そーさいせんの経過がかなり嫌な流れで憂鬱で、情緒不安定で職場で本気で涙ぐんでる。
明日、ラスト・キクチになるか否か。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024091400236&g=pol
小林照幸『死の貝―日本住血吸虫症との闘い―』読了。
ノンフィクション。とても面白かった。
謎の風土病の謎が徐々に解き明かされ、その対策が徐々に打ち出されと、人知のリレーに高揚感を覚える。
日本での収束の兆しが見えてから、中国揚子江流域の広々とした沃土が立ち塞がる絶望感が堪らんです。
徐々に徐々に謎が解き明かされる展開に興奮するのですが、この本は最後にひとつ大きな謎を残して終わります。
明治14年(1881年)に山梨県令に嘆願書を出してから、平成8年(1996年)に終息宣言が出るまで115年がかかっています。人間の間尺ではとても長いのですが、1世紀余あればひとつの病を根絶させられるんだなと、近現代医学の発展に打ち震えます。
風土病の感染経路を確認するために(治療法はまだ見つかっていない段階で)実際に自分の身で感染してみた医者さまもいて、人間というものは使命感を持てばここまで献身できるのかと、おののきました。
#読書
『ヒットマン』を見た。
依頼殺人のおとり捜査官が、殺し屋設定のまま元依頼人と再会して恋仲になってしまい、というコメディ。
詐欺師ものの変奏で大変楽しかったのですが、とても怖かったです。
「人は変われる」「なりたい自分になれる」というメッセージで話は締め括られるのですが、外的要因に影響されて人の内面は変質してしまう、というような話に思えてしまって。
ブッダは「本当の自分というものはない」と説いているのですが、わたしはそこまで悟っていないので、とても怖かったです。
#映画
『シュリ』を見た。
北朝鮮の潜入工作員と韓国の諜報部員の悲恋もの。1999年だから、韓国の大統領は金大中の頃か。
ええと、主人公と主人公の相棒の顔の区別が付かずに、どっちがどっちかだいぶ混乱して見ることになってしまってまして。
苦難に喘ぐ北の同胞は南の繁栄と享楽を許さないだろうという、韓国の罪悪感が描かれたものですよね、表面的には。
潜入工作員の合言葉が「祖国統一万歳」なんですが、北が統一を手放した後で見ることになってしまって。暴走して独自にテロを起こそうとした潜入工作員の隊長の切迫感がより迫りました。
潜入して偽っていた自分が本当の自分だったと、ひととき夢を見ていたその時だけが本当の人生だったと工作員の人に言わせてしまっていて、それがつらかったです。
どちらも、どちらも本当のあなただよと、とても言えるような境遇ではないんですよ。状況が彼女を引き裂いてしまった。
#映画
ついったーの永久凍結が解除されました。
おたくらしいですよ。基本的にやる気がないです。フツーにダメ人間です。今特に腰を据えてるジャンルはありませんが、ときどき何かをぽつぽつ書いてます。オススメ本とかは常に募集中です。
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