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大根 さんがブースト

📚 ジョセフ・ヘンリック『文化がヒトを進化させた 人類の繁栄と〈文化-遺伝子革命〉』 

ページ数かなりあったけど思った以上に面白くて一気にいってしまった。

ヒト、学習&社会性特化型すぎて気持ち悪いな…! いや、それで繁殖できたわけだけれども。
ヒトは遺伝子の変異で脳が大きくなり→知能が高くなったから→文化が生まれたのだ、という流れに真っ向からぶつかる内容で、でも実験結果とか歴史上のエピソードから始まるので素人にもわかりやすかった。

単独の個体においてはヒトとチンパンジーで成績がほぼ変わらないテストもかなりあるらしい。でも集団知(周りを模倣する・教える)が出てくるとヒトはずば抜けて高くなると。
その集団知インストール領域がヒトは多くて、プリインストールは少なめらしい。そんでそのインストール内容(文化)は環境や社会集団によって変わってくるので、身体の方も「空けとくか」とむしろ応じていったのではみたいな話。

イヌイットは普通に生活できている土地でヨーロッパの探検家が全滅してしまうのは、その地に適した集団知をインストールしていないからだと。キャッサバを長年食べてきた部族は毒素を抜く方法を知っているが、別の文化の人は知らない。こういう知識は脳がデカかろうが個人ではそうそう考えつかないもので、長年培ってきた文化が無いとまず難しい模様。

じゃあ先住民はみんな毒抜きの理屈を把握してやっているのかというと、別にそういうわけでもなく「昔からの風習だから」でそうしている人がほとんどらしい。
私はきりもみ式の火起こしなんかもできる気がしないのだが、狩猟採集民でもできるとも限らない話が意外で面白かった。嵐とかで消えてしまったら他の集団に貰いに行くのだそう。ネアンデルタール人は火が消えたあと数千年起こせずにいた説もあるらしい。(異論もあるようだが)

また、いつもの方法を取らずに毒にあたった場合、おそらく「風習に従わなかったからだ」となる。そこにも理屈は要らない。
>実は、何かをするのには、はっきりと説明できるもっともな理由がなければならない、というプレッシャーは、西洋の社会規範にすぎない。
というのが、さらっと書かれていたが結構重要なんだよなと思った。

>キャッサバ、トウモロコシ、ナルドーの下処理のような文化的適応行動を身につける上で必須なのは、すべての手順を忠実にまねることだけではない。場合によっては、それぞれの手順にどんな意味があるのかにこだわりすぎないこと、そして自分の頭で考えて性急な判断を下したりしないことのほうがむしろ重要になってくる。前述のとおり、一見無意味に思われる先祖伝来の手順を省略したばかりに、神経障害や麻痺が起きたり、ペラグラに罹ったり、獲物が減ったり、妊娠中に異変が生じたり、場合によっては死に至ることもある。

転職してから仕事で、「前任者がこうしていたから私はこのボタンを押しているだけです。意図や効率なんて知りません」て人があまりに多いので、エェ…となっていたのだが、製造業だとむしろそちらの方が安全なのかなという気も最近してきており、ちょっとそれを連想した。(まあでも現場はともかく、本社はどうなんとは思うが、そういう「文化」になっているのは間違いない)
ただ「過剰模倣」というのもあり、例えばドアを左手で開けますみたいなのはさすがに結果に関係ないが、全模倣するとそれもついてきてしまう的な。これもあるあるだなあ。

そして自分も洗濯機やガスのボタン押してるだけだし人のことは言えない。個人の能力は低くても生きていけてしまう集団知ありがたや。
ちなみにめちゃくちゃ優秀な人が1人にだけ技術を継がせていった場合と、そんな優秀でない人が5人に継がせていった場合だと、数世代後のレベルは前者は下がる一方で、後者の方が保たれるらしい。

インストールの件、脳は髄鞘というもので神経細胞同士の「焼き付け」が行われて、そうすると伝導速度は速くなるらしい。でも焼き付けられるので新しい学習をしにくくなると。
チンパンジーは生まれた時点で15%は髄鞘化されており、青年期には96%になるが、ヒトは生まれたてはほぼ0%で、20代でも65%、30代でもまだ全然余地有りという感じらしい。
それでも足りなくて字を作った上に紙や石に書きネットでも読み書きし続けるの情報ジャンキーすぎるなヒト。

