「気にせずに済む人たち」は、ほとんどの場合、ギリギリまで「気にせずに済む」という特権を手放さないもので。まあそういう人たちが形成してるのが「無党派層」とか「ノンポリ」とかだったりするんだと思うんだけど、彼/彼女らの政治的な行動(行動しないことも含む)は、ただの無知とか無関心の産物ではなく、もっと積極的な特権の行使なんだよね。
そして、それはそれで、個人的な快楽の総量=不快さの低減という意味においては、ある種合理的でもある。残念ながら。
小池都政をどうしても終わらせたかった都民の皆さん、みんなハグしたい気持ち。
トランプが当選した日の私の絶望感ととても似た感情に襲われているのかなと勝手に想像している。
外側からみていた感想としては、これだけNoの声があがり実際に街に立つ人達が出てきたことはとても大きな一歩だったのでは。
昨日久しぶりにスペースやったのだけど、手を上げて話をしてくれた人達の中で実際ひとり街宣に立った人と街に出て1人立つ勇気は無かったけど小池知事が諸会見を拒む回数をひたすら見えるグラフにデータ化して投稿している人が居て、こうやって前回都知事選の宇都宮弁護士支持や杉並区選で撒かれた種が市民運動の芽としてたくさん出てきたのは今までの選挙とは明らかに違っていた。
そして若い世代の子供を持つ人から聞いた「自分の子供が石丸支持」する「悪い政治家をやっつけてくれるのでは」という期待感を悪い大人に持ってしまう背景も大きな課題になる気がする。
オンラインとオフラインの世界のギャップは思った以上に大きかったし、テレビは絶望的だった。
いつもの選挙の時のように投票前に放送されるべき「候補者の検証」的なコーナーが各報道番組やニュースの中で流れるんだろうと思う。
ここで腐ってしまうのが一番向こうの思う壺なので、このまま前進というのが辛かったら絶望しつつも後退しないという場所に踏ん張って欲しいと思います。次の国政選挙が後ろに控えているし、都政でも国政でも同じものに抵抗しているので。
東京都議9補選の結果 自民は八王子などで6人落選、獲得は2議席 都民ファ3議席、立民1、諸派1、無所属2:東京新聞 TOKYO Web https://www.tokyo-np.co.jp/article/338600
“(選挙に)勝つつもりなら、進歩派は堂々とメッセージを送って自分たちの支持層を広げることだと思います。これが戦略的に勝つ唯一の方法です。中央に突進するようなやり方ではありません。異なった意見を持っている人々から支持を得るためにすべてのエネルギーを費やすようなやり方でもありません。私たちの政治に幻滅し、落胆し、皮肉を言う人に声を掛け、私たちはあなた達のために戦っているのだということを伝えるのです。”
アレクサンドリア・オカシオ=コルテス - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/アレクサンドリア・オカシオ=コルテス https://ja.m.wikipedia.org/wiki/アレクサンドリア・オカシオ=コルテス
私も今後の活躍にとても期待しているとメール送りました。
メールが殺到してるのかなかなか送信できなかった。
ご意見ご感想 | 蓮舫 Official Site
「自己責任論を批判するくせに、ネトウヨだとか差別主義者だとかとみなした者らに対しては自己責任論をぶつけるんだから、そりゃ誰のことも救えない=生き方を変えることはできないでしょうよ。」というのはどういう意味だろうか。
差別主義者に対して「その気持ちは分かるよ。そう思う気持ちは理解出来る。」から始めろと?
「そうだね。そうかもしれない。それが正しいかどうか考えみようよ。」からって感じ?
言論のアリーナ的なやつ?
なにをしろと?
「気づかせにくる奴は敵」ってのはほんとその通りで。
>BT
無関心でいられる、ということがどれだけ強力な特権であるか、おれみたいなのはめちゃくちゃ感じさせられちゃうし、いろんな経験してきてしまってるから、人はそれを守るためにはあらゆる努力を惜しまないものだ、というのもわかっちゃってる。政治的無知というものは、きわめて多大な労力をかけて得られるもので、ときに人を傷つける凶器としてすら使える、とても強力な権力なんだよ。だから手放さない。
これを変えるのは簡単なことではない。
おれだって、無関心でいられるのなら、権力の指がこの首をじわじわと締めていることに気付かずにいられるのなら、どれだけよかったことか、とか思っちゃうもんな。
そんなこと、無理なんだけど。
"...「ここに、これらの事柄や人びとを嫌っている、憎んでいる人たちがいる」という「鉱脈」を、手ごたえをもって発見できたら、その「挑戦者」は強い、ということです。"
"今回の都知事選で、蓮舫氏は結局のところ、以上の意味での「鉱脈」を察知できなかったのでしょう。"
"今の新しい政治の動きは、特徴として、何かへの嫌悪や憎しみを根底につよく持っていると、私は思います。それは今に始まったことではないのですが(歴史的にもみられることですが)、やはり嫌だな・辛いな、と感じています。"
[都知事選から思うこと・「何が嫌われているか」を察知する感覚]
https://souichicolumn.hatenadiary.jp/entry/2024/07/07/235558
BT
内田樹のことはあまり信用していないけど、「無知というのは決して怠惰ゆえでなく、『知らずにいたい』というひたむきな努力の成果」という指摘は言い得て妙だと思っている。
「ここにある一切は、小説の一登場人物によって語られているものと見なされるべきである。」―「彼自身によるロラン・バルト」扉表紙