カラオケ行こ!の実写映画を見た。中学生とヤクザという、実写にするとかなり厳しい設定の作品が、野木亜紀子さんの脚本のおかげで安心して見ていられたし原作を尊重しつつちゃんと実写にするうえで脚色もされていてよかった。「脚本家」の仕事がされていた。原作にひたすら「忠実」に作るのが正解というわけではなく、「改変」はどうしても発生するしやっていい というか改変しないとメディアミックスはできない
そして「カラオケ行こ!」の実写はこんなに素敵に作ってもらえたのにどうして「セクシー田中さん」も同じように作ってもらえなかったのか考えてしまって久しぶりにまた泣いた(※問題はあくまで制作工程。完成したドラマ自体は芦原先生の修正を反映したものなので、作品自体は素敵に作られてはいる)
芦原先生が求めていた「必ず原作に忠実に」の「忠実」は何もキャラクターのビジュアルを完全に再現しろとか一言一句原作どおりにしろとかカメラワークをコマ割り通りにしろとかそういうことじゃない。枝葉を変えることはあるだろうけど幹の部分は触るなって話のはず
"是枝監督が提出した資料には、労働環境、流通、教育、制作の4つの観点から日本の映画業界が様々な問題を抱えていることが指摘されています。 例えば労働環境においては、フランスでは2018年に1日8時間、週休2日が絶対的なルールなのに対して、日本は昨年ようやくできた適正な労働時間が1日13時間、2週間に1度の完全休養日で、従来はこのレベルすら守られていなかったようです。 また、制作の報酬に関しても、日本はフランスや韓国の1/3〜1/4の水準で、事前の開発費も持ち出しの上に、成果報酬を選択することもできないなど、ビックリするような事実や数字が多数並んでいるのです" https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/dcb891f2f1ba4af06a25e1183464bd3b12af49e5
昔の中国人の友達が「日本のお仕事系ドラマで机の上に大量のファイル置いて『これ、今日中によろしく』ってやつあるけど、あれ何?」って言ってたのを定期的に思い出して、紙の多かった日本での職場に思いを馳せるなど。
島根県だけじゃなくて、首都圏でもこの車押し入り強盗に襲われた人おるで。
知人女性が、フツーに早朝仕事に行かんと月ぎめ駐車場(誰でも出入り可)に停めてある自家用車に乗ったらいきなり強盗に押し込まれるようにボコボコにされ、ドア開けて逃げ助けを呼んだとか。重傷で1か月程度入院した。
犯人捕まったのがまだ救いだが。
教訓としては、
・車内に「主に運転するのは女性だ」とわかるようなものを置かない。
・車乗る前にアヤシイやつがいないかとりあえず周りを見渡す。
・車乗ったらソッコーロック
ということみたいです。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1139190?display=1
ZINE を緊急出版しました。
産経のトランスジェンダーへの反医療本について、読んでヘイトではないと判断してしまうひとが出てきていることについて、私たちの思うところを書いています。
改めて、「これを読んで」と勧めることのできるたくさんの本を書いて出版してくれたいろいろな立場の方々に感謝と敬意を感じています。
札幌周辺のかたはどうぞお声がけください。29日は紙で持って北大周辺にいます。
https://sites.google.com/view/nijiiroobake/
https://x.com/nijiiroobakeya/status/1784611927832048112?t=LbnrHQPFSRKY8eNLRnWTuA&s=09
2022年の共著『マイノリティだと思っていたらマジョリティだった件』(ヘウレーカ)に収録されている「調整、説明、証明をめぐるコスト」で、ちょうど「たとえば車椅子で映画館に行くのって大変だよね」という話をしていたので……
「映画館に行き、コーヒーを飲んで帰ってくるという予定を、気楽にこなせるひとはツイている。これが車椅子ユーザーならばどうか。映画館までのアクセスを確認し、混雑する時間や乗車位置を確認する。シアターでは車椅子用の座席は固定されているので「今日はスクリーンの真ん前」「ちょっと後ろ側」と席を選ぶことはできないし、バリアフリーのトイレが遠いと苦労する。車椅子で入れる喫茶店も限られていて、新しくできた店に寄ってみたいという希望がすんなり叶えられるわけではない。
これらはあくまで表面上のことで、実際には地域によって施設などの事情が違うし、ハード面には表われない変数もある。あの時間帯の駅員とは合わない感じだから手伝いを頼むのが億劫だとか、あそこのトイレを使わざるを得ないけどハンドソープがしょっちゅう切れているんだとか、チケットは自分で買えるのに手伝おうと「ボランティア」してくるやつがうざったいとか、面倒ごとはたくさんあるのだ。→
アカデミー賞2024がバックラッシュすぎて怖い
去年だって『ナートゥ』の受賞に対する会場の反応がわりと冷ややかだったり、ハリウッドでの性加害を描いた『シーセッド』やハリウッドにおける黒人排除の歴史を扱った『ノープ』が完全に無視されたりと、もちろん問題点はたくさんあった。
それでもインド映画から初めて『ナートゥ』が楽曲賞を取ったし、映画界でのセクハラにより活動を休止していたブレンダン・フレイザーが復活したし、エブエブのアジア旋風が巻き起こった。新しい時代を感じさせてくれた。
それが本当にさ、今年はなんなんだよお前ら。未だに堂々とアジア系を差別して、パレスチナを無視して、バーベンハイマーをネタにして、だっせーわ。ふざけんなよ。
私は山崎貴の悪口なら100時間言えるし、今回の受賞で一番ガッカリしたのは『ゴジラ -1.0』だし、山崎貴の英語は理解するのが難しいレベルだったとは思う。だからってスピーチの途中で音楽かけるんじゃねえよ!!!!まだ話してんだろ!!!!お前らに配慮して英語で!!!喋ってんだよ英語圏じゃない奴は!!!!!!
