…(つづき)
SRHRは、私たちひとりひとりが、私の身体を生きていくために必要なものです。
でも、ひとりひとりの置かれた状況は同じではない。
同じではないからこそ、違いを知り、ともに抗いましょう。
産む権利も、産まない権利も、安全に子育てをする権利も、すべてを求めていきましょう。
自分の性を生きること、性の在りかたに口出しされないこと、すべてを求めていきましょう。
SRHRは、全ての人のためのものです。SRHR for ALL。
そのためには、女性差別をなくすだけでなく、優生思想も、外国人差別も、沖縄への差別も、部落差別も、LGBTの人々への差別も、そして子どもの貧困も大人の貧困も、なくさなければなりません。
敵は大きく、課題も多い。でもだからこそ、わたしはこの「私のからだデモ」が、大きな運動の輪として広がることへの希望も持っています。
―――(おわり)
…(つづき)
一方には、労働力不足を補い、社会保障制度を支えるための「健康な子ども」を産むことを期待される人たちがいる。
他方には、「不良な子孫」というレッテルを貼られ、生殖能力を奪われてきた人たち、障害がある人たちや、障害があるとされた人たちがいる。
自分が生きている性別を法律で認めてもらうためだけに、生殖能力の喪失を法律で義務付けられてきたトランスジェンダーの人たちもいる。
子育てしてこそ一人前だと、親戚中から言われる人たちがいる。
障害者が子どもを育てるなんて無理だと、親戚から言われている人たちがいる。
言葉の壁があって、妊娠しても病院に行けない人がいる。
妊娠したらクビになると言われて、妊娠を隠し続けなければならない移民労働者もいる。
本土から押し付けられた軍事基地のせいで、性の安全を脅かされ続けている人たちもいる。
自分の健康を守るためのホルモン治療を、クリニックや病院で拒否され続けるトランスの人たちもいる。
差別と闘うために裁判を起こしただけなのに、オンライン上で住所を暴露され、安全な子育てを阻まれている部落出身の人たちがいる。
…(つづき)
おかしな人権侵害がまかり通っている現実に対する、怒り。
変わるはずのものが変わらないことへの失望。
人権の訴えが伝わらないことによる孤独。
それでも、私たちは諦めない。諦めなかった先人たちがいるように。
諦めるよりも声を挙げることを選んだ「分からずや」が、今日ここにいます。
このデモは、これからもきっと、全国で続いていくでしょう。
SRHR。性と生殖にかんする健康と権利
この概念の根っこにあるのは、私のからだはわたしのもの という当たり前の原則です。
身体というのは難しい。ひとりひとりの身体は違うのに、十把ひとからげに「女の身体」だ「男の身体」だと、まとめられてしまう。
そしてこの国の法律や政治は、とかく「女の身体」と見なしたものに対して好き勝手なことを言い、その自由を奪い取るように管理をしようとする。
ただ、そうして身体をおおざっぱにまとめようとする権力が、ひとりひとりの身体に降りかかるしかたは、やっぱり少しずつちがう。
昨日の「私のからだデモ」での、わたしのスピーチ(一部省略)を以下に掲載します。
――
今日のこのデモは、日本社会でSRHRを実現するために、開かれました。
SRHRは、Sexual Reproductive Health and Rights の頭文字をとったもの。性と生殖にかんする健康と権利、という意味です。
このSRHRという言葉が必要になったのは、とりわけ社会の中で弱い立場に置かれる人たちが、性の健康を奪われたり、生殖についての健康を守られなかったりしてきた歴史があるからです。生殖をしたり、しなかったりする権利を奪われたり、自分の性を生きる権利を否定されたりしてきた人たちがいるからです。
だから、SRHRというこの言葉には、性と生殖の健康と権利を奪われてきた人たちの歴史と、その歴史を変えるために闘ってきた人たちの歴史が、刻み込まれています。
そして今日、わたしは、いや私たちは、その歴史に新しい1ページを付け加えることになった。それは、誇らしいことであると同時に、悔しいことでもある。
なぜならそれは、私たちがまだまだこの言葉を必要としなければいけないということだから。
「一つお願いしたいことがあります。私たちがこの苦難を乗り越えた後も、引き続き疎外された市民に関心を持ってほしい」
「江南(カンナム)に土地を持つ連中はともかく、何の財もない20~30代男性や老人たちは、なぜ国民の力を支持するのでしょうか」
「市民教育の不在と彼らが所属する適切な共同体がないから」
「私たちの周りの疎外された人たちに関心を持ってほしい。一緒に民主主義に関心を持ってほしい。ただ皆さんの関心だけが、弱者を生かすことができる」
「私はいわゆる酒場の女ですが」…弾劾集会に立った女性に、韓国市民ら拍手と歓声(ハンギョレ新聞) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/98570de2176081afa4afeedc5c80861ad8d99713
"「とりちゃん、パパ、ママ」
家族全員を爆撃で殺され、たった一人生き残った幼児が口にする言葉はこれだけだ。全身が焼けただれた4歳にもならないこの子は、病院がなく、火傷の燃えるような痛みを和らげる治療もできないベイト・ハヌーンで瓦礫の下敷きになった。ほかの避難民の手から手へと渡り、バプティスト病院にたどり着いたこの子は、ミサイルが直撃する前の最後の記憶ーー父親が連れてきた小鳥に、ポメロを食べさせたことをひたすら繰り返している。だがその次の瞬間、ミサイルが父と小鳥と罪もないこの子の体、夢、人生を奪った。苦痛だけがこの世の道連れになるような、どんな罪をこの子が犯したというのか?"
