ラジオで三遊亭圓生の「樟脳玉」(1973年)を聴く。
魂が浮かばれないという言い方は知っていたが、死んだ妻に対して「浮かんでおくれ」という表現を初めて聞いた。
「はすのうてな(蓮の台)」ということばも日常ではなかなか聞くことがない。
演題の樟脳については話の中でも解説が入っていた。
毎日使っているとことばの変化にあまり気づかないが、少し前の話を聴くといろいろ気づいて面白い。
ラジオの番組内でもコメントがあったが、落語には珍しく妻への一途な愛情を素直に表現している作品。
国連ビジネスと人権の作業部会の報告https://www.ohchr.org/sites/default/files/documents/issues/development/wg/statement/20230804-eom-japan-wg-development-japanese.pdf
日本の抱えている人権問題全体を見据えた重要な報告書。
過去何十年もほとんどのマスコミが沈黙を続けてきた問題(確かにその問題は重要ではあるが)を今回は特に際立てて報道することで、報告書で指摘されている他の人権問題を見えなくしてしまっているのは皮肉。
マスコミの記事に惑わされずに、報告書全体を読むことをおすすめする。
板敷ヨシコさんのツイートに同意。
アメリカの俳優さんに置き換えることで、日本の女性の仕草の不自然さが際立っている。
男性に置き換えてみても面白そう(以前どこかでバットマンとキャットウーマンを置き換えた動画を見たような記憶が)。
https://twitter.com/yoshikoEZmom/status/1491427619580956682?s=20
『夜廻り猫 第八九三話 一人前』
https://comic-days.com/blog/entry/yomawarineco/893
私の家は母の生家だったので、この話とは事情は異なるが、父の帰宅が遅い日は子どもたちは先に夕飯を食べるのに、母だけは食べずに待っていたり、何を食べるときでも母は一番最後の余り物という感じだった。
それは食べ物のない時代に育った母の思いやりだったのか、母親とはそういうものという思い込みだったのかはわからないが、家族に食べさせる母親よりも家族と一緒に食べる母親であってくれたほうが、私には嬉しかったのではないかと時々思い返す。
家族みんながお腹いっぱい食べられる社会でありますように。
『射精責任』のガブリエル・ブレアさんへのインタビュー。
プロチョイスかプロライフかで対立が続くアメリカにとって、中絶の是非が問題なのではなく、それ以前の避妊の責任を明確にすることこそ重要というある意味ゲームチェンジャーになり得る考え方だと思う。
避妊方法や中絶薬について周回遅れの日本にとっては、ある意味遅れを取り戻せるチャンスかも。
https://youtu.be/Xcg_FnP3Pfw
渡辺由佳里さんのスコットランドのエッセイを読んでいたら、遠い昔にエディンバラに行ったことを思い出した。
ロンドンへの出張の合間の短期間の旅行だったが、インターシティという列車で初めてコンパートメントに乗ったこと、植物園に行くつもりのバスを乗り過ごしてしまい親切な運転手さんにお世話になったこと、次の戻るバスを待つ間に地元の人たちのローンボウリングを見せてもらったこと、それからエディンバラ城からの美しい眺めなど、ずっとどこかにしまっておいた記憶が蘇ってきた。
@YukariWatanabe@mastodon.socialさん、思い出させてくださってありがとうございます。
惜しむらくは、もう少し歴史を勉強してから行けばよかったなぁ。
@ryoko_ando
『スティーブ&ボニー』読み終わりました。
アメリカに行った時期も場所も違いますが、何十年も前の自分の留学の時を思い出しながら読みました。
行きの機内食から始まったアメリカの食事への驚きとか、裸足で日常を過ごす人とか、あぁ私も同じだったなぁと懐かしく思い出しながら。
表玄関からは地下で裏に広がる庭には直接面している家の作りも、私がクリスマスにホームステイした家とそっくり。
口数が少なくても繋がり合える人もいれば、どんなに流暢な話し手でも言いっ放しでしかない人もいる。
そうした共通点に少しほほえみながら、一方でアメリカの原子力ムラは電力としての原子力と武器としての原子力に境がない点など、日本とは違う側面にも改めて気づかされました。
現在の原子力についての会議の様子が語られると同時に、日系アメリカ人の方々の背負ってきた歴史や広島の話も、それぞれに静かにそして確かに語られて、時間や空間が自在に飛び交っていく不思議な感じ。
noteに書かれたものを読んでいた時から好きだった文章が、こうして一冊の本として完成したことを一読者として本当に嬉しく思います。
ありがとうございました。
記憶について。
先日俳優の三谷昇さんの訃報を聞いて、思い出したのがモッキンポット師。ドラマの題名も内容もよく覚えていなくて、でもモッキンポット師は主役ではなくて、だれか主人公がいたはず。確か...岡田真澄さん?と思ったところまでで、便利なgoogle様と答え合わせしたら、違っていた。
モッキンポット師は『ボクのしあわせ』というドラマで主演は石坂浩二さん。岡田真澄さんが主演していたのは『おバカさん』で、2つとも1970年代始めの作品だった。
いやぁ、なぜか2つの作品が一緒になって記憶されていたらしい。当時小学生だった私のいい加減な記憶力にあきれたということを、久々にあった姉に話したところ、「記憶は曖昧だけど、この2つの作品は結構共通点があるよ」とのこと。姉はドラマではなく、井上ひさしさんと遠藤周作さんの原作の方を読んでいて、2つとも人の良い敬虔なクリスチャンを描いているとのこと。
記憶力はいい加減だったけれど、小学生ながらいい感性をしていたのだと自画自賛して話を終えることができた。姉よ、私の話を救ってくれてありがとう😊
「めちゃ大事」産婦人科の医師3人が性教育について話すチャンネル。
今回はオランダの小学校で教師をしている日本人の方がゲスト。
子どもの幸福度世界第1位のオランダの学校教育の様子について話を聴いたが、日本とのあまりの違いにため息。
・多様な学校が存在し、自分に合った場所の選択が可能(学費は18歳まで無料)
・教員は複数担任制で、働き方も柔軟(週3〜4日働く人が多い)
・教員の養成・研修が充実
・性教育は発達に合わせて年齢ごとに積み重ねて、小学校高学年までにはコンドームを使って教育。等々
興味のある方は⬇
『分担し、外注しながら研究する生活<研究者、生活を語る on the web>』
「自分が育児をするようになってみて実感しましたが、これほどの重労働を必要とするサービスが無償で提供されてきたことの方が、実は驚くべきことだったのです。」
同意です。
NHKラジオ『高橋源一郎の飛ぶ教室』を聴く。
前半は作家の赤染晶子さんについて。初めて名前を知ったが、エッセイ集の「ジャムパンの日」を読んでみたくなった。登場するおじいさんや近所の人が面白そうで、文章も簡潔で読みやすそうだ。
後半のブレイディみかこさんのお話も面白かった。日本ではフランスのストだけがニュースになっている印象だが、イギリスでも各地でストが行われているそうだ。
ストライキをしている場に遭遇すると、多少の不便があっても、同じ労働者として応援するという周囲の雰囲気がいい。
私の子どものころは毎年「春闘」というのがあって、朝のニュースでは、A社はストライキ回避、B社は決行などと伝えていて、特に鉄道等のストライキについてはどちらかというと迷惑なものとして捉えていた覚えがある。
でも本来は働くものの権利として必要なら行うべきものなんだよね。
https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=6324_01_3836347
気球、パラグライダー、観覧車、高い所が好きです。
アイコンは、くにのいあいこさん。