アカデミー賞におけるRDJの態度
よく欧米の映画やドラマで目にする、そして実体験としても見聞きする「アジア人を常に使用人扱いする白人」をあの大舞台で明確にやってしまうことに驚いた。うわぁ、これがあの、噂の!!って感じたった。
あの「無視」が意図的か無意識かはもちろん問題ではない。意図的ならアジア人なんかにトロフィーをもらうことが不満だったのだろうし、無意識なら普段からアジア人にあのような態度を取っているのだろう。
バックステージでは仲良くしていたとか、そんなことはどうでもよい。頼むからキーホイクァンが「僕たちは仲良しだよ!」とフォローするような流れだけは起きないでくれと願う。いつもマジョリティだけが許され、援護され、マイノリティがしりぬぐいする時代は終わらなきゃダメだ。
昨年はエブエブ旋風が吹き荒れ、アジア系の俳優が賞を次々と獲得していった。それがどれほど大きな意味を持つことだったのか、キーホイクァンのようなアジア系俳優がこれまでハリウッドでどう扱われてきたのか、非常に分かりやすく説明されてしまった。昨年の受賞風景を今見返したら、きっと感情が爆発してしまうだろう。
MVの話、手話の実態が理解されてないというのと同じく、「聞こえてない=聴者の音楽文化に全く関われてない」という思い込みも同じくらい原因の一端だと思う。
口話主義を引き継いだ音楽の授業とかのせいで音楽自体にあまりいいイメージを持てない当事者も実際いる一方、筑波技大で授業したときにカラオケ行ったりドームにライブ見に行ったりしてるという学生の話を一人や二人ではなく聞いて驚いたのが去年の11月。
世代によって幼児期からの人工内耳の装着率が大幅に変わってたり、補聴器/人工内耳とスマホの連携がここ数年で強くなってるのもあって、ろうのコミュニティの中でも実態が把握しきれてないのでは、という話もした。アカデミアのやるべきこともまだまだたくさんあるので頑張りたい
https://ccbt.rekibun.or.jp/research-notes/musical-device-project-01#i6
なぜ日本語では未成年に対する性的接近・接触を単に「いたずら」で片づけてしまうのだろう。そんな言葉で行為をあいまいにしていいものだろうか。
汚いもの見たくないものを「あやふやな語彙」の裏に置いてしまうのはそれに限ったことではないし、現代ではそれがトレンディなカタカナ英語に取ってかわられた。レイプ、ヘイト、セクハラなど。強姦、憎悪、性的嫌がらせじゃないか。この直接的な語彙(漢字語彙含む)を使わなくなった現代日本語にどうももやもやする。#日本語
カナダ人のYouTuberの”右翼”家族が「左翼イデオロギーやLGBTQが嫌」という理由で、カナダからロシアに引っ越しを決行したものの、思ったほどの理想の暮らしはなく、悪戦苦闘しているという話題を伝える海外記事。よく「”どこどこ”から出ていけ!」みたいな罵倒はあるけど、本当に自分から出ていった差別主義者の事例。皮肉な話ですが、移民としての苦労を自ら味わっている…(ロシアが移民に優しい国じゃないことくらいわかるだろうに…) #LGBTQ
https://www.thepinknews.com/2024/02/21/canadian-family-moved-to-russia-to-escape-wokeness/
『アメリカン・フィクション』感想
ひとりの黒人作家男性が主人公で、出版社に「もっと黒人っぽいやつがいい」と言われ、そこでヤケクソでものすごくベタベタな黒人っぽい小説を書いたら、それが大ヒットしてしまう…そんな痛烈な風刺が刺さるコメディ映画。どうしようもなく平等や差別というものを1ミリも理解していないエンタメ業界。アメリカも日本も同じ。そういう「わかったふり」が何よりもうんざりなんだよという渾身の叫びがこの映画に充満してます。当事者だからこそリアルに描けないこともあるよね… #映画
かえる(ふくろ)だよ
英日ゲーム翻訳者、たまに字幕翻訳とか
映画ドラマ漫画アニメの感想など
アイコンはオッパドールで同居人が作ってくれた