西尾幹二氏の書いたニーチェの新書、好きだったよ。
https://www.sankei.com/article/20241101-QUP77L4W6VKTPNUWTJNU4LQL2E/
佐賀バルーンフェスタ2024、開催中止
https://www.sibf.jp/news/2024/20241031z.html
小川哲『ユートロニカのこちら側』読了。
作者のデビュー作。キャラクターも文体もクセがなくて、読みやすいです。
個人情報が資本主義的な価値を持ち、私企業によって点数化される社会。情報を企業に提供するかわりに生活全般が保障された実験都市を巡る連作短編集です。
「こちら側」なので、都市に適応できない、いわば時代に乗り遅れた人たちの物語が主体です。
「ユートロニカ」については最終章手前に説明があって、まるっと要約すると涅槃です。
これを読んでわたしが思ったのは、「いいなあ」というものです。実験都市では生活費や医療費がただで、労働しなくていい。人生の100%を余暇として過ごせる。羨ましい。
安心安全が保証されて、何かを選択するストレスも機械がサポートしてくれて、生の苦しみがなくなった人たちがどうなるかというと、それについては仮説が提唱されているのですが、「向こう側」のことなので、あまり描写されていません。
#読書
筒井先生、自宅で転倒し頸椎負傷して入院生活送った後、夫婦そろって老人ホームに入居してたんだ…。
だから雑誌連載も休載してたのか…。
いまも車いすでの生活とか…。
イーフー・トゥアン『空間の経験』読了。
わたし達が空間をどのように捉えているか、その「感じ」を古今東西の例を羅列して言葉に置き換えた本。
普段感じていることを書いているので新しい驚きはなく、言葉が持って回った言い回しなので痛快さもなく、「そう言われれば、そうかもなあ」ともやもやな読み心地。
だって、出だしがこんな感じですよ。
“「空間(スペース)」と「場所(プレイス)」は、ごくありふれた普通の経験を表示する、誰でも知っている言葉である。〈略〉場所すなわち安全性であり、空間すなわち自由性である。つまり、われわれは場所に対しては愛着を持ち、空間に対しては憧れを抱いているのである。”
でも、まあ、広い・狭い、大きい・小さい、高い・低い、密集・虚ろ、遠い・近い、言語化してこなかったその「感じ」が言葉になったので、読んでよかったのかな。あんまり理解できてないけれど。
#読書
ついったーの永久凍結が解除されました。
おたくらしいですよ。基本的にやる気がないです。フツーにダメ人間です。今特に腰を据えてるジャンルはありませんが、ときどき何かをぽつぽつ書いてます。オススメ本とかは常に募集中です。
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