あとヒトは意図を考えすぎてしまう話が面白かった。ランダムに近い状態で選ぶ方が勝率の高いゲームでは、チンパンジーに負けてしまうのだとか。
骨を焼く占いで狩りの方角を決めている部族があるらしいが、「前に捕まえた方角」を考えて選んでしまうと逆に動物側が避けている場合があるので、バイアスを避けるためランダム化装置として用いているのではという説が書かれていた。面白えー!!となった。いや、これももっともな理由付けをやってしまっているだけな可能性もあるが、でも面白かった。
#読書

大根 さんがブースト

康夫が苦言ってのもおもしろい、ほんとお元気
改めてあん時の高市は安倍政権の答弁スタイルをあえてとりたかったのではないかと思う
news.yahoo.co.jp/articles/8dbc

安倍さんのイメージ、生前には全くイメージのなかったあの力道山ポーズの写真で固定されていくんかな。

『百瀬、こっちを向いて』は、あれなんで筑後の話なのに長野県の名字にしちゃったんだろうな。
(余計なところで気が散ってる、悪い読者)
(まあ多分、土地の臭いを消すためだよね)

大根 さんがブースト

書いた!!
ポスト Twitter の覇権戦争を様々な SNS を紹介しつつ俯瞰しました! 長文だけど、これを読めば今の SNS 事情が全部分かるようになってます。読んでくれ!!

Twitter は数多の星の一つとなった|うるし
https://note.com/uakihir0/n/n3fccb85c41e4

『風の谷のナウシカ』は、親から「青いワンピースを着た、たこに乗った女の子が、きのこの森で、大きなダンゴムシと仲良くなるお話だよ」という説明を受けてたんですよ。
で、見たら、ああいう感じでしょ。「全然違うじゃん」というのが、わたしの初見の感想でした。
アニメを見る前のわたしの妄想ナウシカ、見てみたいな。

ナウシカの人への感情が愛ならば、それは慈愛で、上から垂らすものなのよね。

前原誠司には永田寿康のことを一生引きずっていて欲しいので、十余年経っても墓参を続けていることに、適切な言葉は見つからないのですが、安心感を覚えるのです。
が、反面、永田寿康の生き方に前原誠司の責任は一切ないので、そこまで背負い込まなくても、とも思うのです。
今回の墓参、永田寿康の御尊父とともに参っている写真で、ああ何だろうな、この感情。

前原先生が永田寿康代議士の墓参をしたとツイートしてらして、ああ何て言ったらいいんだろう。

大根さんは短歌で好きなの石川啄木なんよな。
中2の時に「おのが名をほのかに呼びて/涙せし/十四の春にかへる術なし」に撃ち抜かれてな。

みどりさんの短歌がカクヨムにまとめられましたよ!見て、見て!!
みどりさんの短歌は、短い歌の中に時間と空間の広がりがあるのがいいですよね。情景の切り取り方も瑞々しく、グレープフルーツの香りがします。
kakuyomu.jp/works/168173306598

いや、服部天皇は現代史っつうか昭和史で、平成史にはほぼ関係ないな。

『どうする家康』のストーリー展開が本当に理解できなくて、今画面の中で何が起きているのかほぼ把握できてなくて、面白いか面白くないか判断する以前の問題でして。
あれ、話についていけてる人、すごいなあ。というか、なんでわたしはついていけてないんだろうな。

とりあえず、今月12日の福岡9区の党員投票の結果が楽しみですね。
支部長を勝ち取るのは、どちらか!
大家先生が支部長になっても三原さんは無所属で出馬しそうだし、保守分裂選挙になったら緒方先生が再選しそうだよなあ、と。

rkb.jp/contents/202307/2023070

大根 さんがブースト

『アンデッドガール・マーダーファルス』1話、ギュスターヴ・モロー「出現」のサロメのパロディとその位置関係を反復するキスシーンが凄く良かったな……

今年初の入道雲かな。写真に撮ると全然分からん写りになってしもうた。

行きと帰りで天気違うの止して欲しいな。
昨日は土砂降りの中日傘を差して帰り、今日は西日に炙られながら雨傘を差す羽目に。

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