https://x.com/atsyjp/status/1867218911705604320?t=gtFfba6zQ6oWlX981bKDNQ&s=09
デモではリレートークがされたんだけど、緊急避妊薬、旧優生保護法、産む権利産まない権利、セックスワーク、入管、技能実習生、トランスジェンダー、同性婚、日本の区議会におけるバックラッシュ、様々な立場からの「my body my choice, not yours」が語られて、本当に誰か特定の属性にとっての危機なのではないのだ、という思いを強くしました。緊急避妊薬の薬局販売が何年も運動が続けられていてパブコメも4万6千件集まって、それでも今「試験的」な扱いで、なのにバイアグラがめちゃくちゃすんなり決まったことに涙を流してた。率直に言ってあんまりだよね。しかもその薬局販売は「日本語で同意が取れるひと」に限られている。何層にも暴力が重なっていることに言葉がないけど、順番に声を出していかないとため息すら封じられそう。
#私のからだデモ in大阪に参加しました
想定より人が集まったとかで、これじゃデモになっちゃうじゃんデモ申請してないでしょって警察がごちゃごちゃ絡んできて、ちりぢりに分断された行列がまるで家父長制や権力に蹂躙され続ける弱い立場の人々のからだそのもののようで、無惨で、憤ろしかったです
けれども小雨が止むのを忍耐強く待ってから再開されたスピーチはどれも力強くてパワフルで、あらゆるマイノリティのからだと心と性と生のあり方に寄り添うもので、国に求めたいことは?と問われてみんなの間でメガホンが引っ張りタコになる場面は熱くて、参加してよかったと心から思えました 第2回お待ちしています…!
参加、連帯したすべての方々が今夜暖かいところで、安心してお休みになれますように お風邪を召されませんように
#MyBodyMyChoice #フェミニズムはあらゆるルーツの人とともに #TransRightsAreHumanRights
ニュースになったの嬉しいですね!素晴らしい👍 https://mainichi.jp/articles/20241213/k00/00m/040/294000c
#私のからだデモ
寒かったけれど、こうして集まって誰のSRHRも侵害されてはいけない思いを確かめて、私たちが共に歩んでいかないといけない人たちにも思いを寄せ、進む道筋を見定めることができました!
コールもすごくよかったし、大橋由香子さんの40年前の優生保護法改悪阻止の時の歌も軽やかでよかった。
でも、でもよ、40年前と同じ内容なのよ!!!!その怒りたるや!!!!
#わたしのからだデモ 参加しました!途中でご縁あり、このプラカを持たせてもらえて嬉しかったです。
直前まで日本保守党の街宣車がいたと聞き、圧をかける力に嫌になったけど、めっちゃ生き延びましょうね。
(プラカを貸してくれた方のインスタがかっこよかったのでぜひhttps://www.instagram.com/accounts/login/?next=https://www.instagram.com/ajinohiiraki/?igsh=eW1vZG5ta2xjZXR1&is_from_rle )
「私のからだは私のもの」 女性への差別的な言動に全国で抗議デモ - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20241213/k00/00m/040/294000c
<社説>日本軍の南京占領87年 加害の歴史も見つめよう https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-3755398.html
今日という日は忘れてはいけない日であった。
南京大虐殺紀念館に行ってきたよ - 読む・考える・書く https://vergil.hateblo.jp/entry/2017/04/19/221550
こういうところに由来するんだろうなあ。現代の惨状は。
「Xのアルゴリズム」は数日であなたの政治的意見を変えられる――米スタンフォード大が1000人以上で検証
https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2412/09/news046.html
尊敬する人はローズウォーターさんです。在日コリアン。