏切りなんだろうけど、まあわりと普通…というか特にヒーロー界ではよくあることですよね。信念によって愛する相手の横っ面をぶん殴っていく行為。もはや親の顔より見た。

ネトフリでA24制作のドラマ「Beef」見てた。まともな仕事もなく八方塞がりのダニー(スティーブン・ユアン)と、裕福だが仕事と家庭からのストレスで爆発しそうなエイミー(アリ・ウォン)というまったくの他人同士が、道でクラクション鳴らしたの鳴らさないのみたいな些細なきっかけで空前の嫌がらせ合戦に突入するフラストレーション爆発系コメディ(?)。クソッタレな人生への行き場のない怒りをまったくの他人へぶつけまくる…というインターネットの我々にも覚えある構図。アジア系キャストメインの作品どんどんいいの出てきてるんだなあ。

あの場合でいえばクリフハンガーって 

「クロウリーが告白してアジラフェルの返事を映さずに暗転した」とかだったらそれがクリフハンガーだと思うけど、告白してお互いの信条の違いにより破局したっていうのはただの破局エンドでは(と私は思うけどむしろ前者のほうがクリフハンガーって言われなかったんだろうなっていう気はする)。

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