みくのしんさんの読書シリーズ3作目は『オツベルと象』
こういう一語一句丁寧に追っていく読み方に憧れるけど、わたしにはできないんだな。
『檸檬』も気になる。
いしいひさいちの『ROCA』が電子書籍になったよ!
読んで、サウダージに襲われてくださいな。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CDBLY8Q5?ref_=cm_sw_r_apin_dp_SG9A6TSRRNA6B63XT36A
リチャード・ベッセル『ナチスの戦争』読了。
面白かった。副題に1918-1949とあるように、戦前・戦後の記述が興味深かった。
ドイツの人がナチズムを受け入れたのは、エリート主義や階級主義を打破して平等になろうという「民族共同体」が提唱されたからだ、と理解しました。
「民族共同体」の「民族」の指すものが問題だと思うのですが(運用の仕方は問題外の大問題だったね)、日本においてマジョリティに属するわたしは、こういった理念を提唱されたら引っ掛からん自信はないなと思いました。
戦後への言及なのですが、最終頁に “ドイツ人の目から見れば、自分たちはナチズムの加害者ではなく戦争の犠牲者なのだった” という記述で総括されているように、「うわあ、日本だ日本だ、既視感!」となりました。
戦後占領軍(ソ連)の振る舞いは、ナチズムの偏見を裏付けるものだった、みたいなことも書いてあって、複雑な気持ちになりました。
京極夏彦の百鬼夜行シリーズ『鵼の碑』が2023年9月14日に出るんです!?
https://youtu.be/YKkJv0VPanI
過度に理想化する物語ほんと大好きで人生のサビなので何度でも言いたい。
『春琴抄』
「現実の春琴をもって観念の春琴を喚び起す媒介とする」ため自ら目を潰す佐助、ヤバ界のトップオブヤバである。
SM関係において「あ、もういいっす」とMが言った瞬間捨てられるのはSであるという消すことのできない不安を絶対にやらない男。
なので唯一のハピエンルートになっているのだが、年老いてお師さんが丸くなり始めてもそれを佐助側が許さない生き地獄でもある。最高
『駈込み訴え』
1.5万字すべて妄想なのが素晴らしい。小さい村で良い奥さんをもらって父母と私とつつましく暮らしましょうって辺りが最高に気持ち悪い素晴らしい。
そこ読みたさでまた今読んでしまった。「あの人は私の女をとったのだ!いやあの女が私からあの人を奪ったのだ!」辺りのアカン感すごい好き。お前がいなかったらあの人は2000年続かなかったよメガザル型崇拝
『赤毛』(モーム)
西から参戦いい理想化っぷり。幸せMAXの時に消える、これが一生しゃぶれるスルメ状態の傷になるのだ。アイドルも人気絶頂に引退すると一生崇拝できるし、王は元気な間に殺すものなのだ(『金枝篇』より)
もしそのまま共に暮らしていたら、今の夫みたいに憎むことすらメンドクセってなっていたんだろう。同一収録されている『雨』『ホノルル』も良い
『八百屋お七』
家が燃えれば好いた男にまた会えるかもという発想で火付けする時点で最高だが、お奉行様がお七15歳だよな?って助け舟出してくれたのに(15までなら減刑なため)、証明書まで出して16ですって言い切った所が本当に最高。ヤンデレは幸不幸じゃない。やりきった感だからな
阿部定の清々しさもそれに近い。そもそも依存・共依存は完全に円が閉じた世界であってすればするほど社会から見捨てられなければならないし落ちぶれた相手が縋れるのは自分しかいないのがいいのであって周囲の目なんてどうでもいいもんな
共依存の概念が広まったのって1970年以降らしいから太宰や谷崎の頃はまだ名前がついていなかったってのが文学の最高な所だな〜〜と思う。科学や医学は後から名前がつくんだよ
しかしこれをサビにすると心身壊れるぞ気をつけろExcelでも循環参照はだめだと言っている
北海道8区の逢坂先生の読んでる俳句が下手くそでかわいい。
https://jphaiku.jp/haiku/person.php?person=714
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おたくらしいですよ。基本的にやる気がないです。フツーにダメ人間です。今特に腰を据えてるジャンルはありませんが、ときどき何かをぽつぽつ書いてます。オススメ本とかは常に募集中です。
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