『ボストン1947』を見た。
日本から独立した韓国、1948年のロンドン五輪に参加するには国際大会での記録が必要だとのことで、ボストンマラソンに参加するため頑張る話。
オリンピック絡みの話なので、ナショナリズムとスポーツの話なのですが、国旗を背負って走ることの意義が描かれています。
主人公はベルリン五輪の金メダリスト孫基禎。日本総督府に選手引退を強要されやさぐれておりましたが、後進の選手を育てることで立ち直っていきます。
ベルリン五輪では孫基禎は日本国の代表として出場しており、金メダルは日本の実績となっており、その記録は未だ修正されておりませんで。
なので、韓国の選手が韓国の代表として韓国の国旗を負うことの意味が、とても重い話となっているんですね。国旗を負うことで、祖国と国外の同胞に与える影響も大きくて。
個人が個人でいられなくて、わたし達の代表で。それが必要な時代は確かにあって。
前半はとにかくお金がないって感じで、後半はマラソンパートが充実しており、スポーツ物としても面白かったです。
ベルリン五輪銅メダリストの南昇竜が明るくて前向きで、凄かったです。
#映画
記事のタイトルはアレだけど興味深かった。
『劇場版モノノ怪 唐傘』を見た。シリーズ未視聴。
基本設定を知らんので、理屈が分からん。何かが起きて調査してるって、話の入り口のところでもっと分かりやすく示しておくれ。描写が勿体ぶってんだよ。
舞台の規模感と事件の規模感が釣り合わんなあと思っていたら、続編があるのですね、なるほど。
話の感想としては、働くのって大変だよね、って感じでした。
労働って、大なり小なり心を捨てなきゃやっていけないと思うのですが。いろいろ捨てていかなきゃいけない中で、捨てることを責めらるのはつらいなと思いました。
働き方とか、生き方って、どこまで選べるものなんでしょうね。
いろいろ捨てていかなきゃいけない中で、それでもそれでも捨てられないものは何ですかって面をもっと前に押し出して欲しかった。捨ててしまうこと、捨てさせてしまうことに対して、もう少し温情が欲しかった。
だって、捨てないことを、心を殺さないことを選べる人って、どれだけいますか?
わたしなんかは、逃げて、人生から逃げ続けて、自分の未来を食い潰している最中なんで、そう思うんですが。
でも、わたしは、これしか選べなかったんですよ。
#映画
『ソウルの春』を見た。
朴正煕暗殺事件後の、粛軍クーデターの映画。粛軍クーデターで主役が全斗煥なので結果は分かっているのですが、一晩のうちに二転三転する状況に手に汗握る。憔悴するおじさん、声を荒げるおじさん、頽れるおじさん満載で楽しい。上から指示が錯綜していて、下の人は大変だなと思いました。
最後の集合写真に、「こいつが、こいつらが!」という映画制作者の怒りを感じます。
全斗煥が、おだて、あおり、脅し、宥めすかして人心を操作する様が凄かったです。
崔圭夏役の人が塩谷座長に似ていました。崔圭夏大統領は頑張ってました。
粛軍クーデターの映画なので、普通に後味は悪いです。
この後、光州事件に繋がるんだな。見よう、『タクシー運転手』!
韓国政治史を、わたしはほとんど知らないんだよなあ。
#映画
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